11・5集会と衆院選勝利へ向けて 労組交流センターが方針提起
11・5集会と衆院選勝利へ向けて
労組交流センターが方針提起
全国労組交流センターより、11・5全国労働者集会への組織戦と10月10日から始まる衆院選決戦を一体的に闘おうという訴えが発せられました。呼びかけに応え総決起しよう。抜粋して紹介します。(編集局)
安倍・小池打倒! 斎藤いくま候補とともに衆院選決戦へ
朝鮮侵略戦争阻止! 11・5集会を一体で成功させよう!
【1】日韓米労働者の11・5銀座1万人デモで朝鮮侵略戦争を始まる前にとめよう
9月28日、安倍政権は臨時国会冒頭で衆院解散を強行しました。今回の解散・総選挙は、追い詰められた安倍政権による、改憲と朝鮮侵略戦争参戦のためであり断じて許すことは出来ません。自民党内からは「国民に北朝鮮問題を問い、選挙期間にミサイルが発射されたら『自民党頑張れ』となるんじゃないか」という意見まで出ています。
選挙後の11月4日〜6日には米トランプ大統領が訪日し、日米首脳会談が行われます。朝鮮侵略戦争のための戦争会談です。この情勢で開催される11・5労働者集会/「改憲阻止! 1万人大行進」は、労働者の国際連帯で戦争を止める最大の闘いとなりました。
2003年のイラク戦争時に、軍事物資輸送拒否をストライキで闘ったアメリカ国際港湾倉庫労働組合(ILWU)は、「トランプが訪日し戦争会議をやろうとしているときに、我々が日本の労働者と共に闘わなくて良いのか!」と議論し、11・5に代表を送ることを決定しました。「朝鮮半島情勢を一層激化させるすべての軍事行為と制裁措置を中断せよ」と闘う韓国・民主労総からもソウル地域本部を中心に30人の訪日団が組織されています。全国労組交流センターは差し迫る北朝鮮への攻撃・開戦情勢に対し、まなじりを決して11・5労働者集会1万人結集で立ち向かおう。
【2】連合傘下の労働者に訴える! 職場から戦争反対の声を上げよう!
戦争切迫の現実の前に、あらゆる反動が噴き出しています。極右・小池百合子都知事自らが代表となる新党「希望の党」が結成され、民進党が事実上解党し合流することが決定されました。小池は「希望の党」への合流の条件に、「安保法と改憲」を認めろ、と迫りました。戦争を前にして、かつて政権を担った野党第一党が一夜で崩壊したことは歴史的事態です。
重大なことは、この民進党の解党・小池新党との合流を積極的に後押ししたのが連合会長・神津だということです。残業代ゼロ法に賛成した連合執行部が一気に改憲・戦争賛成へと突き進み始めたことは重大です。とりわけ小池が狙っているのは自治労や日教組の排除・屈服です。労働組合が戦争・改憲に協力するのか反対するのか、本当に歴史の重大な転換点が訪れています。情勢の主導権は労働者が握っています。
今年7月、安倍と連合事務局長・逢見(UAゼンセン元会長)が密会を繰り返し、「企業防衛、愛国主義、憲法改正、原発推進」を掲げるUAゼンセンを押し立てて連合を産業報国会化しようとしたクーデターは一旦破たんに追い込まれました。破たんに追い込んだのは現場労働者の怒りであり闘いです。戦争をとめるために、職場から戦争と社会丸ごと民営化、総非正規職化に怒りをもって立ち上がろう。
【3】安倍・小池打倒! 斎藤いくま候補と共に衆院選決戦へ
闘いは本当にこれからです。安倍を選ぶか小池を選ぶか、どっちにしても行き着く先は戦争であり絶望でしかないことは誰もが感じていることです。
この歴史の重大な分かれ目の時に、全学連・斎藤いくま委員長が東京8区(杉並区)で衆院選に立候補して闘うことを決意してくれました。斎藤委員長は「労働者の、労働者による、労働者のための社会をめざして、新しい労働者政党のための一歩をともに歩もう」と労働者に熱烈に訴えています。
全国労組交流センターは、あらゆる重圧を一身に受け、なおかつ労働者の未来をかけて闘う若きリーダーの決断を自らの決断として受け止め、総力を挙げて勝利のために共に闘おう。
【4】衆院選決戦と11・5労働者集会の勝利のために----具体的方針
<1>11・5労働者集会の組織化に全力で入ろう。集会事務局からビラ、職場討議資料などが出されています。職場・街頭でチケットを売り、労組で討議し集会賛同に取り組もう。
<2>11・5集会の組織化と一体で、職場に「斎藤いくま候補推薦委員会」を組織し、訴えよう。新たな試みですが、これは弁護士の仲間から始まっていて、2人(1人でも!)が集まればどこでもできます。斎藤いくま候補の推薦を集め、斎藤いくま候補を仲間に紹介し、「紹介者カード」を組織しよう。
<3>とめよう戦争への道!百万人署名運動が新たに取り組む「戦争するな!9条変えるな!全国署名」をもって、杉並区全駅を対象とした街頭宣伝に打って出よう。全学連の学生たちとともに、青年労働者・交流センター女性部の街頭登場が決定的です。
<4>都議選を引き継ぎ、全国の闘いとして名簿オルグ、電話行動に総決起してください。
<5>労働組合のオルグが決定的です。動労千葉の決起に続き、動労水戸は被曝労働拒否・常磐線延伸阻止のストライキを闘い、動労東京もストライキを準備してJR・安倍・小池との大決戦に突入しようとしています。都庁レストラン解雇を許さない闘いを都庁・都労連に広げよう。都議選で始めた保育民営化反対署名の地平も決定的です。国鉄闘争を軸に、小池打倒で自治体、教組、とりわけ東交の労動者に「労働者の団結した闘いこそが唯一戦争を止める力がある」ことを訴え、11・5への結集と斎藤いくま候補とともに闘うことを熱烈に訴えよう。
<6>一切はこの闘いの中で学生・青年労働者の根底からの決起をつくりだすことと東京に強固な労働組合の拠点をつくりだすことです。全国労組交流センターの総決起を訴えます。