機関紙拡大が進む 迅速な配布体制確立へ挑戦開始 神奈川・湘北

週刊『前進』04頁(2891号04面03)(2017/11/06)


機関紙拡大が進む
 迅速な配布体制確立へ挑戦開始
 神奈川・湘北


 9月に県党総会を開催し、動労神奈川の解雇撤回闘争、郵政青年労働者の地労委闘争、三浦半島地区教組での執行部権力戦を跳躍台に全力で拠点建設に取り組もうと確認しました。これと一体で機関紙活動が提起され、読了・配布・拡大を全県的に討議しました。
 機関紙活動は党活動の基軸とはいえ、苦闘の連続です。とりわけ『前進』の週2回発行には迅速な配布体制を確立しなくては対応できません。
 初めて開催した配布担当者会議の報告を基にした湘北の一同志の発言が県党全体を感動させました。「機関紙の配布は党系列、つまり細胞を軸に渡すやり方は今や成り立たない。刻々と情勢が変わる中で、多くの人たちはいったい何が起きているか、どうすべきかを知りたいと思っている。『開戦許すな! 次の日曜日は1万人のデモだ! 日比谷へ!』と号令をかけるにしても、従来のような『前進』の受け渡し方式ではダメ! ポスティングを軸にした迅速な配布体制の確立が喫緊の課題です」
 全県的に購読者名簿を整理し、全県的配布網をつくる検討を始めています。
 この躍動感とともに機関紙拡大への挑戦が始まっています。湘北ではこの夏以来、重要な読者を2人獲得しました。一人は定時制高校生です。母親が韓国籍で、小中学校の頃からヘイトスピーチに立ち向かってきた芯のある青年です。この春に開催した「子どもの貧困」をテーマにした集会が大きな感銘を与えたようです。
 もう一人は元日本共産党支部青年部長です。難病の手術で休職を迫られ、党幹部に財政的支援や復職支援を相談したら、返ってきた言葉はなんと「それは個人の問題だ。金がないならギャンブルをやるとかヒモ(ママ)になれば」。許せないと怒りもあらわに合同労組に連絡してきました。8・15集会に参加し、一緒にやってみようと決意。今、『共産党宣言』と『前進』の読み合わせを進めていますが、『宣言』は読んだことがないといいます。この青年は10月から定期購読者になりました。
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