首都東京を連合打倒の主戦場に 戦争・改憲阻止、「働き方改革」粉砕へ、ゼネストとデモ組織する拠点建設を 階級的労働運動の復権かけて闘おう 革共同東京都委員会

週刊『前進』04頁(2903号02面01)(2017/12/18)


首都東京を連合打倒の主戦場に
 戦争・改憲阻止、「働き方改革」粉砕へ、ゼネストとデモ組織する拠点建設を
 階級的労働運動の復権かけて闘おう
 革共同東京都委員会


 戦後最大の階級決戦が始まった。安倍政権は2019年4月30日の天皇退位と翌5月1日の新天皇即位を閣議決定し、これをラストチャンスとして改憲に突き進む反革命クーデターを決断した。朝鮮戦争は一触即発の「秒読み段階」に突入している。戦争と改憲を止める力は、労働運動と国際連帯の闘いの中にある。それは、トランプと安倍の戦争会談を直撃した11・5労働者集会とそれに続く訪韓闘争で実証された。

国際連帯で戦争を止める

 11月総決起の総括の上に12・17労働者集会と銀座デモが打ち抜かれた。これを出発点に、ゼネストと巨万のデモを実現する革命党と労働組合を建設しよう。「労働法制改悪絶対阻止!戦争・改憲絶対阻止!共謀罪粉砕!」の巨万の決起で国家権力の共謀罪弾圧を打ち砕こう。18年冒頭の国会闘争、2・11国鉄闘争全国運動集会、3・11反原発福島行動と18春闘を突破口に18年から20年への大決戦に突入しよう。
 11月労働者集会を頂点とした2017年の激闘は、国際連帯とゼネスト決起が朝鮮戦争・核戦争を「始まる前に止める」ことができる唯一無二の闘いであることを示した。
 米帝トランプは安倍をただ一人の盟友として朝鮮戦争に踏み込むとともに、エルサレムをイスラエルの首都だと宣言して中東での戦争に火を放った。日本の労働者階級は、「ろうそく革命」を継承する韓国労働者と団結し、今こそ自国帝国主義=安倍政権打倒へ総決起しなければならない。
 レーニンが『第二インターナショナルの崩壊』(1915年)と『社会主義と戦争』(同年)で提起したこととまったく同じ任務が今、われわれに課せられている。
 7月都議選と「この国に革命を」を掲げた10月衆院選の革命的選挙闘争は、国鉄決戦、都庁レストランふくしま署名解雇との闘い、都営交通民営化阻止闘争を軸とする階級的労働運動と一体となって、連合に分裂と大崩壊を強制する大勝利をもぎり取った。

連合に分裂と崩壊強いた17年の激闘

 この事態を根本から規定しているのは全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部・全国金属機械労組港合同・動労千葉の3組合が20年にわたり闘い続けた11月労働者集会であり、国鉄決戦である。
 国鉄分割・民営化以来の新自由主義=外注化・非正規職化攻撃は、連合による労働者支配のもとで強行されてきた。何よりも、その最悪の先兵こそがJR総連カクマルだ。だが、2017年の激闘を通して、動労千葉と韓国鉄道労組の絆は劇的に強まり、JR総連カクマルを根底から打倒・解体する地平を築いたのだ。

JR大再編と対決しぬく

 11月労働者集会の上に12・17集会を闘いとって、階級的労働運動を復権させるための課題はさらに鮮明になった。
 その第一は、動労総連合出向無効確認訴訟の10・10反動判決を粉砕し、JR大再編―第3の分割・民営化攻撃と対決する国鉄決戦をとことん闘いぬくことだ。東京地裁が下した10・10反動判決は、JRと安倍政権による民営化・外注化・総非正規職化攻撃の切っ先にあり、未組織労働者への徹底した団結(思想)破壊と一体となった「工場法以前への回帰」攻撃そのものである。
 JRとその孫会社の交通機械サービスは、動労東京八潮支部の支部長に対し、本人が希望すれば定年後の嘱託再雇用を認めてきたこれまでの慣行を踏みにじって、再雇用拒否の攻撃をかけている。東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会も同様の決戦に突入している。この不当解雇に、労働委員会闘争をも駆使して全力で闘う。
 第二は、連合東京を打倒する都労連決戦にすべての力を結集することだ。
 連合打倒情勢とは革命情勢そのものだ。だからこそ「労働運動を組織できる党」への絶えざる変革に挑戦し、党と労働組合の一体的な建設に本格的に踏み出さなければならないのだ。
 小池は都労連の解体を狙い、中央卸売市場や水道、清掃、都営交通の全面的な民営化を強行しようとしている。その先兵が連合東京であり、連合東京の中心実体はUAゼンセンだ。合同・一般労組全国協議会がその力を発揮してきた戦場でこそ、UAゼンセンと根底的に対決し、打ち勝つことができる。
 今こそ全国労働組合交流センターの出番だ。国鉄決戦・4大産別決戦を軸とした闘う労働組合の再生は、動労総連合と合同・一般労組全国協の建設を車の両輪として切り開かれる。安倍と小池を打倒し、戦争・改憲を阻止する巨大な労働運動拠点を首都・東京のど真ん中に建設しよう。

凋落する小池うち倒そう

 第三は、東京都丸ごと民営化阻止の首都決戦に突入することだ。
 都庁レストランふくしま署名解雇撤回闘争は、築地市場の豊洲移転阻止の闘いとともに、凋落(ちょうらく)する小池にとどめを刺す位置にある。20年東京オリンピックに向かって東京―首都圏を丸ごと金権まみれ、放射能まみれにたたき込もうとしている小池を打倒する大決戦に立とう。
 3・11反原発福島行動を、常磐線全線開通阻止・被曝労働拒否を闘う動労水戸とともに、NAZEN東京が清掃・水道・教組・区職労の組織化に躍り出る絶好のチャンスとしよう。保育民営化との闘い、とめよう戦争への道!百万人署名運動、羽田低空飛行反対運動、全国水平同盟の闘い、星野文昭同志・大坂正明同志奪還の闘いなど、あらゆる闘いが大合流して、安倍・小池打倒、戦争・改憲阻止へ首都東京から火の手を上げる時が来た。
 第四は、労働法制改悪阻止・共謀罪粉砕の闘いの先頭に青年労働者と学生の隊列を登場させることだ。
 大学の非常勤教職員への大量首切り攻撃と対決し、全国に学生自治会を再建しよう。労働運動を組織する闘いの先頭に青年と学生が躍り出よう。国鉄決戦で青年を組織し、東京に不抜の階級拠点を構築しよう。
 宣伝と扇動の武器、闘争の組織者としての『前進』を拡大し、冬期カンパ決戦に勝利しよう。朝鮮戦争と改憲絶対阻止へ、18年から20年に至る階級決戦に突入しよう。
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