2017年日誌 8月29日~9月4日 空自と米軍機が共同訓練/北朝鮮が核実験
2017年日誌 8月29日~9月4日
空自と米軍機が共同訓練/北朝鮮が核実験
●北朝鮮が弾道ミサイルを発射 北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射し、日本の上空を通過して北海道・襟裳岬の東方約1180㌔の太平洋上に落下した。政府はこれに対してJアラート(全国瞬時警報システム)を発動してキャンペーンを行い、北海道、東北、北関東など12道県の住民に避難を呼びかけた。北海道や東北、関東の交通機関にも乱れが出た。(29日)
●横田基地でPAC3訓練 航空自衛隊の地上配備型ミサイルPAC3を在日米軍基地で展開する初めての訓練が横田基地と岩国基地であった。(29日)
●防衛省の委託研究、企業の応募急増 防衛省は、防衛分野の研究開発に役立つ基礎研究を委託し、資金を出す「安全保障技術研究推進制度」で、2017年度の研究課題に14件を採択したと発表した。うち大学は4件で応募数は横ばいだが、企業の応募数は昨年の5倍に上った。(29日)
●日英首脳会談を開催 安倍は来日中の英国首相・メイと会談し、英国の新空母派遣など、アジア太平洋地域への関与強化を歓迎することを盛り込んだ「安全保障協力に関する日英共同宣言」を発表。北朝鮮を非難する共同声明も発表した。(31日)
●空自機と米軍機、九州で共同訓練 自衛隊と米軍は、九州西方の空域で共同訓練を実施した。最新鋭のステルス戦闘機F35Bが加わった共同訓練は初めて。米軍はその後朝鮮半島に移動し、韓国空軍とともに南北の軍事境界線近くにある江原道の射撃場で実弾投下訓練を行った。(31日)
●米、ロシア総領事館を閉鎖 米政府は、ロシアが米外交官を追放したことへの対抗措置としてサンフランシスコのロシア総領事館などを閉鎖すると発表した。(31日)
●米軍の着艦訓練、厚木基地で開始 在日米軍は、横須賀基地に入港中の米空母ロナルド・レーガンの艦載機部隊による模擬着艦訓練を厚木基地で始めた。激しい騒音を伴う訓練に、神奈川県などは強く反発し、軍側に中止を求めた。(9月1日)
●関東大震災から94年 犠牲者を悼む大法要祭が墨田区の東京都慰霊堂で行われた。虐殺された朝鮮人犠牲者らの追悼式も慰霊堂のある横網公園内で行われたが、小池都知事は追悼文送付を拒否した。(1日)
●北朝鮮が核実験 北朝鮮は、昨年9月以来6回目となる核実験を実施した。朝鮮中央テレビは、大陸間弾道ミサイル搭載用の水爆実験に成功したと発表した。日本政府は国家安全保障会議を2回開き、安倍は深夜に米ロ首脳と相次いで電話で協議。「より重大かつ差し迫った新たな段階の脅威」だとする声明も発表した。(3日)
●米、北朝鮮を強くけん制 米国防長官マティスは記者会見で「北朝鮮の全滅を望んでいないが、そうするだけの多くの選択肢がある」と述べ、軍事的行動の可能性を示唆した。(3日)
●安保理緊急会合、対北朝鮮「最強の措置を」 国連安全保障理事会が緊急会合を開き、米国のヘイリー国連大使は「最強の(制裁)措置をいま採らねばならない」と訴えた。石油の輸出制限が焦点。(4日)
●韓国軍がミサイル射撃演習 韓国軍は、北朝鮮の核実験に対抗するとして、韓国東岸から日本海に向けて弾道ミサイルの射撃訓練を行った。(4日)