市東さんとの団結固め 農地守る会・福島が総会

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週刊『前進』04頁(2877号03面02)(2017/09/18)


市東さんとの団結固め
 農地守る会・福島が総会

(写真 反対同盟の伊藤信晴さんを招き「守る会・福島」が総会。10・8三里塚闘争への決起を誓った【8月27日 郡山市】)

 8月27日、「市東さんの農地を守る会・福島」の総会を、郡山駅前の会場で開催しました。三里塚50年の闘いを記録したDVD上映後、冒頭に北原鉱治さんへの黙禱(もくとう)を行いました。
 代表あいさつに立った鈴木光一郎さんは「三里塚のサラサラな土と、市東さんの無農薬で育てた野菜を食べれば150歳まで生きられる。それをコンクリートで覆い尽くすことは絶対に許さない」と農地強奪と第3滑走路建設を阻止する決意を表明しました。
 連帯のあいさつでは、ふくしま合同労組の丹治満さんが「北原さんは、絶対反対・実力闘争の指導者だった。その遺志を継いでいく」、動労福島の遠藤義人さんが「反対同盟と動労千葉の精神を引き継ぐ組合として動労福島をつくった。今、郡工でJRのエルダー制度への絶対反対の闘いが始まっている」、婦人民主クラブ全国協の長尾洋子さんが「三里塚の体を張った闘争の中に真の女性解放を見てきた。10・8全国集会に結集しよう」と訴えました。
 反対同盟の伊藤信晴さんからは、請求異議裁判の経過や第3滑走路に反対する周辺住民の取り組みが紹介され、「NAAは早朝便の拡大や騒音移転対象地域の拡大、発着回数の増加を狙っていて、金で反対の声をつぶそうとしている。これに対する闘いで三里塚闘争の発展と社会を変える土台をつくっていく」との決意が語られました。
 討論では、「請求異議裁判は1回1回が勝負であり、傍聴に行ってわれわれの気迫を見せよう」「援農にも何回も行く。そうしているうちに市東さんの生き様も見えてくる」「現地に重大な動きがあったら、われわれは現地にはせ参じる。当面は10・8集会に結集しよう」など、裁判傍聴や援農や現地集会への積極的参加が訴えられました。
 守る会・福島は、市東さんとの団結、反対同盟との団結をより強めることと、請求異議裁判署名を通じて三里塚の闘いを広げていきます。また、全国農民会議をはじめ福島の農民との交流をつくり、地域の労農連帯をつくっていきたいと考えています。
(農地を守る会・福島共同代表 橋本光一)
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