２０１７年日誌　８月２２日～２８日
　トランプが白人至上主義擁護／小池都知事、朝鮮人追悼文とりやめ

●菅長官、辺野古移設へ決意　菅義偉官房長官は梶山静六元官房長官の墓参後、遺志を継ぎ、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古への移設実現に取り組む決意をあらためて示した。（22日）
●トランプ米大統領、支持率最低後も白人至上主義擁護　12日のバージニア州での白人至上主義団体と反対派の衝突で前者を擁護するトランプ米大統領の支持率が就任後最低の35〜43％となっていたが、大統領は支持者集会で「双方に非」があるとした以前の声明を再度読み上げた。（22日）
●米第７艦隊司令官を解任　米太平洋艦隊のスウィフト司令官は、横須賀を拠点とする第７艦隊のアーコイン司令官を、相次ぐ同艦隊の艦船事故の責任を問い解任した。巡洋艦が、１月に横須賀沖で座礁、５月に韓国近海で漁船と衝突。駆逐艦が、６月に伊豆半島沖でコンテナ船と、８月にシンガポール沖で石油タンカーと衝突。（23日）
●ＴＨＡＡＤ、月内にも追加配備か　韓国の大統領府国家安保室長は国会答弁で米軍の高高度迎撃ミサイルシステム（ＴＨＡＡＤ〈サード〉）の残る４基の発射台の慶尚北道星州（ソンジュ）への配備時期が「もっと非常に早い時期になる」と述べた。野党幹部もイナギョン首相が「米国が30日までに追加配備を完了するよう求めている」と述べたと明らかにした。（24日）
●安倍首相、徴用工問題は「解決済み」　
安倍首相は韓国のムンジェイン大統領と電話会談し、日本の植民地下で強制動員された「徴用工」の財産請求権問題は「完全かつ最終的に解決済み」と述べた。（25日）
●小池都知事、「追悼文の提出はしない」　
小池百合子都知事は、関東大震災の朝鮮人犠牲者の追悼式への追悼文を取りやめたことについて、「特別な形での追悼文の提出は控えた」と会見で説明した。（25日）
●海自ヘリ墜落　海上自衛隊護衛艦「せとぎり」に発着艦訓練中だった、海自大湊航空基地（青森県むつ市）所属の哨戒ヘリコプターＳＨ60Ｊが日本海に墜落。乗員３人が行方不明に。（26日）
●米、北朝鮮ミサイルを挑発と批判　ティラーソン米国務長官は北朝鮮が26日に発射した３発のミサイルについて、「いかなる弾道ミサイル発射も国連安保理決議違反だ。米国と同盟国への挑発行為と見ている」と批判した。（27日）
●陸自、離島奪回想定し実弾演習　陸上自衛隊は離島奪回を想定し、国内最大規模となる実弾射撃演習「富士総合火力演習」を静岡県の東富士演習場で実施した。陸海空３自衛隊約２４００人が参加し、約２億９千万円分の弾薬約36㌧を使用。（27日）
●米大統領、首席補佐官を更迭　トランプ米大統領はプリーバス大統領首席補佐官を更迭し、後任にケリー国土安全保障長官を起用したと発表。同政権では21日に大統領報道官が辞任したばかりだった。（28日）
●玄海・大飯の再稼働を発表　九州電力は玄海原発３号機（佐賀県玄海町）を来年１月、関西電力も大飯原発３号機（福井県おおい町）を同１月中旬、４号機を同３月中旬に再稼働させると発表した。（28日）
●米抜きでＴＰＰの首席交渉開始　環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）の米国抜きの11カ国による首席交渉官会合が、豪シドニーで始まった。（28日）