いわき集会の発言から

信じられる存在として登場する
　動労水戸　辻川慎一副委員長

　全国から来ていただき、集会・デモをいい中身でかちとることができたと思います。
　私のエルダー再雇用について、昨日、会社の人事課と直接やりあいました。会社は「会社が提示するのは水戸以外ない。それがいやならあなたの自由でやめてくれ。会社が首を切るわけじゃない」という態度です。私を勝田車両センターに置いておけないのは、常磐線を延伸し、福島第一原発の脇に電車を走らせ、原発事故はなかったかのようにしてオリンピックをやって金をもうけるためです。
　今、ＪＲは富岡までの線見訓練をしています。運転席は放射線量が最高で４㍃シーベルトまで上がる。
　昨日、自分の解雇をめぐり職場の全労働者に訴えました。それにこぶしあげて応えてくれたのは清掃労働者の青年でした。
　福島の人たちは、相互が監視する中で声を上げられない状態にある。それは東京でも全国でも同じです。その人たちにとって本当に信じられる存在が登場した時、その人たちは声を上げて一緒に闘えるようになる。僕たちだけが２０１１年３・11からの６年半、一人ひとりの命を守るために闘ってきたと思います。
　動労水戸は10・21富岡延伸阻止へ断固として闘います。富岡延伸したら終わりじゃない。そこから安倍政権と日本の国家の崩壊が始まる。だからわれわれはどんなことがあってもあきらめずに闘い続ける。
　10月22日投票の衆院選に全学連委員長の斎藤いくま君が出馬します。彼の決断を全身全霊で支えきり、渾身の闘いをぶち抜いて、数万数十万の支持を生み出しましょう。それが福島の人たちを激励するし、われわれも少数派の状態から脱却できる。
　動労水戸は常磐線をめぐる闘いを必死に闘いつつ、衆院選の勝利へとことん闘いぬくことを皆さんと一緒に確認したい。（いわき駅前の総括集会で）

被曝労働強制を絶対に許さない
　動労水戸　石井真一委員長

　今日の闘争は戦争情勢、資本と労働者階級の大激突の中で開かれています。２０２０年の東京オリンピックに向かって常磐線全線開通で、福島第一原発事故を消し去ろうとしています。
　常磐線が再開され、富岡町や浪江町に帰還が強制されれば、福島県民をさらに被曝させ、また自治体、郵政、ＮＴＴ、水道、学校などの労働者もすべて被曝することになる。まさに労働者に命を差し出せという攻撃です。労働組合が団結して闘う情勢が来ています。私たちは、北海道から九州までストを闘う労働組合をつくろうと、動労総連合をつくって闘っています。
　安倍は労働者階級の闘いに追い詰められて解散・総選挙に打って出てきた。断固闘って、安倍を打倒したい。
　富岡町は１万３千人の人口のうち１２８人しか帰っていない状況です。津波をかぶった駅そのままのところに富岡駅の駅舎がつくられている。
　溶けた燃料デブリは１号機だけでも２７９㌧あるといわれています。４㌧トラック70台分です。これをどうするのか。どうしようもない。こういう危険な、また爆発するかもしれないところに、乗客を乗せて電車を走らせ、勝田車両センターで交番検査させる。このようなことは労働組合として絶対に許せません。動労水戸は先頭で闘います。

いわきで甲状腺エコー検査実施
　ふくしま共同診療所　布施幸彦院長

　今日は、いわきに住む原発事故避難者と原発労働者を対象に甲状腺エコー検査をやっています。
　福島県内で甲状腺の問題、常磐線延伸の問題をもっと広げていきたいと思っています。今年１月に南相馬市原町区で甲状腺エコー検査をやり、８月には鹿島区でやりました。非常に好評で、いろいろな話ができました。
　県内で甲状腺エコーとともに「被曝と帰還の強制反対署名」も広げて、福島を変えてゆく、福島から新しい火をつくっていきたい。常磐線全線開通を阻止することは安倍を倒すことでもありますので、一緒に頑張っていきたい。

斎藤委員長押し立て衆院選へ！
　全学連　洞口朋子さん

　衆院選で全学連委員長・斎藤いくまを押し立て東京８区から安倍打倒、小池打倒の闘いを始めよう！　民進、共産などの野党共闘の正体は、改憲も原発も労働法制改悪も全部あいまいにして労働者を裏切り、怒りを抑えつける「第二自民党」そのものです。労働者民衆は新しい労働者の政党を求めています。
　斎藤委員長の存在と闘いの中に、全学連の10年間が体現されています。この10年間、全学連は彼のもとに団結し法大闘争、反原発闘争、自治会建設、安保国会闘争を闘い、その中で「リベラル大学人」のペテンを暴いてきました。３年生で退学処分、逮捕は計６回。処分されても逮捕されても絶対に屈しない！　ブレない！　裏切らない！　こんな候補者はほかにいません。戦争を止める力は労働者・学生にあります。今度の衆院選は改憲阻止決戦そのものです。
　ともに革命の扉をこじ開けましょう！