労働組合のストライキよみがえらせ 12・17日比谷に大結集を
週刊『前進』02頁(2902号02面01)(2017/12/14)
労働組合のストライキよみがえらせ
12・17日比谷に大結集を
(写真 11月5日、韓米独の仲間とともに銀座へデモ)
朝鮮戦争とめよう
12・17労働者集会(要項1面)に大結集しよう。この集会は何よりも、米日帝国主義による朝鮮侵略戦争と改憲を阻止するための集会です。トランプと安倍は「北朝鮮の脅威」をあおり、朝鮮半島への戦争準備を強めています。日本海で日米共同訓練、米韓合同軍事演習を連続して行い、臨戦態勢を強めています。九州では住民を動員しミサイル着弾=武力攻撃事態を想定した全国初の戦時訓練が行われました。日米支配階級は「平和」ではなく「戦争」を求めています。08年の大恐慌の爆発で帝国主義世界経済は完全に行き詰まり、支配階級は戦争をしなければ生き延びられないからです。米日の兵器産業は戦争で大もうけしようと巡航ミサイルや新兵器を開発し売り込んでいます。戦争をやって多くの労働者人民を殺し、自分たちだけは生き延びようとしているのです。米軍は核兵器の使用すら考えています。絶対に許せません。
世界の労働者人民は殺し合ってはならない。労働者階級の利益は国境を越えてひとつであり、世界の労働者はみんな仲間です。共通の敵は世界の資本家です。
韓国では、民主労総を先頭に戦争と労働大改悪に反対する闘いが燃え上がっています。ストライキとデモ、国際連帯こそ、戦争と改憲をとめる力です。
闘う労組の復権を
12・17労働者集会は第二に、資本家の手先=連合の労働者支配を打ち破り、闘う労働組合、労働運動を復権させる集会です。安倍政権は「働き方改革」「生産性革命」なるものを進めていますが、その正体は全産業での民営化・外注化・非正規職化を一層進めることです。「働き方改革」がもたらすものは、過労死と過労自殺、長時間労働と低賃金、搾取と収奪の強化でしかありません。
先日、大手自動車メーカー8社が最長4年半で非正規職労働者を雇い止めにする制度を作っていたことが明るみに出ました。青年たちを一生涯、低賃金・無権利の非正規職に縛り付け、企業と株主だけが大もうけする——これが「働き方改革」の正体です。国税庁の昨年の「民間給与実態統計調査」によると、正規職と非正規職の年間賃金格差は315万円にも上っています(正規職487万円、非正規職172万円)。
労働者の生活と権利のために闘うのが労働組合であるのに、連合は労働者の立場に立っていません。資本家に買収され、資本家の攻撃を助けているだけです。このままでは労働者は資本と連合に殺されてしまいます。今こそ連合を打倒し、ストライキで闘う労働組合を復権しましょう。
動労総連合はストライキで労働条件の改善をかちとっています。動労東京八潮支部はこの12月、支部長への雇い止め攻撃に対してストライキで闘おうとしています。生コンなどの建設・運輸労働者も大資本の支配の打破を求めて不屈に闘っています。この闘いに固く連帯し、ともに闘おう。
来年は、労働組合をめぐる攻防が戦争・改憲を許すか否かの最大の決戦となります。12・17集会に結集し、闘う全国の労働組合を支援・連帯し、18年決戦へ進撃しよう。