職場から安倍倒す大政治闘争を 戦争動員は実力でとめる 労働者の怒り思い知らせよう

週刊『前進』02頁(2886号02面01)(2017/10/19)


職場から安倍倒す大政治闘争を
 戦争動員は実力でとめる
 労働者の怒り思い知らせよう

(写真 斎藤いくまを先頭に阿佐谷をデモ行進【10月15日】)

斎藤いくまの訴え
この国のあり方に反乱を

 私が何より大事にしていることは、「人間が働いてこの社会を動かしている」ということです。政治家が何を言おうが、社会を実際に回しているのは人間の労働です。
 たとえば、憲法は人権として、僕らに人間らしい生活を保障すると言っている。けれど憲法は僕らの労働の現場にはない。8時間眠る、これは健康に暮らす権利の一つですよね。それは闘ってかちとるしかない。権力者にとって都合のいい法律は機能しても、僕らの権利を定めた法律は僕ら自身が声を上げないと絶対に働きません。私は徹底的に労働の現場、大学キャンパスで闘っていく、このことを一番大事にしたい。これが私の基本的な信念です。
 自民党の「この国を守る」というスローガン。この国の何を守るんですか? 誰を守るんですか? ここをはっきりさせない政党は結局、国民の中の力の強いやつの言うことを聞く政党です。
 電通で24歳の労働者が過労自殺に追い込まれました。これをきっかけに長時間労働を抑制しようという議論を国家レベルで3カ月もかけて議論して、出た結論が「繁忙期には月100時間まで、残業させてもOK。土日の残業はそもそも残業時間としてカウントしない」ということです。次の国会で労働法の一括8法案の改正ということで、その法律を通そうとしています。「国民の生命と財産を守る」って、誰のことを言っているんですか?
 選挙後の11月初めには、アメリカのトランプ大統領が日本に来て日米首脳会談を行います。そこで朝鮮半島で戦争を行う時期を確定させると言われています。「早ければ今年12月にアメリカは北朝鮮に先制攻撃する」と報じられています。沖縄の米軍ヘリ墜落事故もこの中で起きています。
 私は単なる戦争反対にとどまらず、僕らの労働が、僕らの仕事が、いつも社会を回している僕らの日常が、戦争に動員されて、人殺しの道具にさせられて、そんな国に「誇りを持て」と言われる。こういう国のあり方に、今こそ反乱を起こそうと強く訴えたい。
 神戸製鋼の話もそうです。現場労働者はデータ改ざんを知っていたんです。当たり前です。だけどみんなバラバラにされてふざけた仕事をやらされていた。戦争もそうです。僕らの労働が戦争の道具になる。だから僕らを戦争の時もおとなしく働かせるために、「自衛のため」「国民の生命と財産を守るため」だとうそをつくんです。昔も今もそうです。
 この国に必要なのは革命です。この社会を回しているのは僕らです。僕ら自身の現場から声を上げよう。理不尽に立ち向かう団結、理不尽に立ち向かう力を取り戻すこと、それを徹底的に支えぬく労働者の政党を私はつくっていきたい。

現場から革命を起こそう

 マスコミ各社は、「衆院選は自民党の圧勝」「与党で300議席」などと、許しがたい予測を論じています。ふざけるな! と言いたい。自民党に対抗するという側も、結局自分たちも政権に入りたいという話をしているだけじゃないか。
 この国に革命を! 東京8区・杉並で安倍・自民党の石原のぶてるを倒せるのは、希望の党でも立憲民主党でも日本共産党でもありません。斎藤いくまだけです。くだらない選択肢からどれかを選ぶのではなくて私を選んでほしい。「安倍を監獄へ!」の怒りを今こそ爆発させましょう。
 おれたちが生きて働いてこの社会を回しているんだという誇りをたたきつける選挙に一緒にしましょう。みんながおかしいと思っているのに反乱できない。私はこういう状況を変えたい。
 僕らは団結した時に初めて声を上げることができる。私が法政大学で大学のあり方に対して声を上げて退学処分になった時、それでも大学で声を上げ、ビラをまいて「建造物侵入」だといって逮捕された時、一緒に闘ってくれる人たちがいた。そうやって私はこの10年間生きてきました。私はそういう闘いを日本中によみがえらせたい。僕ら自身の現場から、僕ら自身の日常に革命を起こしたい。それができたときに本当にこの社会は変わる。
 私や私の仲間たちを、みなさんに知ってほしい。この国には30年間、国鉄の1047名解雇撤回をめぐって闘ってきた労働組合がある。たった一人の労働者の解雇の撤回のために、4年、5年も裁判闘争を闘ってきた人たちがいる。
 新しい労働者のための政党をつくりましょう。国民のためと言いながら、国民の中の金持ちのために政治をしている、そういう政治を終わりにしましょう。みなさんの怒りを集めて、私を国会に対するまず一発目の弾丸として送り込んでほしいと思います。


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青年と一緒に闘う候補者
 動労総連合青年部 照沼靖功さん

 斎藤いくま候補を私たち青年も推薦します。なぜなら、職場で会社と闘う青年と「一緒に闘う」と、唯一言っている候補だからです。
 国鉄分割・民営化と新自由主義によって、労働組合が壊され、青年の半分が非正規職、低賃金な上にパワハラや解雇を気にしながら働いています。正規職でも過労死するまで働かせるブラック企業ばかり。その現状を変えるために国鉄闘争が闘われています。
 安倍は森友・加計問題で崖っぷちに立たされ、解散総選挙で一か八かの賭けに出ました。安倍も小池も、労働者を総非正規職化し、戦争法・共謀罪・改憲で戦争に突き進んでいます。
 同じ現状に置かれている韓国では、民主労総という労働組合が中心になってゼネストを実現し、パククネ大統領を打倒しました。その闘いが日本でも必要であり、動労総連合という労働組合が存在し、とりわけ青年の団結軸として動労総連合青年部が結成されました。
 これからの社会を担う青年や学生が団結し、未来を切り開く闘いとしてこの選挙があります。希望は社会を動かしている労働者にあり、社会を変える力を持っています。その力を発揮するために労働組合があります。
 一人ひとりが職場で闘い、仲間をつくっていくことがゼネストを実現させる力であり、戦争を止めることもできます。労働者が誇り高く生きるため、「この国に革命を」は私たち青年の決意です。

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