冬期大カンパを訴えます
　戦争、改憲を止める大宣伝と治安弾圧に勝利する資金を

　この『前進』を手にしているすべての皆さん。毎回のカンパに心から感謝いたします。朝鮮への侵略戦争と改憲攻撃に対し、「この国に革命を」と呼びかける『前進』の発行を支え革命を実現するために、革共同へのさらなる大きなカンパをお寄せくださるよう訴えます。

１８〜１９年が決戦だ

　76年前の真珠湾攻撃の日である12月８日、安倍政権は、革共同に対する全国一斉家宅捜索の様子を全国放送し、戒厳体制でかろうじて19年４月30日天皇退位を閣議決定し５月１日新天皇即位を決めました。18〜19年改憲発議―国民投票を狙う日帝・安倍を倒す大決戦の始まりです。
　天皇を前面に押し出して改憲に突き進む攻撃は、天皇制に反対する勢力しか改憲攻撃とは闘えないことを明らかにしました。日本共産党などの天皇制翼賛政党が安倍の改憲攻撃の誘い水になっているのです。
　しかしこの敵の狙いは必ず打ち砕けます。安倍政権はこの間だけで10人もの仲間をでっち上げで逮捕しましたが、京都大学の２学生を先頭に完全黙秘・非転向の闘いで打ち破り、さらに星野文昭同志・大坂正明同志を取り戻す11・26大集会と銀座デモが大成功しました。
　さらに12月８日は、米トランプの「エルサレムの首都認定」に抗議して全世界で「怒りの日」が闘われました。エルサレムは１９６７年にイスラエルが戦争で強奪した地です。これはトランプの戦争宣言です。これに対するパレスチナのインティファーダ（民衆蜂起）宣言、トルコでの闘いやチュニジア港湾労組ストも決定的です。さらに米帝の中東支配の要であるサウジアラビア王政そのものの崩壊が始まりました。これらの闘いの先頭に、パククネを倒した韓国民主労総が立っています。
　すべての皆さん。戦争と改憲を止める大宣伝のためのカンパ、治安弾圧に勝利するカンパ、天皇制を許さないカンパ、世界単一の党を建設する国際連帯のためのカンパをお願いします。

天皇制攻撃粉砕へ

　安倍政権の連合を使った改憲攻撃の失敗を取り繕うために、メーデーの日に新天皇即位と改元を行い改憲の先頭に天皇が立つというのが「生前退位」です。
　しかし改憲攻撃は必ず労働者階級人民の怒りに包囲されます。長時間労働で最低賃金なのに、「自爆営業」でむしりとられる。削られる年金と増える税金。その一方で、戦争責任から逃げ回って５７０万坪の土地と６万坪の建物を所有し、年１７５億円もの税金を使って１９００人を従える生活を送る天皇。その天皇を賛美することで利権に群がる「森友」「加計」「リニア」「スパコン」の醜い姿！　こういう実体をカンパを集めて宣伝することが必要です。
　１９８９〜90年の昭和天皇ヒロヒトの死と新天皇アキヒトの即位を使った天皇制攻撃に対し、革共同は全力で闘い、これを打ち砕きました。国鉄分割・民営化攻撃にストライキで闘った動労千葉を先頭に、天皇制を許さない全階級的決起が実現しました。
　12・17日比谷集会が、合同・一般労組全国協議会などの呼びかけで成功し、国鉄闘争が動労総連合青年部と動労総連合１０４７協議会の結成を実現し前進していることで、天皇制打倒の土台は強固に築かれています。この階級的労働運動を守り発展させる、非合法・非公然活動を支えるためのカンパを訴えます。

労働組合再生かけ

　安倍政権が天皇制を持ち出したのは、安倍への怒りの広がりを恐れたからです。その核心は闘う労働組合と全学連の登場です。
　18年３月末を焦点とする労働契約法改悪による４５０万有期契約労働者の大量解雇や同９月末の労働者派遣法による１３０万人の派遣切りが始まっています。
　これへの一つひとつの反撃が命を守り、戦争と改憲を阻止します。沖縄ＩＪＢＳ労組のストが沖縄米軍基地支配を揺るがしています。労働運動と学生運動の力で三里塚・市東孝雄さんの農地を守ろう。すべての原発をなくそう。
　衆院選決戦に立ち上がった全学連は、治安維持法が国内で初適用された「京都学連事件」（１９２５年）を教訓化し、２学生を権力に売り渡した京大当局に抗議をたたきつけ、時計台占拠に決起した京大生と団結して進撃しています。
　闘う労働組合と、学生自治会を建設するためのカンパをお願いします。大量のビラを作り配布し、集まれる場所を確保し、活動に専念できるために必要です。
　リニア新幹線工費で９兆円の巨大利権に群がるＪＲ、大林組、鹿島と、日帝・安倍の腐敗！　もうこんな社会は終わらせましょう！　暑い日も寒い日も働いて得たかけがえのない給料や年金と資産に、搾取し戦争と改憲を強いる連中を倒す命を吹き込もう。１千万人の怒りと希望と結びつき、「この国に革命を」実現する革共同へのカンパを訴えます。