団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2881号04面05)(2017/10/02)


団結ひろば 投稿コーナー

Jアラート訓練中止を要求 広島 大野 歩

 9月14日、8・6ヒロシマ大行動実行委員会は、広島県知事に対し「①政府に対してPAC3配備の撤回を申し入れること、②Jアラート訓練などの学校・地域で戦時体制づくりを行わないこと」の2点を申し入れました。これに対し、県の「平和推進プロジェクト・チーム」は、「核実験に対する抗議や核軍縮の会合の担当であり、防衛問題はうちは関係ない」と言ってのけました。
 危機管理課では「防衛省の決定を拒んだり抗議をしたりする権限は都道府県にはない」と言われました。こちらが「Jアラート訓練は国民の危機感をあおるのが目的」と指摘しても、「あくまで情報伝達訓練です」の一点張り。しかし、Jアラートが対象とする25の情報の中に原発事故が含まれていないことを指摘すると、「国民保護」という名目との決定的な矛盾を突きつけられ、言い繕うことさえできない様子でした。
 安倍首相は国連で、北朝鮮に対し「対話は不要。圧力あるのみ」と演説しました。改憲と戦争の道を突き進むもくろみを隠しもせず、瀕死(ひんし)の資本主義を延命させるためなら仕方がないと居直っているのです。資本家の都合で人間同士が殺し合わされるのはもうたくさんです。資本主義が欲する戦争と核のためにどれほどの命と尊厳が奪われてきたでしょうか。
 韓国の労働者の皆さんとはもちろんのこと、長年の専制政治に虐げられてきた北朝鮮の人民や、銃を背負わされている各国の兵士たちとも連帯し、ともに朝鮮戦争の危機に立ち向かうことができれば、私たちは国や民族の違いなどものともしない強固な連帯を手に入れるでしょう。
 ロシア革命が指し示した道がすぐそこに見えています。ロシア革命100年記念集会、改憲阻止1万人大行進には世界中の被爆者の怒りと願いを携えて、広島からも多くの同志が参加します。団結を!

「労働者」の名を奪い返そう
 東京 石坂麻実

 2879号の「個人事業主も労働者だ!」を読んで、資本家がやることはどこでも一緒だと痛感しました。韓国でも「非正規職撤廃!」とともに、個人事業主とされ「労働者」の名前すら奪われた「特殊雇用労働者」の粘り強い闘いが続けられています。
 建設・運輸業界をはじめ最近では郵政事業本部のもとで働く「在宅委託配達人」が労働組合を結成して闘っています。そのほか学習誌の企業と契約し、その参考書を使って教える家庭教師やゴルフ場のキャディーなども特殊雇用労働者です。彼らは労働組合を結成し、労働者認定と処遇保障、中間搾取の廃止などを求めて闘っています。
 団結した力がどれほどのものかを示しているのは、トレーラーを所有する「一人親方」が集まった労働組合である貨物連帯です。昨年10月から12月まで続いた鉄道労組の長期ストライキ。この時、文字通り物流が止まったのは、貨物連帯が連帯ストライキに突入した時でした。社会を動かしている労働者の力を示したのです。
 日本でも団結した労働者の力を示す時です!

絵画展で来場者と討論弾む
 三多摩 杉本牧子

 9月15~17日まで星野文昭絵画展を八王子市で開催しました。「獄中42年無実の星野文昭さんと、同じく渋谷闘争に決起し46年の指名手配攻撃と闘い、デッチあげ逮捕された大坂正明さんを今すぐ取り戻そう」と訴えました。
 星野さんたちがなぜ闘ったのか、その時の沖縄と今の沖縄の実態などを展示しようと、絵画展実行委員会で討論しました。絵画とともに1970年前後の沖縄ゼネスト、渋谷闘争、動労千葉のストライキ、昨年11・12のソウルのキャンドル革命、ハンサンギュン民主労総委員長と星野さん・大坂さんの写真なども展示しました。
 来場者との討論も弾みました。絵を見た人の感想は、「心優しく美しい絵で、星野さんが無実であることが絵から伝わる」。
 16日には、星野再審連絡会議共同代表の狩野満男さんの講演会を持ちました。狩野さんは、「証拠は公共の財産であり、11人の民間目撃証言を開示すべきだ」と証拠開示の重要性を語り、渋谷闘争についても丁寧に話し、初参加者にも好評でした。今後の大坂さんの裁判が星野さんの無実を証明することにつながることも語られました。
 17日には「三多摩星野文昭さんを救う会」第2回総会を開催しました。司会は「とめよう戦争への道!百万人署名三多摩」、連帯あいさつを三多摩労組交流センター、多摩連帯ユニオン、婦民全国協三多摩支部から受けました。
 「経過報告と方針」では、「星野文昭さんを取り戻す闘いは改憲阻止決戦と一体であり、その中に展望がある。全証拠開示・再審開始100万人の署名は、動労総連合建設を軸に階級的労働運動の基盤を大きく発展させるものとなる。全国33の救援会とともにその一翼を担って星野さんを奪還しよう」と提起されました。
 この団結の力で、11・5改憲阻止1万人大行進を成功させようと思います。

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