団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2875号04面04)(2017/09/11)


団結ひろば 投稿コーナー

自治労大会で決定的出会い
 関西・自治体労働者 片山美紀

 8月28日から新潟で自治労大会が始まりました。私たち動労千葉派はビラまき、国鉄や星野署名、交代でマイクを持ってアピールをしました。続々とやってくる大会参加者は次々とビラを受け取り、立ち止まって署名やカンパに協力してくれました。
 その中で決定的な出会いがありました。署名をしてくれた人の中から「僕は中核派のことをずっと見てきました。よく大会や集会に来てビラを配っていますよね」と話しかけてくる人が現れました。
 その人はさらに、「中核派はこうやって行動するところがすごいと思っています。動労千葉は以前から大好きなんです。家族ぐるみというか、いろんな悩みを抱えながら丸ごとひとつになって闘っているという感じがしています。あんなふうに闘えたらいいなあと思っています。今の自治労の役員たちが非正規の仲間のことを真剣に考えてないこともわかっています。それを本気で変えようとしているなんてすごいですね」と言ってくれました。
 私たちは「職場で葛藤しながら闘っていることと、星野文昭さんや大坂正明さんが獄中で闘っていることは同じだと思っている。朝鮮戦争が目前に迫る中、人生をかけてこの社会を根本から変革するために闘っている。労働組合にはその力があるし、私たちには団結があるから労働者を裏切らないで闘い続けられる」と話しました。こうした討論ができてよかったです。
 自治労が変わるチャンスにきていることを実感しました! 新潟の仲間を先頭に全国の仲間とともに明るく元気にやりきった3日間でした。

セブン・ドライバーが過労死
 長野・千曲ユニオン 河野正史

 1月6日、43歳の男性配送ドライバーが長野県上田市のセブンイレブン店舗駐車場で荷物を降ろした後倒れ、救急車で病院に搬送されたが「急性動脈性乖離(かいり)」で死亡した。
 彼の母親は、「過重な労働によって健康を害したり、息子のように命を落としたりする人がほかにもいる」から企業と国の責任で「改善」すべきだとの思いから労災申請を行い、8月24日に認定された。マスコミでも大きく報道された。
 私は、同じセブンイレブンで働く仲間が過労死に追い込まれたことに、もっと前に千曲ユニオンに団結していれば、と悔しさと怒りにたえない。報道では直接雇用していた運送業者の名前は出たが、セブンイレブンの名前は隠された。
 配送ドライバーはセブンのロゴ入りの統一した制服を着させられ、セブンのロゴを大きく貼った大型トラックを運転して、セブン店舗だけを走り回っていた。配送ルートを決定していたのはセブン本部だし、物流を担ったのもセブン直系の大手商社だ。
 一人乗務で過酷な業務を担わされていたセブンの配送ドライバー。報道によれば、亡くなる直前1カ月の時間外労働は114時間、拘束時間は314時間13分だった。入社当時66・9㌔あった体重は6カ月後には59・6㌔だったという。
 セブン労働者が怒りの決起を開始するときが来た。千曲ユニオンは、ただちに長野市若穂にあるセブンの配送センターでビラまきに決起した。セブン闘争は新たな闘いの段階に入った。私たちはモノではない。誇りあるコンビニ労働者として、闘う労働組合に団結し、非正規職撤廃をストライキでかちとるまで闘う。人間が人間らしく生きられる社会をつくろう!

Jアラート訓練で申し入れ
 香川・教育労働者 高橋 敦

 本紙2871号の反戦被爆者の会・中島健さんの投稿はまったくその通りだ。核と人類は相いれないし、労働者階級にとって絶対に許せない。だから朝鮮戦争策動を繰り返す米日韓の支配者階級をゼネストで打倒することが、始まる前に戦争を止める具体的行動であり、国際連帯の道だ! もう一方の朝鮮戦争の推進者、北朝鮮・キムジョンウンの進めるミサイル開発・核開発も絶対に許せない。 いまこそレーニン主義の立場に立ち、戦争をする自国政府をともに打倒しよう!
 安倍の戦争策動であるJアラート訓練を絶対に許さないと、私たちの仲間が8月24日、香川県教育委員会に申し入れを行った。「教え子を再び戦争に送らない」闘いだ。あらゆる戦争攻撃と闘う労働組合を建設し、ゼネストで安倍政権を打倒し、国際連帯で始まる前に戦争を止めよう!
 以下、申し入れ書の抜粋を紹介する。「連日、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威が報道される中、8月12日に、島根、広島、愛媛、高知の各基地に迎撃ミサイルPAC3が配備され、18日には香川を含む中四国9県でJアラートを使った情報伝達訓練が行われました。これは労働者やその子どもたちの『命と安全』を守るものなのか? 違います。その目的は、戦時体制づくりです。自治体労働者や教育労働者を戦争協力者にし、社会全体を戦時モードに切り替え、改憲と戦争に向かって行く、これが安倍政権のねらいです」「9月上旬には、学校で避難訓練がよく行われますが、これを利用した戦争のための訓練は絶対に許せません。私たち教育労働者は、きっぱりと戦争協力を拒否します。避難訓練の名のもとに戦争動員体制づくりなど絶対に行わないよう、また戦争協力に与(くみ)する指導など一切行わないよう、強く申し入れます」

八尾北夏まつりが大成功!
 八尾北医療センター労働組合  東 理恵

 8月19日、炎天下、八尾北医療センターでの八尾北夏まつりに300人が参加し、新しい未来の団結を切り開きました。全国水平同盟西郡支部青年部長の「地元の祭りが部落解放同盟、地区協に牛耳られるのは悔しい」という一言がきっかけでやることが決まりました。4回の実行委員会を開催。祭りで何をつくるかの議論が重要でした。みんなが生きていくために必要なものはすべて闘ってかちとってきた、診療所も学校も保育所も住宅も下水道も。この西郡の歩みをDVDにしてよみがえらせ地域の人たちに見てもらおう、そして更地化を絶対に許さない住民訴訟にともに立ちあがろう----そういう団結体をつくることをはっきりさせて実行委員会を重ねていきました。
 障害者総合支援法反対の交流会での議論を通して信頼を深めてきた地域の作業所の仲間に実行委員会に加わってもらい、出店へもつながりました。障害を持った青年が八尾北に就職し、デイケアの職場での能力主義の中で辞めていった現実があり、労組執行委員会、労組会議、非組合員との厳しい議論、葛藤をそのまま交流会に出して議論したことが決定的でした。作業所の厳しい現実も一緒に考えていける関係をつくれるところに来ました。
 八尾北医療センターに対する国、八尾市、資本による赤字・倒産攻撃に対して「経営的に生き残る」道と決別し、「ともに生きる団結にかけようと決断して労組の団結を軸に必死に闘ってきたことは正しかった」とみんなが確信しました。私たちが、戦争、改憲、総非正規化への怒りを呼び覚まし、束ねる存在になる大きな足がかりをつかんだのが八尾北夏まつりでした。

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