団結ひろば 投稿コーナー
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連合傘下で国鉄闘争を講演
米山竜二
年明けに連合の地域組織から「国鉄闘争とは何か、動労千葉はなぜ最高裁決定を勝ち取ったのか」というテーマで講演を依頼されました。年2回の動労千葉物販オルグで知り合った労組活動家が、労働運動の低迷を憂え、運動を活性化させるきっかけを見つけたいという問題意識が今回の講演に結びついたと思います。
講演には私たちが日頃、物販オルグで顔を合わせている労組役員の他、一度も物販の要請をしたことのない労組の労働者も多数参加。31年前の国鉄分割・民営化を知らない世代も多く参加していました。
私はその青年たちを意識して国鉄分割・民営化の説明をしました。「たとえば『この4月から市役所を○○商事という民間が引き受けることが法律で決まりました。そのため今の職員は全員退職、その中から新規採用します。採用されなかった人は他の仕事に転職してください。組合運動をしていた人は採用時に不利になります』。こんなことが白昼堂々と行われたのです」
参加者の多くはきょとんとしていましたが、今の労働運動の低迷と労働条件の悪化、非正規職の蔓延(まんえん)などをもたらした国鉄分割・民営化の実情を多少とも分かってもらえたのではと思います。
講演の後で、「国鉄闘争を断片的には知っていたが、まとまった話を聞いてよく分かった」「国労闘争団を支援していたが、いつの間にか来なくなった。講演でその理由がよく分かった」「30年以上頑張ることができる根拠は何ですか?」などの感想や質問が出されました。
今回の経験から、連合傘下の労働者からも国鉄闘争は支持、共鳴が得られること、さらに今、安倍の改憲・戦争の攻撃が強まる中、労働運動を軸にすることが決定的なのだという確信を深めることができました。
元ママ友と月1『前進』学習
広島・自治体労働者 芦田礼子
子どものママ友だったNさんと『前進』の学習会をしました。月1回の読み合わせは今回で3回目です。
2911号1面とJアラート訓練の記事を読んだ彼女の感想は、「何でもかんでも戦争に結びつけて書いてあるのがイヤだ」。
私は昨年のメーデーに日本共産党系の自治労連の組合で参加した時の話をしました。私は学童保育の指導員をしていますが、その組合の役員たちが学童保育の職場のことや子どもたちの厳しい状況を訴えた後に、「安倍首相、お願いしまーす」を連呼したのです。私は非常に違和感を覚えました。私たちの運動は安倍首相にお願いする運動ではないと思ったからです。
そのことから、「資本家階級と労働者階級は非和解である」というマルクスの言葉を引用し、意味を説明しました。そして労働者の社会を世界的に実現させたいと話しました。そう見ると、安倍政権のするすべてが資本家の利益のためで、戦争に結びついていると話したのです。彼女が完全に理解したとは思えませんが、とても本質的な話ができたのではと思いました。
『前進』学習会のためにレジュメを作り、訴えたいことを書き出しています。私自身、『前進』や本を一生懸命読むようになりました。理由は週に2回も配達して下さる方への感謝、そして中身をより分かりやすくと努力されている編集局の存在だと思います。字が小さい、四文字熟語だらけ、どの記事にも同じフレーズの結論があるが巻頭にあればいいのでは、と文句タラタラだったのですが。
今でもカタカナ文字や抽象的表現に首をかしげることはありますが、タブレット片手に読んでいます。これからも分かりやすい記事をよろしくお願いします。
裁判所前街宣で要望書28通
星野・全国再審連絡会議事務局 金山克巳
2月20日、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議は、「殺人罪」をでっち上げられ徳島刑務所で不屈に闘う星野文昭さんの即時解放を求めて東京地裁・高裁前で街宣活動を行いました。星野暁子さん、共同代表の戸村裕実さんを先頭に、高松市の四国地方更生保護委員会に提出する要望書への署名を訴えました。
「そんな人がいるのを知らなかった」「ぜひ取り戻してください」と応える人が相次ぎ、弁護士3人、ジャーナリスト1人を含む28人が署名してくれました。全国の救援会が集めた要望書は、累計1600人を超えました。
今年は、星野さんの解放に向けた勝負の年です。昨年7月24日、星野さんは無期刑開始から30年を迎えました。2009年の法務省通達に基づき、この日から1年以内に保護委員会は星野さんの解放について審理しなければなりません。
1971年の沖縄闘争を闘った無実の星野さんが43年も投獄されていることを絶対に許せません。今こそ総決起して星野さんを取り戻そう。3月6日には第6回目の申し入れを行います。5月の高松市をはじめ全国で絵画展を開きます。
6月3日、高松市で、星野さんの解放を求める1千人集会とパレードを行います。全国から高松に集まり、保護委員会に「星野さんの即時解放を」の声を突き付けよう。