団結ひろば 投稿コーナー

発行日:

週刊『前進』04頁(2883号04面04)(2017/10/09)


団結ひろば 投稿コーナー

「よし、前進社に行こう!」
 前進社 万野旗幟

 9月28日、テレビでは国会が解散し、民進党が小池新党に合流する報道がひっきりなしに流されていました。その日の昼頃、私のいる江戸川区の前進社を70代の男性4人が訪れました。
 4人は前進社の正面の壁に設置された掲示板の『前進』や10・1ロシア革命100年記念集会のポスターを熱心に見ていました。
 私が話しかけると、「今度の選挙はどこから出るんだ?」と一人が尋ねてきたので、「杉並です。斎藤いくまさんを候補に衆院選挙闘争を闘います」と答えると、別の一人が「杉並といえば北島のところだ。杉並は隣なんだ。よく駅の街宣に出くわす。ビラ見ると『おお、中核だ!』と思って」と話してくれました。
 「斎藤郁真全学連委員長が衆院選出馬を宣言」という大見出しの『前進』を渡すと、皆すぐに購入してくれました。そして「皆、50年前に学生運動をやっていた者だから。中核は今も頑張っているなあと思っている」と話してくれました。江戸川で散歩を企画したところ、「江戸川へ行くんだったら、よし、前進社に行こう!」ということになったのだそうです。そう話す一人ひとりは青年のような目をしていました。
 この人たちこそ革命的共産主義運動と人生をともにしてきた日本のプロレタリアートそのものだと思いました。別れ際に固く握手をしました。そのうち一人が「皆、違うヘルメットをかぶっていたんだ」と言い残しました。最後の希望が私たち中核派なのだと言いたかったのだと思います。

衆院選へ中・南部で地区集会
 東京南部 町田洋子

 9月27日、「勝手に解散総選挙、ふざけんな!! 9・27集会」(よびかけ/東京中部ユニオン、なんぶユニオン、東京労組交流センター)が開かれました。翌日が衆院の解散というタイミングで、多くの仲間が参加して成功しました。
 主催者あいさつに立った吉野元久動労東京委員長は、今回の選挙は、支配者が11月初めに来日するトランプと会談し、朝鮮核戦争を米とともにやるためのクーデターであり、この戦争を止めるために革命を対置して選挙闘争に立とうと提起しました。
 基調報告を経て、討論ではまず、動労東京・交通機械サービス八潮支部が、10月13日にストライキに突入すると力強く宣言。なんぶユニオンは、同じ交通機械サービスの大井工場の青年労働者の雇い止め解雇撤回闘争が、東京都労働委員会で勝利したことを報告しました。
 羽田空港の増便反対を闘う仲間も発言し、安倍、小池批判が重要だと強調しました。銀座郵便局の労働者は、現在の職場攻防は、安倍の「働き方改革」の先取りであり、全労働者の課題であると明確にしました。婦民全国協の会員は、8月に成功した全国総会が保育署名で1千万人と結びつく方針を打ち立てたことの重要性を述べました。
 さらに、ス労自主、NAZEN、中部ユニオンなどの活発な発言や報告がありました。
 支配者は、安倍がもたらした貧困、格差、原発などの問題をあたかも小池「希望の党」が解決するかのような幻想をふりまいていますが、すでにそのメッキははがれ落ちています。
 だからこそ、自分の言葉を鋭い感性で語る斎藤いくま委員長を先頭に「革命」を訴え、衆院選決戦から11・5集会へと中・南部の労働者は全力で闘います。

現職死亡許せず役選立候補
 自治体労働者 I

 私は国民健康保険の事業を行う国保連合会で働く労働者です。8月、単組の執行委員長に立候補し役員選を闘いました。
 どうしても闘わねばならない事情がありました。それは3カ月の間に職場の仲間2人が相次いで亡くなったからです。
 職場では国保連と支払基金(社会保険を担当)という二つの医療費支払機関が医療費削減競争を国から迫られるとともに、財政危機を口実に18年から国保の市町村から県への移管が強行されようとしています。そのため大幅な人員削減、定員不補充が続き、たとえ補充されても非正規職や派遣労働者です。残業が当たり前のようになっています。
 2人の死因はがんですが、今の職場の在り方に病気の大きな原因があると思わざるをえません。しかし当局も体制内労組幹部も2人の現職死亡問題に口を閉ざしています。こんなのは絶対におかしい。労働組合が闘わず屈服してきたから現職死亡が相次いだのです。定年後の再任用で働いている自分の立場や選挙にどれだけ支持が集まるかなど気にも留めず、なんとしてもこのことを訴えたくて立候補を決めました。
 しかし、なんと立候補は所属長(係長か課長補佐)の推薦がないとできません。必死に話して「Iさんの気持ちは痛いほどわかる」という人が現れ、推薦を得ることができました。
 ビラで「現職死亡が相次ぐ職場を変えよう! 安倍の働き方改革許さない。非正規職撤廃! 朝鮮戦争と9条改憲許すな」と訴え、職場近くの駅で労組交流センター自治体部会のビラと『前進』も配布しました。
 投票結果は残念でしたが思いは伝わりました。私は人事評価に反対し、昼休み時間の短縮にも体を張って闘ってきました。ここで立たなかったら自分は自分でなくなる。立候補はまったく正しかったと思います。連合幹部の裏切りに怒りが渦巻いています。動労総連合を建設し、労組交流センター派が主流派に躍り出る時です。闘い続けます。

このエントリーをはてなブックマークに追加