芝山中心に一斉行動 機能強化案への怒りと合流

発行日:

週刊『前進』04頁(2919号03面05)(2018/02/26)


芝山中心に一斉行動
 機能強化案への怒りと合流


 2月12日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連は58回目の空港周辺一斉行動を行った。朝の打ち合わせでは事務局の伊藤信晴さんが、白枡(しらます)部落での説明会で、住民から「国際空港とうたいながら芝山町は陸の孤島だ」との怒りの声がたたきつけられたことを報告し「闘いはこれからだ」と決意を語った。4者協議会への怒りを組織しようと参加者一同、芝山町へと繰り出した。空港機能強化案への怒りはどの部落でも高まっており、同盟ニュースへの共感の声が多く寄せられた。
 午後の集約では、「反対意見を聞くのも行政の役割。会場を貸さないというのはひどい。芝山町の私物化だ」「この家は200年。農地は移転できないし愛着があるからできれば移転したくない」「条件がどうこう言っている段階ではない」など様々な声が寄せられたことが報告された。
 明らかに状況が変わってきている。住民たちはこれまで法律を盾に最後は押し切られてきたが、「安倍は憲法を変えようとしているのに、なぜ住民を守らない法律を変えられないのか」とさらに食い下がって国やNAAを追い詰めている。最後に市東さんが、「相川町長が住民を無視して決めようとしている中で、住民から変えていくしかない。真実を伝えることが一番」とまとめ、一日の行動を締めくくった。
このエントリーをはてなブックマークに追加