青年・学生の力でゼネストを 朝鮮核戦争・世界戦争に火を付けるトランプ・安倍に労働者の総反乱を 労働大改悪粉砕し連合を打倒しよう
青年・学生の力でゼネストを
朝鮮核戦争・世界戦争に火を付けるトランプ・安倍に労働者の総反乱を
労働大改悪粉砕し連合を打倒しよう
米大統領トランプ来日と安倍との戦争会談を許さない11・5全国労働者集会・改憲阻止1万人大行進に続いて、韓国では11月7日に3万6千人の警備態勢と対峙してトランプ訪韓弾劾闘争が闘われました。11月12日にはソウルでの民主労総全国労働者大会に動労千葉訪韓団が大挙参加し、戦争阻止と社会の大変革に向けた日韓労働者の国際連帯の絆はますます強まっています。安倍政権による戦争のための改憲攻撃と治安弾圧に怒りが高まっています。この怒りを11月18日の京大弾圧粉砕闘争、11月26日の星野全国集会につなげよう。闘う労働者と学生の新聞『前進』の購読者網を拡大し、職場に地域に闘いの拠点を打ち立てよう。
厳戒態勢を打ち破りデモ
今春の米韓(日)合同軍事演習以来、ずっと北朝鮮への異様な軍事重圧が続いています。その緊張に耐えられない北朝鮮の核・ミサイル開発と、それをも口実にした日米によるむきだしの戦争挑発に全世界が危機感を強める中で、ついに米大統領トランプが来日しました。
11・5集会とデモの意義は第一に、11月1日に発足した第4次安倍政権とトランプのアジア歴訪に対し、日韓米独の労働組合が国際的に固く団結して反撃に立ったことです。
トランプ来日・日米首脳会談は、実際にトランプと安倍が朝鮮戦争・世界戦争の最大の火付け役として全世界人民の前に登場したことを示しました。安倍政権は「北朝鮮の脅威」を徹底してあおり、軍事攻撃をけしかけ、トランプ来日をテコに戦争・改憲への道をこじあけようと必死に策動しました。それが2万1千人を動員した首都の厳戒態勢であり、共謀罪弾圧を狙う京大弾圧や九州・東海弾圧でした。
また、当日の日比谷公園の全イベントに自粛を強要し、公園入り口も封鎖しようとしました。しかし集会当日、警視庁が入り口に出した看板は無視され、公園封鎖の策動は完全に粉砕されました。圧巻は、トランプが宿泊する帝国ホテルのある日比谷通りの内幸町交差点から銀座への、沿道を一緒に歩く人々と大合流した1万人行進でした。11・5集会とデモは私たちだけの力ではなく、不当な規制を全労働者民衆の怒りと結んで打ち破ることで実現し、労働者階級は必ず立ち上がることを示しました。
トランプも安倍も、実は自分自身の危機に追いまくられています。トランプは大統領選挙時のマナフォート元選対会長ら2人とパパドプロス元外交顧問が司法取引で起訴され、ロシア疑獄で断崖絶壁にあります。安倍の「モリ・カケ」疑獄追及は始まったばかりです。安倍もトランプも必ず倒せます。11・5集会とデモはその決定的な出発となりました。
第二に、11・5集会とデモは、国際連帯の力で戦争は止められることを示しました。
トランプは11月3日、わざわざハワイに行き、1941年の日本軍の真珠湾攻撃で乗組員1102人が殺された戦艦アリゾナの記念館を訪れて、「真珠湾を忘れるな」とツイートしてから来日しました。安倍も「北朝鮮ミサイルの脅威」をあおりました。これに対して、「戦争当事国」にさせられた日韓米独の労働者が一堂に集まり、戦争を止める歴史的誓いをなしたのが11・5です。在日・滞日外国人労働者が幾多の弾圧や困難をはね返して結集したことも決定的です。さらに連帯メッセージを寄せた中国、トルコ、ブラジルの労働者とも心は一つです。
11・5集会の翌週、11月7日は100年前にロシア革命が勝利した日です。しかし続くドイツ革命の敗北で革命ロシアは苦境に立ち、スターリン主義に変質しました。でも今は11・5集会がプロレタリア世界革命の現実性を照らし出しています。
この国際連帯が各国の労働組合同士の国際連帯として前進していることも決定的です。それ以外に世界革命の成功と未来社会の建設はありません。11・5集会は、労働組合(運動)の建設と前進がすべての核心であることを実例をもって示しました。
労働組合運動の主流派に
11・5集会とデモは第三に、「連合を打倒して私たちが労働運動の主流になろう」と内外に宣言する歴史的集会となりました。
連合内から自民党を公然と支持するUAゼンセンや電力総連、化学総連が登場しましたが、それは安倍や自民党の力なのか? 違います。国鉄決戦の不屈の前進を恐れてあがくブルジョアジーの焦りの姿です。
なぜなら、国鉄分割・民営化反対の1047名解雇撤回闘争こそ、政府と御用組合幹部の最大の弱点だからです。動労千葉組合員のJR不採用(解雇)は不当労働行為であると、敵の土俵である最高裁でさえ確定しています。中曽根が改憲のために総評を解散に追い込み、連合が結成されたにもかかわらず、30年たっても改憲できないのもこの闘いの結果です。
その国鉄1047名闘争の不屈の継続・発展の上に今年、首都で動労東京が24時間ストライキを打ち、JR東本社デモを実現して11月集会を牽引(けんいん)しました。さらに、実際の労働現場での闘いを基礎に「この国に革命を」と訴えて衆院選決戦が闘われたことが、連合の分裂と崩壊を加速させています。
衆院選で斎藤郁真全学連委員長が「子どもの貧困と言われますが、子どもが貧困なわけではない。親の貧困、親の労働問題です」と訴えました。「座間事件」の「残忍」を強調して本質をごまかすのを許してはなりません。問題は「15〜39歳の全年代の死因1位は自殺」(内閣府統計)という現実に若者たちを追い込んでいる社会であり、家族の貧困、労働問題です。
11月集会は動労総連合の、合同労組の、自治体や学校、医療職場、そして大学で次々に立ち上がる青年労働者・学生たちの生き生きとした姿であふれました。そして「立ち上がった一人と団結する」、安倍や資本への怒りと、仲間とつかんだ喜びを会場の全参加者と共有しました。連合や全労連に取って代わる団結体の建設が始まっています。
今求められている、労働組合権力を獲得していく変革と飛躍を、団結の力で実現しよう。
『前進』10万読者網実現へ
第四に、そのために1千万人と結合する『前進』の変革と10万読者網を実現していこう。
連合や全労連を打倒するとは、その傘下の組合員と家族だけで2千万人におよぶ労働者大衆と、心と政治方針を共有することです。そこに届くことができる『前進』への変革と10万読者網を職場に作り出すことに挑戦しよう。そのためにまず11・5の感動を届けよう。
皆さん、ぜひ日々の労働や闘いの取り組み、安倍への怒りや全国の仲間に伝えたいこと、『前進』への意見や感想を投稿してください。一緒に労働者の新聞『前進』を作りましょう。
日米首脳会談で行われたことは何か? 「北朝鮮のミサイル」を口実にしてやったことは、数千億円単位の兵器のセールスです。安倍はそれをのむだけでなくトランプの娘の基金に57億円を出しました。マフィアとヤクザが、労働者が長時間労働で納めた税金や、奨学金や福祉に回るべきお金を食い荒らして戦争をやろうとしている、こんな社会は終わりにしよう。
始まった「この国に革命を」を実現するために、「前進チャンネル」をさらに発展させるために、『前進』の印刷工場を支え運営するために、圧倒的な冬期カンパをお願いします。