2017年日誌 8月15日~21日 日米2プラス2を開催/米韓合同軍事演習始まる
2017年日誌 8月15日~21日
日米2プラス2を開催/米韓合同軍事演習始まる
●安倍、今年も「加害と反省」触れず 東京・日本武道館で開かれた政府主催の全国戦没者追悼式で式辞を述べた安倍は、5年連続でアジア諸国への加害と反省に触れなかった。一方、靖国神社には玉串料を奉納した。(15日)
●陸上イージス導入へ 防衛省は、陸上配備型の新たな迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を導入する方針を決めた。(17日)
●日米2プラス2を開催 日米両政府はワシントンで外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)を開催した。北朝鮮を強く非難し、圧力をかけ続ける方針を確認。安全保障関連法に基づき日米の防衛協力や日本の防衛能力を強化することでも一致し、自衛隊と米軍の一体化をさらに進める考え。(17日)
●日米共同訓練にオスプレイが参加 米軍の新型輸送機オスプレイが、北海道で陸上自衛隊と米海兵隊が今月10日から28日まで実施している日米共同訓練に参加した。オスプレイは5日に豪州沖で墜落事故を起こし、北海道など地元自治体は参加自粛を求めていたが、防衛省が11日に飛行再開を容認していた。訓練は日米あわせて約3300人が参加する大規模なもので、実弾射撃や兵員の輸送、救護などが主な内容。オスプレイが北海道での訓練に参加するのは初めて。(18日)
●トランプ、最側近バノンを更迭 米大統領トランプは、スティーブン・バノン大統領首席戦略官を更迭した。バノンはトランプが大統領選に勝利した立役者で、排外主義的な「米国第一」政策の推進役だった。トランプ政権は発足から約7カ月のうちに、大統領首席補佐官、首席戦略官、国家安全保障担当補佐官という主要3ポストが全員入れ替わる異例の事態に陥った。(18日)
●ボストンで4万人が反ヘイトデモ 米北東部ボストンで、「言論の自由」をかたったヘイトスピーチの集会が計画されたことに対し、4万人規模のカウンターデモが行われた。市内の公園で開かれた集会の参加者は数十人にとどまり、散会に追い込まれた。カウンターデモ参加者の大多数は白人だった。(19日)
●米韓軍事演習始まる 米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」が始まった。演習には韓国軍5万人と米軍1万7500人がそれぞれ参加。コンピューターを使い、北朝鮮の体制崩壊も視野に入れた米韓共同作戦計画のシナリオに基づいて戦術を確認する机上演習などを韓国各地で行う。演習は31日まで。(21日)
●防衛省、オスプレイ暫定配備を検討 陸上自衛隊が導入するオスプレイの佐賀空港配備計画をめぐり、防衛省は同空港へ配備するまでの間、製造元の米国内に機体を保管したり、国内の陸自駐屯地に暫定的に配備したりする案について検討に入った。佐賀空港への配備は予定地一帯の漁業者が反対するなどして難航している。(21日)
●米艦船がまた衝突事故 横須賀を母港とする米イージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が、シンガポール沖でリベリア船籍のタンカーと衝突した。米海軍によると乗組員5人が負傷し、10人が行方不明となった。(21日)