団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2901号04面05)(2017/12/11)


団結ひろば 投稿コーナー

労働とは何か、県労委で訴え
 徳島医療福祉労組 原 祥吾

 徳島医療福祉労組は、私に対するボーナス70%カットを許さず全額返還、団交や評価制度廃止を求めて労働委員会で闘っています。11月下旬、徳島県労働委員会において、証人尋問を闘いました。
 会社側は弁護士をつけていましたが、我々組合側は弁護士をつけず、労働者が仕事を終えた後の時間と休日を使い、組合員みんなが団結して闘いました。
 我々は今回の証人尋問で「労働とは何か」ということを真正面から訴えました。会社側は、ボーナス70%カットの理由として、「やる気のなさ」や「指導に対する理解力の低さ」を挙げてきました。一言で言えば、賞与の減額は「自己責任」ということです。
 これに対して我々は、「医療福祉の労働は、人間が相手であり、同じことをやったとしても、良い反応もあるし悪い反応もある。人間が相手の仕事で、成果や意欲を評価(=数値化)することはできない」と訴えました。傍聴には、地元の星野さんを救う会で共に闘う仲間が駆けつけてくれました。この間の労働運動と星野さん奪還の闘争を一体的に闘ってきた蓄積の成果です。
 我々の「評価制度絶対反対」の闘いは、私への賞与カットのみを争っているのではありません。電通で過労自殺した高橋まつりさん、広島の介護施設での利用者死亡事故の罪を負わされ今も獄中で闘う青年労働者、昨年7月に起きた「津久井やまゆり園」事件など、資本の攻撃に怒る全ての青年労働者の声とどこまでも結びつき、発展する闘争です。
 2018年3月の非正規職労働者大量解雇を許さず、連合打倒、動労総連合建設、星野さん・大坂さん奪還へ共に闘いましょう!

女性の決起にハート釘付け
 神奈川・教育労働者 みかん

 2017年はロシア革命100周年であり、神奈川労働学校も創立10周年を迎えます。今年5回の講義はロシア革命シリーズ。11月は「ロシア革命と女性労働者のたたかい」と題し、婦人民主クラブ全国協議会の方を講師に学習しました。
 講義は、イギリス産業革命により女性労働者や子どもが工場に駆り出され、劣悪で長時間の労働で、労働者全体が類として絶滅する危機にあった話から始まりました。特に、乳飲み子を抱えた女性労働者が出勤するため、アルコールを赤ん坊の口に含ませ眠らせたという話に、「そこまで!」とビックリしました。でも、労働者は立ち上がります。法律など何もないところから闘いを始め、工場法制定やその後女子保護規定も盛り込ませていった場面は、「闘えば勝てる」とあらためて感動しました。
 日本と世界の女性労働者の闘いを織り交ぜながら、国際婦人デーの起源、第1次世界大戦とマルクス主義者の立場、ロシア革命へと歴史のダイナミックな流れを聞き、あっという間の4時間でした。
 中でも私のハートを釘付けにしたのは、2月革命で女性労働者たちが、ボルシェビキ内の「時期尚早論」を乗り越え、ストライキに突入し、ゼネストをつくりあげたことです。「パンをよこせ」の叫びは、命がけの「専制打倒」「戦争やめろ」の闘いへと変わり、ついにツァーを倒した! 一番大事だと思ったのは、労働運動の合法的陣地で団結を固め、決起すべき時を見逃さなかった判断力と行動力と組織力です。
 腹をくくった女性のすごさは民主労総の闘いを見ても感じます。またレーニンの「プロレタリア革命と共産主義の勝利は女性の解放を求める決起なしにはありえない」との立場に、「さすがレーニン。分かってるな」と感心しました。
 労働学校は難しい話も多く、過酷な労働で疲れている身では睡魔に負けてしまうばかりで、頑張って行っても、すぐ何をやったか忘れてしまう。でも、今回の講義はとても楽しみで、神奈川の先輩のお話でもあり身近に感じられました。

大統領は武器商人
 作詞・曲 塚本正治

Ohー晋三 この国のおもてなしは最高だよな
Ohー晋三 おまえとゴルフができて楽しかったぜ
Ohー晋三 この国の焼肉はなかなかいけるぜ
Ohー晋三 この国の女はきれいだよな
 この国の平和を守るためには
 アメリカ製の武器を買いなさい
 アメリカ製のミサイルを買いなさい
 アメリカ製のミサイルを買いなさい
Ohー晋三 俺は老いぼれちゃいるが武器商人だ
Ohー晋三 これからも俺のダチでいてくれよな
(PS/ユーチューブにて検索可能です)

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