青年・学生は改憲・戦争阻止に立つ 排外主義あおる安倍・小池倒せ 労組拠点建設・国際連帯発展を 9・23いわき闘争―9・25国会前へ
青年・学生は改憲・戦争阻止に立つ
排外主義あおる安倍・小池倒せ
労組拠点建設・国際連帯発展を
9・23いわき闘争―9・25国会前へ
青年・学生は改憲・戦争阻止に立つ! 8月30~31日の全学連大会で今秋決戦突入の宣言が発せられた。安倍政権への怒りがほとばしり、朝鮮侵略戦争絶対反対の闘いの火ぶたが切られた。排外主義を扇動して戦争と改憲に突き進む安倍・小池を倒す11・5労働者集会--改憲阻止1万人大行進へ! 9・23常磐線延伸阻止いわき闘争と臨時国会開会日の9・25国会前闘争に決起しよう。動労総連合を先頭に第3の分割・民営化攻撃と対決し、労組拠点、地域拠点建設を進めよう。『前進』を武器に1千万人の決起を実現しよう。
革命の圧殺狙う朝鮮戦争
8月29日早朝の北朝鮮ミサイル発射を口実に、安倍政権は北海道から長野県まで12道県、617市町村にJアラート(全国瞬時警報システム)を発信した。JR東日本、JR北海道は在来線、新幹線を停止し、学校を休校、避難の混乱を生みだした。国家が排外主義を扇動、社会を止め戦争動員を図り、改憲攻撃を強めている。それに対し安倍への怒りが沸騰している。
米帝トランプは国内階級支配の崩壊的危機と全世界に広がるゼネスト―革命情勢に追い詰められている。そのために韓国の革命を圧殺し、北朝鮮キムジョンウン体制の転覆を狙う朝鮮侵略戦争へ突進している。
8月21〜31日の米韓合同軍事演習「ウルチフリーダムガーディアン」は北朝鮮の体制転覆を目標とする作成計画「5015」のシミュレーション指揮所演習だ。米軍は崩壊が深まり、第7艦隊イージス駆逐艦の衝突事故や垂直離着陸機オスプレイの墜落が相次いでいる。それでも米帝は戦争をしかける以外にない。朝鮮侵略戦争・核戦争が数千万人の命と生活を破壊し人類の生存すら脅かすことになろうと、延命のために強盗戦争にのめり込むのが帝国主義どもなのだ。
安倍政権は2月10日の日米首脳会談で朝鮮侵略戦争への参戦を宣言した。そして米爆撃機B1Bによる朝鮮半島爆撃威嚇飛行での日本領空内共同訓練など、安保戦争法の実動訓練を繰り返している。Jアラートの発動は自治体、学校、鉄道などを戦争に動員する攻撃だ。それは労働組合つぶし、共謀罪や排外主義の扇動と一体の改憲攻撃だ。
北朝鮮キムジョンウン体制は米帝との緊張をあおり、軍隊による体制維持のみを目的にして、核やICBMで米帝と取引して延命しようとしている。「ソウルを火の海に」と労働者人民の命を顧みないキムジョンウン体制はスターリン主義反革命そのものであり、帝国主義とともに打倒すべき存在だ。
ロシア革命を継ぐ闘いを
戦争を止める力は労働者の闘いと国際連帯にこそある。韓国・民主労総は戦時下の労働組合つぶしの弾圧と絶対反対で闘いぬき、ゼネストを組織してパククネ政権を打倒した。帝国主義打倒、スターリン主義打倒の世界革命の扉は大きく開かれた。
ソウルの8・15民主労総全国労働者大会では、チェジョンジン委員長代行が米韓軍事演習中止を求め、「われわれは世界のすべての核に反対します」「新自由主義に反対し、労働を尊重する社会をつくる日、親日を清算し、歴史を正しく打ち立てる日。分断と停戦体制をのりこえ、平和と統一の新たな時代を開いていきましょう」と訴えた。サード(高高度迎撃ミサイルシステム)配備絶対反対、戦争絶対反対の闘いがムンジェイン政権の本性を暴き、開始された革命を新たな段階に押し上げている。6・30社会的ゼネストで5万7千人がストに入った。「非正規職撤廃」がそのスローガンだ。
民主労総の闘いと連帯し今秋決戦で安倍を打倒し戦争と改憲を阻止しよう。新たな労働者党とインターナショナル建設をめざす国際連帯共同行動研究所が設立され、「月報」の発行が開始された。「月報」を活用し賛同を組織しよう。
10月1日に開催されるロシア革命100年記念集会は、レーニンとボルシェビキの闘いを引き継ぎ、世界革命の思想と情熱をよみがえらせる集会だ。人間らしく生きられる社会を求めるすべての労働者、女性、青年、学生の結集をかちとろう。
戦後労働法制解体許さぬ
小池百合子都知事は9月1日に東京・墨田区の横網町公園で行われた関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付を拒否した。歴代都政で初めてである。朝鮮戦争の切迫の中で排外主義を扇動する、在日朝鮮人民への新たな襲撃ともいうべき暴挙だ。これに対し、激しい弾劾がたたきつけられた。小池は築地市場をつぶし豊洲移転を強行するために、8月28日から39年ぶりとなる臨時都議会を開いて補正予算を押し通そうとしている。仲卸業者、市場労働者は「移転を絶対に拒否する」と声を上げた。安倍とともに改憲と民営化に突き進む小池の本性はむき出しになった。安倍・小池打倒に総決起する時だ。
安倍が臨時国会提出をもくろむ改憲案の狙いは朝鮮侵略戦争に参戦できるようにすることだ。それは「ヒロシマ、ナガサキを二度と繰り返さない」という被爆者の決意、70年安保・沖縄闘争や三里塚の労農連帯の闘いなど、戦後革命以来の労働者階級の戦争絶対反対の闘いとの激突なくして貫徹できない。改憲阻止を先頭で闘う決意がみなぎった全学連大会の地平で、全国の大学にストライキを闘う学生自治会をつくろう。
さらに安倍は戦後労働法制解体の「一括法案」を臨時国会に提出し、青年労働者を丸ごと非正規職化し、貧困にたたき込もうとしている。電通の高橋まつりさんや新国立競技場建設に従事する青年労働者の過労自殺のように、大資本に青年・学生の命と未来が奪われるのをこれ以上許すことはできない。
臨時国会開会日の9・25国会前闘争に全力で立ち上がろう。
『前進』こそ組織化の最大の武器
闘う労働組合があれば、職場、地域を拠点にあらゆる弾圧、攻撃を打ち砕くことができる。動労千葉の闘いはそれを示している。動労総連合建設を進め、非正規職撤廃の闘いで第3の分割・民営化攻撃を粉砕しよう。動労千葉・動労水戸―動労総連合へのあらゆる組織破壊攻撃を絶対反対の団結に転じて闘いぬこう。
連合が安倍の戦争の先兵であることは完全に暴かれた。日共スターリン主義の安保・自衛隊容認、原発再稼働容認、福島切り捨てを徹底的に暴き、闘う労働組合を組織しよう。9月15日に東京で動労総連合1047協議会の結成報告集会が開催される。国鉄分割・民営化を許さない1047名解雇撤回・JR復帰の闘いを新たにつくりだそう。
動労水戸が呼びかける9・23いわき闘争に総決起しよう。政府は福島の怒りを抑え込み、被曝と帰還を強制して命と生活、共同性を破壊する。Jアラートによる戦争動員も同じだ。被曝労働拒否の労働運動は職場、地域に生きぬく共同性を打ち立てる。JRは10月21日に常磐線竜田駅―富岡駅間の運転を再開しようとしている。避難指示が解除された富岡町民の帰還率はわずか1・8%、帰還の強制に抗議し自宅を解体して「帰らない」闘いが始まっている。福島の怒りをともにし、11・5改憲阻止1万人大行進に突き進もう。
半年間の闘いを集約する全国機関紙担当者会議が9月に開催される。『前進』こそ1千万人の決起を組織する最大の武器だ。『前進』の拡大と読者網建設へ徹底的に闘おう。「星野同志の党、大坂同志の党」として17〜18年改憲阻止決戦を闘い、ゼネスト―革命を切り開こう。