退学処分撤回へデモ 京大生の決起に激励続出
週刊『前進』02頁(2870号02面02)(2017/08/24)
退学処分撤回へデモ
京大生の決起に激励続出
(写真 被処分者の阿津くん【右】を先頭に京都市内の繁華街をデモ。「4学生への退学処分撤回」を呼びかけた【8月18日】)
8月18日夜、京都大生と全国学生、および京都の労働者・市民で、「4学生への退学処分撤回」を呼びかける京都市内デモを行いました。
デモに先立つ三条大橋の下での打ち合わせで、被処分者の作部羊平くん(京大同学会委員長)と阿津良典くん(同書記長)が決意表明しました。「京都大学は『軍事研究反対』と言いながら米軍の研究費を受け取ってきたばかりでなく、おかしいとストライキで闘った私たちを退学処分にした。もはや彼らに大学を語る資格はない」「根拠もないルールをふりかざされて一方的に弾圧されるということは、どこの大学・職場でも起きている。退学処分を撤回させてそういう社会を変えましょう!」(作部くん)。「1回きりの人生、おかしいことに屈するような生き方はしない。処分撤回まで闘うので皆さん応援してください」(阿津くん)。2人からの訴えに、三条大橋を行きかう人たちが次々と足を止め、聞き入りました。さらに、京大の1回生から「『自由の学風』を守るため、私も4学生とともに闘います」と、心強いアピールが発せられました。
その後、夜の繁華街に向かってデモに出発。「4学生への処分撤回」「大学生は奴隷じゃないぞ」「戦争反対 安倍を倒せ」のデモコールは圧倒的な注目を集め、写真を撮る人やビラをもらいに来る人が続出しました。終盤には男性がデモに飛び入りし、最後は「がんばって」と声をかけてくれました。これまでにない反応で、京大の闘いが京都中の関心事になっていることが感じられました。
「4学生への退学処分撤回」をすべての学生・労働者・市民の未来をかけた闘いへ。8月30〜31日に開かれる全学連大会の成功に向けて残り2週間、京大から全力で闘います。改憲阻止へ全国大学ストライキを実現しよう。
(京都大・作部羊平)