2017年日誌 8月8日~14日 中国・四国にPAC3展開/オスプレイ撤去求め沖縄県民大会
2017年日誌 8月8日~14日
中国・四国にPAC3展開/オスプレイ撤去求め沖縄県民大会
●防衛白書、北朝鮮の脅威「新段階」 2017年版防衛白書が公表された。北朝鮮の核・ミサイル問題について「新たな段階の脅威」と初めて明記した。(8日)
●在沖米軍トップ、オスプレイ飛行停止を否定 米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイがオーストラリア東部沖で墜落し、日本政府が国内での飛行自粛を要請している問題で、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官は、「オスプレイは沖縄に限らず世界中で飛んでいる。軍の方針だ」と述べ、飛行停止を否定した。(8日)
●トランプ、「炎と怒り」に言及し北朝鮮に警告 米大統領トランプは北朝鮮に「これ以上米国に対する威嚇行為を行わないことが、北朝鮮にとっての最善策だ。世界が経験したことのないような炎と怒りを受けることになる」と述べた。(8日)
●長崎平和宣言、核禁止不参加「理解できぬ」 長崎市での平和記念式典で、長崎市長は日本政府に対し「(核兵器禁止)条約の交渉にさえ参加しない姿勢を、被爆地は到底理解できない」と批判した。(9日)
●米艦載機、岩国基地への移駐始まる 米海軍厚木基地(神奈川県)を拠点とする空母艦載機部隊の岩国基地(山口県)への移駐が始まった。完了すれば、岩国基地は米軍機約130機、米軍関係者約1万人を抱える極東最大級の航空基地になる。(9日)
●米国防長官、北朝鮮の体制崩壊に言及 マティス米国防長官は、「北朝鮮は体制の崩壊や人民の破滅につながるようないかなる行為もやめるべきだ」と声明。(9日)
●防衛相、「存立危機」に言及 小野寺五典防衛相は衆院安全保障委員会で、米グアム島周辺をミサイルで包囲射撃するとの北朝鮮の警告に絡み、「米の打撃力が欠如することは日本の存立の危機にあたる可能性がないとも言えない」と述べた。(10日)
●日報問題めぐり閉会中審査 南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題をめぐる閉会中審査が衆参両院の委員会であった。小野寺防衛相は陸上自衛隊の日報データの存在を非公表とした経緯への稲田朋美・元防衛相の関与を認めなかった。稲田や安倍の招致は与党の拒否で実現せず、防衛省側は再調査も拒否した。(10日)
●米、北朝鮮に再び警告 米大統領トランプは自身のツイッターで、「北朝鮮が愚かな行動を取った場合、軍事的な解決の準備は完全に整っている」と述べ、軍事的な報復も辞さない考えを強調した。(11日)
●中国・四国にPAC3展開 小野寺防衛相は、グアムに向けたコースを外れて日本に落ちてきた場合を想定し、地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」を中国・四国地方の計4カ所の陸上自衛隊の駐屯地に展開する破壊措置命令を出した。(11日)
●オスプレイ撤去求め沖縄県民大会 沖縄県那覇市で、辺野古新基地阻止、米軍普天間飛行場の即時閉鎖・撤去とオスプレイの県内配備撤回、国内での飛行禁止を求める県民大会が開催され、4万5千人が参加した。(12日)
●徴用工像、ソウルで除幕 韓国のソウルと仁川(インチョン)で、日本の植民地支配下で朝鮮半島から強制動員された「徴用工」の像の除幕式が行われた。徴用工像の設置は初めてで、民主労総と韓国労総の共同事業として推進されてきた。(12日)