大学から改憲・戦争阻止の闘いを 山極の京大私物化粉砕へ マルクス主義学生同盟中核派京大支部

週刊『前進』04頁(2907号03面02)(2018/01/15)


大学から改憲・戦争阻止の闘いを
 山極の京大私物化粉砕へ
 マルクス主義学生同盟中核派京大支部

(写真 京大の仲間を先頭に三里塚の新年デモに決起【1月8日 成田市】)


 昨年12月以降、京都大・山極壽一総長体制と京大生との対決はさらに激しさを増している。1・27京都デモに結集し、京大当局に反撃を叩きつけよう!

自治破壊に抗し京大生が総反乱

 11・29〜12・1熊野寮祭企画時計台占拠に際し、京大当局は弾圧職員を大量動員し、事前に「警察の学内導入」と「学内処分」を振りかざして恫喝したが、弾圧の脅しをものともしない京大生の自己解放的決起で時計台占拠は貫徹された。これは、京大同学会執行部の安田淳敏君と阿津良典君へのでっち上げ弾圧が破産して11月17日に奪還されたことともあわせ、京大生の反乱の現実性を示した。
 これに対し、山極総長体制は12月19日、「立看板規程」(発動は今年5月1日から)なるものを密室で勝手に制定し、キャンパス内での学生・教職員の自由な表現活動を全面禁圧する意図をむき出しにした。また同日、吉田寮生272人に対し、「安全性」を口実に今年9月までに全員退寮せよと恫喝をかけてきた。
 そして25日には、同学会副委員長の安田君に対し、弾圧職員の不当なビデオカメラ撮影に抗議した件での「5カ月の停学処分」策動が発覚した。しかし、前述のようにでっち上げ弾圧を粉砕して無実は明らかだ。
 さらに1月4日、新たに2学生を名指しで「学内立ち入り禁止」とし(昨年10月2日の12学生と合わせて現在14人が立ち入り禁止に)、キャンパスに入れば「警察に通報します」という低劣な貼り紙を学内に貼りめぐらせている。
 口先では「対話」「自由の学風」を語り、実際には処分の恫喝と警察の暴力で「自治的なもの」をキャンパスから一掃しようとする山極総長体制の醜悪な正体はますます明らかだ。「自由の学風」は京大当局が用意したものではなく、学生の自主的な闘いでかちとられることが多くの人々の認識となりつつある。学生・教職員の自己解放的決起があちこちで始まっており、これからますます多くの学生・教職員が山極体制に反旗を翻すのは不可避だ。
 同学会中央執行委員会は12月12日、「京都大学当局の学生自治破壊を許さない一日行動」を開催し、京大での自治破壊を広く社会問題化し、社会的陣形を構築することを目指した行動を開始した。1月9日には、京大構内で安田君への停学処分阻止署名提出行動を大衆的にうち抜いた。

全国の大学でも大攻防に入った

 朝鮮侵略戦争が切迫している。大学における自治破壊は、戦争に労働者・学生を動員するためのものだ。
 東北大学当局は12月27日に「サークル説明会」を開催し、「老朽化に伴う改修工事」を口実にサークル新棟からの全団体追い出し―選別再入室を一方的に通告した。これを3月末までに強行しようとしている。
 また広島大学当局は、8・6ヒロシマ大行動に広大学生自治会が参加したことを「広大の名を辱める行為」と言いなし、さらに陰湿な裏政治でサークル自治解体と学生自治団体の分断・再編を画策している。
 いずれも京大での激突と軌を一にした全国的攻撃であり、戦争阻止の闘いと学生の自治・権利を守り抜く闘いは完全に一体だ。

1・27京都デモに総決起しよう

 革命的激動期の現在、われわれは大学当局の専横を全国的な自治破壊との関係で認識し、安倍の改憲・戦争攻撃との関係で認識し、闘う労働者・学生の全世界的な反乱で反撃していく。学生自治会をつくり、国際連帯を拡大し、資本主義社会を根本的に変革するプロレタリア革命へ! そのためにも、非合法・非公然の革命党をつくり出そう。
 マル学同京大支部は、すべての闘いに敬意と連帯を表しつつ、現場での学生自治会の強化・発展に全力で取り組み勝利する。
 1・27京都デモに結集し、改憲・戦争阻止、山極打倒の声を上げよう!

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立て看板規制反対! 学生への処分撤回!学生自治破壊と改憲・戦争に怒りの声を!
1・27京都デモ
 午後7時三条大橋下集合、午後7時30分出発
 主催/京都大学同学会中央執行委員会

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