団結ひろば 投稿コーナー
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セブン―イレブン分会を結成
長野 千曲ユニオン副委員長 河野正史
2月4日、第15回千曲ユニオン定期大会が千曲市屋代公民館で行われました。大会のハイライトはセブン―イレブン分会の結成でした。セブン―イレブン・ジャパン資本と4回目の団体交渉を2月2日に行って組織を拡大し、分会結成まで前進してきたことを、私が特別報告しました。また教育労働者をはじめ新たな闘いの報告もありました。
組織拡大の核心は、組合員が一丸となって頑強に粘り強く団交の報告ビラを多くの店長や店舗労働者、関連企業労働者に読んでもらい、各所で議論に持ち込んだことでした。セブン資本の不誠実な体質、ブラック企業体質を、資本の出す文書や言質から暴露したことで、労働者の反乱が巻き起こり始めています。
セブン資本を追及する核心は、①24時間365日営業の問題点(店舗・工場・ドライバーの過酷な深夜労働)、②パート・アルバイト労働者全員を社会保険に加入させる(店舗ではなく資本に責任をとらせる)、③自爆営業を強要するパワハラ体質の改善、です。
鮮明になったことは、セブンで働くすべての労働者が過剰ノルマで競争を強いられ、分かち合う心や仕事のやりがいを奪われていることです。私への減給攻撃をはね返す闘いも勝利への手応えを得ました。このセブン闘争を全国・全世界に拡大し、労働者の誇りを取り戻す拠点としようとアピールしました。
新執行部体制を確立した千曲ユニオンは長野の地で、職場・地域の怒りを束ねて団結を拡大する、改憲と戦争を阻止し労働者権力を樹立する闘いの先頭で格闘していきます。
避難者の怒り、心に深く刻む
東京北部 佐竹義則
2月4日、NAZENいけぶくろ主催の「原発避難者の声を聞く会」に参加し、避難者の方のお話を伺った。
「3・11以来どんなに苦しい思いをしてきたか」という言葉で始まった被災、避難生活の話は息をのむものだった。「水素爆発だ」の声で一目散に車で逃げたが道路は渋滞。命からがら東京までたどり着いたこと。集会で「お金じゃない。健康を返して」と叫んだこと。「この国は助けてくれない、何でも隠そうとする」。次々あふれる言葉に、言葉を失うと同時に怒りが沸いてくる。原発地元自治体の「避難計画」なんてありえない! 時間を忘れて聞き入った。
質疑では避難者への住宅補償打ち切りが焦点に。住宅支援が次々打ち切られ、山形県米沢市では雇用促進住宅からの「追い出し訴訟」が始まっている。安倍政権が20年東京オリンピックまでに原発事故をなかったことにするためだ。しかし避難者は非和解的に闘っている。「最初は泣いてばかりいた」という避難者の方の、「東電が倒れる前に自分が倒れないこと」と命をかけて闘う凛(りん)とした言葉に、福島の怒りの根底性を深く心に刻んだ。
避難者が最も多く住む東京で小池都知事が追い出しに踏み切ることは絶対に許せない。署名が4千筆を超えた都庁ふくしま署名解雇を許さない闘いは、その攻防の環だ。柿沼さんは「都庁前をテント広場のようにしたい」と発言していたが、もっと発展させたい。
福島第一原発から15㌔の楢葉町で開催される3・17集会なんてありえない。避難者の存在と闘いをしっかりと据え、動労水戸の常磐線延伸反対署名を持って都内の労働組合の中に分け入り、3・11福島行動にこそ私たちの未来があると呼びかけたい。
奥深山幸男同志偲び一周忌
群馬 田島俊昭
2月7日、昨年のこの日に逝去された奥深山幸男同志の分骨が眠っている前橋市の天台宗医王山安養院で、同志の一周忌がしめやかにとり行われました。
沖縄米軍基地に反対して全力で立ち上がり、その闘いをまっとうした奥深山同志。その生きざまを織り込んだ青柳晃敬副住職の心を込めた読経に導かれて、約20人の参列者が一つになって同志を偲(しの)びました。全国の「星野を救う会」からいただいたメッセージと生花を前に、遺影もほほえんでいました。同志の眠るお墓から見える故郷の浅間山が雪化粧をして見守っているようでした。
場を移しての会食会では、不当弾圧により奥深山同志が東京拘置所で病気になって以来、40年以上にわたって支援と介護をしてきた仲間が話してくれました。「奥深山はすごいやつだった。権力に屈服して生きる道を拒否し、主治医の先生が言っていた、自我を破壊までして不屈・非妥協の道を選んだ。生きている時にそう話してやれば良かったなあ。奥深山を追悼することは星野を取り戻すことだよなあ」と。
沖縄で連続する米軍機の事故は、トランプの「核戦略見直し」の中でさらに激化しようとしています。1971年11月14日、沖縄返還協定批准反対・沖縄ゼネスト連帯に立った星野文昭同志・奥深山同志の闘いが今こそ求められています。それは星野同志を取り戻すことです。絵画展を開き、星野を知らせ、四国地方更生保護委員会への「要望書」を集めることを奥深山同志の霊前に誓いました。