『前進』10万人読者網つくり全国に革命の拠点広げよう 前進経営局

週刊『前進』04頁(2923号04面01)(2018/03/12)


『前進』10万人読者網つくり全国に革命の拠点広げよう
 前進経営局


 レーニンは『共産主義における左翼空論主義』の中で、ロシア革命の勝利の一因は「1914年の終わりから社会排外主義と『カウツキー主義』……のみにくさ、いやらしさ、卑劣さを容赦なく暴露し、大衆の方でもやがて自分の経験からボルシェビキの見解の正しさをますます確信するようになったことにある」と述べている。このレーニンの闘いを引き継ぎ、安倍政権の改憲・戦争、労働法制解体攻撃との歴史的決戦の中で日本共産党スターリン主義に打ち勝ち、6千万人労働者階
級を対象に10万人読者網を建設する機関紙活動に挑戦しよう。

配達人体制の確立が意識変革をもたらす

 週2回発行体制への移行で『前進』の配布体制が切実な問題になってきた。独自の配布体制をつくらないと配布が成り立たない。このかんの闘いで配達人体制が位置付き、配布を担うことで配達人が『前進』をよく読むようになって、拡大に成功した例を挙げたい。
 「配達人会議で1人が『配達人になって意識が変わった。積極性が出てきて合同労組でも活動的になった』と言っていた」「配布を通して読者も変わり、集会案内のビラに賛同者として名前を出すようになった」
 「一番大変だったのは〝自分の読者〟という感覚だった」
 読者との関係を属人的関係から組織的関係にすることが求められている。それなしには10万人読者網は建設できない。レーニンも政治動員(蜂起)体制としての配達人体制を強調している。
 これは弾圧や退職者などへの組織の対応としても重要だ。退職する人や再雇用で働く人の購読継続や配布体制の再編が行われ、組織拡大と一体で細胞建設が進んでいる。地区党の創意と団結の力で、さらに前進しよう。

フラクションの建設で定期購読の拡大へ

拠点での拡大議論

 拡大闘争は一歩一歩進んでいる。「地区党の軸に『前進』拡大の議論がすわったとき、拠点から『前進』は必ず拡大できる」と報告されている。この組織では拠点で2部拡大した。
 「婦民新聞読者会で『前進』の読み合わせも続け、参加者が定期購読者になった。党に結集して間もない同志が『毎月1800円』と紙代を提起したことが重要だった」
 「星野新聞の読者に『前進』も一緒に届けていたら『この新聞代も払います』と定期購読者になった。星野絵画展の参加者にためらわずに『前進』を送ったことが重要だった」
 「星野闘争の新しい会員3人が定期購読者になった。事務局の発送作業の後で『前進』と婦民新聞で討論。自分の身の上話などを星野さんや『前進』と重ねて話すことで実現した」
 名刺代わりに『前進』を渡すことが大事だ。

党派闘争の勝利

 日本共産党との党派闘争に勝って定期購読者となりフラクションに組織した例がある。
 ゴミ焼却場新設計画反対運動をしている星野闘争の会員のところに日本共産党員が、「自分が代金を払うから『赤旗』を入れさせてほしい」と言ってきた。それを断り、「『前進』の福島中間貯蔵施設の記事は自分の署名運動とぴったり合う」とそのコピーを日本共産党系の集会でまいた人がいる。定期購読者になりフラクションにも参加した。「『赤旗』はダメ、『前進』が良い、すごい新聞だ」と定期購読者になった人がいる。

投稿運動は決定的

 投稿運動が紙面改革にとって決定的なことを示す報告が寄せられている。
 「今年は投稿運動を地区党として組織していきたい。『前進』と読者を結びつける運動として『前進』フラクションを位置づける。『前進』の感想から始まり、フラクションで話された職場のこと、生活のこと、子どもの奨学金問題などさまざまな問題意識を聞き書きして編集局に送り、『前進』と地区党、読者を直接結合していきたい」
 投稿運動を全党の取り組みにしていこう。

職場とキャンパスを中心に販売の強化を

 10万人読者網建設は大変な事業だ。党の路線的一致と団結の強化を軸にしつつ、党員と読者と支持者が力を合わせて一つの大運動をつくり上げていこう。
 ボルシェビキの合法的な日刊紙『プラウダ』も、職場を中心としながらも、半分は街頭で販売されていた。販売部数が10万部に接近した1970年当時の『前進』も、職場・キャンパスを中心にしながら、駅頭や集会などで、また書店で広範に販売されていた。
 現在の『前進』取扱書店は信念のある革共同の協力者・理解者の存在と献身によって支えられ、維持されている。また、関連する出版物を多くの書店が取り扱っている。インターネット上の『前進チャンネル』は注目を集めている。
 前進経営局も闘争の節目節目にチラシを作成し、大衆運動のリズムと党建設のリズムを一体化する努力を重ねていく。
 10万人読者網の建設にあらゆる努力を傾注しよう。
このエントリーをはてなブックマークに追加