２０１７年日誌　１０月３１日～１１月６日
　自動車大手、無期雇用を回避／日米首脳、北朝鮮に「最大圧力」

●米大統領、永住権抽選制廃止を要求　トランプ米大統領は、トラック暴走事件の容疑者が、血縁や特別な技能がなくても抽選で米国の永住権（グリーンカード）を得られる制度で移住したことから、同制度をすぐに廃止するよう議会に要求。（１日）
●安倍首相、改憲発議へ加速　自民党の安倍晋三総裁は第１９５特別国会で首相に選出され、全閣僚を再任し、第４次安倍内閣を発足させた。「憲法改正」に向けた与野党協議を呼びかける方針を表明。（１日）
●首相改憲案に過半数が反対　共同通信社が行った全国緊急電話世論調査で、憲法９条に自衛隊を明記する安倍首相の提案に反対は52・６％で、賛成38・３％を大きく上回った。（２日）
●Ｆ35、嘉手納へ残り10機飛来　米太平洋空軍が暫定配備を発表していた最新鋭ステルス戦闘機Ｆ35Ａ10機が、米軍嘉手納基地に飛来した。先行して飛来した２機と合わせて全12機がそろった。（２日）
●米の戦略爆撃機、韓国上空で訓練　米軍のＢ１Ｂ戦略爆撃機が、航空自衛隊機と共同訓練を行った後、韓国上空で空対地爆撃訓練を行った。北朝鮮の朝鮮中央通信は「我々の重要対象物攻撃を想定した核爆弾投下訓練」を行ったと非難した。（２日）
●オスプレイ重大事故率２・94、「安全」指標の１・５倍以上に　米海兵隊の垂直離着陸輸送機ＭＶ22オスプレイの10万飛行時間当たりの重大事故発生率が２・94で、日本政府が普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）への配備に際し「安全」の指標として提示した事故率の１・５倍以上に。（３日）
●自動車大手、無期雇用を回避　トヨタ自動車やホンダなど大手自動車メーカーが、期間従業員が期限を区切らない契約に切り替わるのを避けるよう、雇用ルールを変更したことが分かった。（４日）
●中国、国歌法の罰則強化、香港にも適用へ　中国の全国人民代表大会常務委員会は、国歌に対する侮辱行為への罰則を最長懲役３年に厳罰化する法案を可決。同時に、香港の「憲法」にあたる香港基本法を改正し、中国の国歌に対する侮辱行為を禁止する国歌法を香港にも適用へ。（４日）
●対北朝鮮、韓国が初の独自制裁　ムンジェイン（文在寅）政権は北朝鮮の金融機関の関係者18人を制裁対象に指定。文政権が独自の制裁措置を決めるのは初。（６日）
●税逃れリスト「パラダイス文書」公表　国際調査報道ジャーナリスト連合は大西洋のバミューダ諸島などに拠点がある法律事務所などから流出した１３４０万件の電子ファイル「パラダイス文書」を公表。いわゆるタックスヘイブン（租税回避地）に設立された法人などの情報を含む。（６日）
●日米首脳会談で北朝鮮に「最大圧力」　安倍首相は来日中のトランプ米大統領との首脳会談で、北朝鮮への圧力を最大限に高めることで一致。首相が提唱する「自由で開かれたインド太平洋戦略」を共通の方針として掲げることでも合意した。（６日）
●トヨタ、神戸鋼の素材「車両に影響なし」　トヨタ自動車は神戸製鋼所が検査データ改ざんを公表した素材について、車両への影響の検証について途中経過を発表。10月８日に改ざんが公表された銅製品以外の国内購入分の素材すべてで、車両に影響がないと発表した。（６日）