東北大でキャンパス集会 〝自由なサークル活動守れ〟

週刊『前進』02頁(2912号01面02)(2018/02/01)


東北大でキャンパス集会
 〝自由なサークル活動守れ〟

(写真 新サークル棟のある川内キャンパスで集会。飛び入りで参加する学生もいた【1月25日 仙台市】)

 1月25日正午から、仙台市の東北大学川内キャンパスで「自由なサークル活動守ろう!1・25東北大集会」を行いました。
 東北大学当局は昨年12月27日、サークル員を集めて「説明会」を開き、新サークル棟(部室)の耐震・改修工事を行うことを一方的に通達しました。大学当局の狙いは、工事を口実にしてサークル員を部室からたたきだし、サークル活動の権利を破壊することです。集会はこの攻撃を迎え撃つものでした。
 集会には、看板規制や処分撤回を掲げて闘う京大同学会委員長の作部羊平君や法政大学文化連盟委員長の武田雄飛丸君、関東と関西の学生や地域の労働組合の方々が参加しました。武田君は「法政大ではサークル棟建て替えによって相部屋にされた。全国学生も一丸となって規制をとめていきたい」とアピール。作部君は「京都大学では立て看板の規制が始まっている。学生をただ従う存在にする先には面白いものは生まれない。ともに闘い、ともに自分たちの大学をつくろう」と訴えました。ほかにも新サークル棟建設運動当時の元東北大生たちが参加し、学生の自主的活動を守るために行動することを決意しました。
 集会には10人以上の学生が飛び入り参加し、なかには「新サークル棟 ほっといてくれ! われわれは動かぬ!」と大声でコールを叫ぶ学生も。
 集会後は学生支援課窓口に行き、東北大学学生自治会の青野弘明君が申入書の全文を読み上げ提出しました。当局は7年ぶりに申入書を受け取りました。非公認団体である学生自治会の申入書を受け取らせたことは大勝利です。
 「夜に部室を使えないのはつらい」「練習場所を残してほしい」「集まる場所がなくなるのは困る」といったサークル員の怒りの声に大学当局は追い詰められています。
 改修工事をめぐる攻防はまだまだこれからです。東北大学学生自治会は「改修工事・白紙撤回」闘争の先頭に立って闘います!
(東北大 D)
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