高校生のみなさんに訴えます 斎藤いくまさんを応援します ウソまみれの政治うち倒す時

週刊『前進』02頁(2882号02面01)(2017/10/05)


高校生のみなさんに訴えます
 斎藤いくまさんを応援します
 ウソまみれの政治うち倒す時

(写真 9月28日、国会前行動に立つ全学連)

(写真 国会前で訴える斎藤いくまさん【9月28日】)

(写真 2016年11月、ソウルで韓国ゼネスト連帯行動)

(写真 2015年5月、沖縄大学で集会・デモ)

若いことは私たちの強さだ
 京都大学 黒川結希

 高校生諸君に訴えたい。若さとは力であり、その力を最大限に活(い)かせる候補が斎藤いくま委員長だということを。
 「いい加減自民党は嫌だ」という声が出ているのに、なぜ自民党がいつまで経っても政権を握っているのか? それは、変わることを恐れている大人が多いからだ。既得権益を持って、そこに安住している大人が多いからだ。
 私たちにはそんなしがらみも既得権益もない。会社の利益を考える必要もないし、「大人の事情」なんてやつは聞きたくもない。むしろ、将来への不安を抱えている人の方が多いだろう。進学できる環境にない人もいるだろうし、受験での競争は人の心を鬼にだってする。大学の学費や生活費は借金しないと手に入らないかもしれないし、大学や専門学校に行ったところでその先の就職先はどうなることか......将来の不安はつきない。
 だからこそ、あえて強く言いたい。将来の確証がないこと、それはチャンスだ。世の中に期待なんかしてないこと、それは力だ。余計なしがらみがないからこそ、私たちの世代は世の中を根本的に変えることができる。小池、あべ、前原......、どの候補を見ても、実は新しい顔ぶれなんかじゃない。彼らには世の中を根本から変える力なんてない。
 高校・大学時代にできる友達は一生の友達だ、と言われている。それはきっと、その若い時代、仕事や立場によるしがらみがない時代には、相手の辛さや悩みに本気で向き合いやすいからだと思う。
 私は大学で学生寮に入り、生まれて初めてと言ってもいいくらい本気で人と向き合ってきた。マイノリティと呼ばれている人もいたし、家庭環境で悩んでいる人もいた。そういうある意味分かりやすい困難さを抱えていなくても、なにかしらの生きにくさや自己肯定感の持ちにくさを感じている人もいた。
 どの人との出会いも、私を根底から変えてくれた。この社会にどんな抑圧があるかを気付かせてくれた人もいるし、その中でも信頼関係を築けるんだって教えてくれた人もいる。そして、世の中に敷かれたレールとか「勝ち組」の人生とかにとらわれずに目の前の人と向き合えって教えてくれた人がいて、この社会で私の果たすべき責任を問い詰めてくる人がいる。
 これらすべての人たちに感謝しているし、同時にこの人たちの思いに私が力不足なりに一生懸命応えることができたのは、一言で言ってしまえば私には失うものがないからだ。だから、生活をかけてこの人たちの問いに応えようとすることができた。そんなストイックさとラディカルさを含んだ学生運動が秘めている力は偉大だと思う。だからこそ、あらゆる社会変革の中で若者や学生が担う運動は最先端なのだと信じている。
 もう一度言おう。もしあなたが将来に不安があるなら、斎藤いくま委員長と一緒に全部ぶっ壊して、みんなが幸せに生きられる社会つくろうぜ。なにも持っていないこと、若いことは私たちの強さだ。

政治家頼みはもうやめよう
 東京大学 松木 進

 高校生のみなさん! あなた方は社会の主人公だ。どんなに冷遇されていようとも、学生、そして労働者はまぎれもなく社会の主人公だ。なぜなら、社会を動かすのは労働者であり、社会を継承するのはわれわれ学生だからだ。労働者なくして社会は存在できず、学生なくして社会は存続できない。社会を動かすのは学生であり、労働者だ。金持ちや政治家は、われわれの学問や労働の成果を搾取するだけの「寄生虫」にすぎない!
 だが、われわれは「社会の主人公」として誇りを持っているだろうか? 学生や労働者は、仲間とまともに政治を語ることすらできない。学生は、大学で学生運動をしたら退学になる。キャンパスではビラまき・立て看板設置すらできない。その象徴が、斎藤いくま全学連委員長であり、彼に「退学処分」を下した法政大学だ。
 労働者は、職場で休憩時間中に署名を集めただけで解雇になる。社会を動かし継承するのは、学生や労働者だ。それなのに、今の社会は学生や労働者に絶望とそれへの降伏を強いている。学生や労働者が生きる誇りを持てない社会は、明らかに社会の方が間違っている。「社会のせいにするな」などと資本家はうそぶく。だがそれは、資本家が学生や労働者を酷使し、絶望を強いるための傲慢(ごうまん)な自己保身にすぎない!
 生きる誇りを取り戻すためにはどうしたら良いのか? 「いっそ戦争で社会がボロボロにならないか」と願う人はたくさんいる。「改革」とか「希望」とか訴える政治家が、これまで何をしてきたか? 政治家に期待できないなら、戦争しか方法はないと思うのも無理はない。
 しかし、必要なのは断じて戦争ではない! 今の日本に必要なのは革命だ。歴史を振り返れば、虐げられた人びとの主体的決起=革命こそが世界を動かしてきた。人権は書物の中ではなく、断頭台で流された貴族の血の海から生まれた。第1次世界大戦を終わらせたのも、ロシアやドイツでの労働者・兵士の決起だった。日本でも、敗戦直後は革命寸前の情勢まで行った。憲法の戦争放棄や多くの人権条項こそは、戦後革命期の労働運動がかちとった成果だ。「革命」は決して夢想ではない。
 この国に革命を起こし、社会の主人公である学生や労働者が生きる誇りを取り戻すために闘っているのが全学連であり、斎藤いくま委員長だ。斎藤いくまは、ビラまきも立て看板設置もできない監獄大学=法政大で学生運動をしている。計6回逮捕され、大学も「退学処分」となった。しかし、それでも「この国に革命を」「生きる誇りを取り戻そう」と徹底的に闘い抜いている。斎藤いくまの揺るがない信念、そしてその力強い行動は、まさに全学生・全労働者の誇りだ!
 高校生のみなさん、政治家頼みはもうやめよう。行動しない理由を探し出して自分に言い訳するのも、もうやめよう。今こそ、われわれ自身が革命を起こし、生きる誇りを取り戻すときだ。人生をかけて決起した偉大な人格=斎藤いくまとともに闘うときだ。斎藤いくまの決起に続こう!

権力と不屈に闘うリーダー
 法政大学文化連盟委員長 武田雄飛丸

 高校生のみなさん! 「政治」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか? 登場人物は金持ちとお年寄りばかり、うそまみれ、利権まみれ、選挙の時だけ良いことを言う政治家たち、自分たちと遠くかけ離れたお上の世界----こんな感じではないでしょうか? 森友・加計問題、豊洲移転、TPPなど、さまざまな事例が示すように、そのイメージは現実と寸分たがいません。「若者の政治離れ」と言いますが、こんなありさまを見て、政治にいったい何を期待せよと言うのでしょう?
 しかし今回、私が推す斎藤いくま委員長は、これまでの腐敗した「政治」のあり方とはまったく無縁の存在です。斎藤さんは常に私たち学生の先頭に立ち、体を張って闘ってきました。彼が入学した法政大学では、2006年以来、大学当局がビラまき・立て看板などの表現活動の禁圧を強行し、反対する学生を、警察と結託して逮捕・処分していました。
 「リベラル」を売りにする法政大の学生弾圧に、普段は「憲法」や「人権」についてエラソーに語る教授たちは見て見ぬふり。そんな姿を見て、彼は既成の「リベラル」や教授といった権威にすがるのではなく、自ら先頭で闘う道を選んだのです。彼が当時、文化連盟のリーダーとして掲げた「一人の仲間も見捨てない」というスローガンには、権力の弾圧に屈せず、学生の団結した力でこんな大学を変えてやるんだという想(おも)いが込められています。
 そして、集会やデモを主導し、ハンストを行った結果、私が法政大に入学した時には斎藤さんは既に「退学処分」を受けていました。それでもあきらめず、何度逮捕されようが先頭で闘い続ける先輩の姿を見て、私は「斎藤さんなら信頼できる」と文化連盟に入り、ともに闘う道を選びました。
 今回、斎藤さんが衆院選への挑戦を決意したのは、彼が法政大で行っているような闘いを全国に広め、世の中を根本的にひっくり返すためです。だから彼は、他のあらゆる候補と違い、「自分が議員になったら○○をしてあげます」などということは言いません。むしろ自分が議会に乗り込み、今の政治の腐敗を徹底的に暴くことで、議会がただの「おしゃべり小屋」にすぎないこと、本当に世の中を動かす力は私たち自身にあるんだということを訴えようとしているのです。私たちに「ともに闘おう!」と呼びかけているのです。
 「安倍政権か小池新党か」----どちらを選んでも、改憲・戦争・労働者切り捨ての政治が待っています。「リベラル」とされる他の野党も私たちを「一票」としてしか見ていません。彼らにとって、あくまでも主役は議会・議員です。だから、「野党共闘」に典型ですが、議席のイス取りゲームのために平気で妥協しますし、裏切りもします。
 今こそ、労働者・学生・市民の団結した力で権力と非妥協で闘い、政治を私たち自身の手に取り戻す時です。その第一歩として、斎藤いくま委員長への支持・応援をよろしくお願いします!

イス取り合戦おわらせよう
 高校生 東沢真男

 私たちの人生は競争だらけです。テストの順位で競い、大学入試で競い、就職先で競い、出世のスピードで競い、その後も競い続けて死んでいきます。この国では足りないイスを取り合って、みんな息苦しく生きています。
 部活で一緒に汗を流した友人も、ノートを見せてくれたクラスメートも、ひとたび同じ大学を受験すると分かれば蹴落とさねばならなくなります。それが現実でしょう。「昨日の敵は今日の友」という言葉がありますが、実際は「昨日の友は今日の敵」というわけです。
 そんな国で、誰が本質的に幸せになれるというのでしょう。そして一流大学に入っても、大企業に入れても、人間として当たり前の自由や権利は支配者によって抑圧されています。そして「森友・加計問題」をはじめとした数々の事件で分かりきっていることですが、その支配者や支配者のオトモダチは競争することもなく甘い蜜を吸っているのです。
 庶民は残酷なイス取り合戦を強いられ、支配者は上等なイスに最初から座っている。そんな社会を粉砕する意思を持つ人を私は一人知っています。それが斎藤いくま委員長です。
 斎藤委員長は謹厳実直にして気骨稜々(きこつりょうりょう)。いかなる既得権益、支配者にも従属せず、ただただ私たちを本当の意味での解放と勝利へ導き、世界の青年大衆の団結と連帯の道を開くために汗を流す人間です。
 私たちも、私たち自身の力を発揮しましょう。たしかに斎藤委員長や全学連、中核派は逮捕されたこともあり、多くの批判もあります。しかし、それは支配者に反抗したからです。支配者は斎藤いくま委員長を恐れており、国家権力やだまされている一般市民をも使って攻撃しています。しかし、斎藤委員長はどんな攻撃にも負けません。青年大衆のために戦い続けます。
 社会は選挙で簡単に変わるわけではないかもしれません。しかし、斎藤委員長に一票を投じることが腐りきった支配者への反抗を示す力になります。いざ戦わん!

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