機関紙拡大が進む フラクション成功と星野闘争で増部 沖縄

週刊『前進』04頁(2899号04面04)(2017/12/04)


機関紙拡大が進む
 フラクション成功と星野闘争で増部 沖縄


 17年の全党を挙げた選挙決戦は拠点労組・地区党建設の土台となる機関紙活動を発展させ飛躍させている。沖縄における全島ゼネスト情勢を切り開いているのも『前進』2ページ号だ。あらゆる人が『前進』を手にして立ち上がる情勢にある。
 南部の『前進』フラクションがものすごくうまくいって、そこで1部拡大した。フラクションの中で、主催者がものすごく変わってきている。自分が変わることで相手も変わってきている。お互いが変革され合っていくことは〈楽しい〉。自己解放性だと思う。読者会なり、『前進』フラクションなり、そこでの読者との政治討論を通した生きた関係が、機関紙活動と拡大闘争への意欲を生み出している。
 それぞれの組織が一つのフラクションをつくっていく。そこを軸にして拡大闘争をやっていこうと考えている。
 星野闘争では、絵画展で出会った数百人の中から定期購読者が1人生まれた。ここでの教訓は、機関紙活動における目的意識性だ。拡大対象を誰にするかから始まり、その人の政治意識をつかみとり、どうオルグしていくかを組織的にやってきた。
 2ページ号を郵政職場で1年間配布してきたが、「いつもただでもらっていて悪い」と500円で買ってくれる労働者が現れた。
 米軍で非正規職が相当増えている。非正規職問題をめぐって、全駐労の体制内執行部と現場労働者との間に分岐が起こっている。執行部は非正規職が職場に入ってくると正規職が迷惑するという考えだ。それに対して現場の労働者は全く違う。非正規労働者への思いと正規・非正規を超えた団結を求めている。こういうことがなぜ起こったか。やはり『前進』だ。『前進』を隔週配布し続けてきたことによって、『前進』が基地労働者に受け入れられている。怒りが爆発していくことは不可避である。
 ゼネスト情勢はどこにあるかというと、職場にある。職場の労働者が「ゼネストはやるべきだ」という気持ちになり、労働組合がゼネストをやるとなったときにゼネストは起きる。

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