改憲阻止8・15集会へ 改憲狙う安倍・小池を倒そう 戦争阻止へ日韓米の国際連帯を
改憲阻止8・15集会へ
改憲狙う安倍・小池を倒そう
戦争阻止へ日韓米の国際連帯を
日本帝国主義の敗戦から72年の8月15日、「許すな改憲!大行動」と「8・15実行委員会」が共催で「改憲・戦争 絶対に許さない8・15集会」を開催します。安倍打倒・改憲阻止の大決戦に踏み込む歴史的な集会です。多くの皆さんの参加を訴えます。
今秋臨時国会の決戦へ
8月15日という日は、8月6日・9日とひとつながりになって、72年たってもけっして忘れることのできない、歴史から消し去ることのできない日です。ひとことで言うならば、労働者階級人民の戦後の闘いの出発点であり、〝戦争は絶対にさせない〟ことを決意した日です。その階級意思はけっして解体されることなく、今日まで引き継がれてきました。今年はその日に集会が開催されます。改憲をやって戦争をしようとしている安倍を絶対に倒すための集会です。
安倍は9条明文改憲の計画を前倒ししました。秋の臨時国会中に自民党の改憲案を憲法審査会に提出し、来年の通常国会で改憲を発議するというのが安倍の構想です。「発議」とは3分の2以上の国会議員の賛成で改憲案を決めることで、180日以内に改憲国民投票が実施されます。来年末には衆議院の任期満了を迎えるので、改憲派が3分の2以上の議席を占めているうちに9条改憲を発議してしまいたいと安倍は焦っているのです。
これに対して与党内からも動揺が生まれています。都議選で自民党が惨敗し、安倍政権の支持率が30%を下回ってきたからです。しかし安倍と支配階級は、改憲と戦争に突進する以外にありません。小池百合子都知事を支える若狭勝衆議院議員は早速、「都民ファースト」が年内にも国政に進出し、改憲で安倍政権と連携するだろうと発言しています。
「自衛の戦争」許さない
安倍の9条改憲案は、1項と2項をそのままにして9条に自衛隊を明記するというものです。これは、「戦争の放棄」をうたった9条を解体するものです。9条は「自衛の戦争」も放棄していますが、自衛隊を明記することで「自衛の戦争」を良しとする憲法に変えることが狙いです。
世界の戦争は、「1%」の支配層の利益と延命のための戦争であるにもかかわらず、すべて「自衛のため」と称して行われてきました。その結果、「99%」の人民に膨大な犠牲が強いられ続けてきたのです。
9条改憲を絶対に発議させてはなりません。この夏から秋で安倍を倒してしまおう! 今秋の臨時国会は大決戦です。
重要なことは、改憲・戦争阻止の闘いに勝利する力をつけることです。
労組解体攻撃と闘おう
9条という条文があったから、日本は戦争をしてこなかったわけではありません。72年前の8・15から出発した〝戦争は絶対にさせない〟という人民の意志が、沖縄を先頭とする反基地闘争、ヒロシマ・ナガサキの反核闘争、1960年や70年の安保闘争など、現実の闘いの中で脈々と引き継がれてきたからです。
これに対して中曽根康弘元首相は、「(国鉄分割・民営化で)国労をつぶし、総評・社会党を解散に追い込み、お座敷をきれいにして新憲法を床の間に安置する」と言い、戦後最大の労組破壊としての国鉄分割・民営化を強行しました。
しかし、動労千葉を先頭とする階級的労働運動は、既成の労働運動の後退に継ぐ後退の対極で、30年に及ぶ国鉄分割・民営化反対闘争を貫き、労働者の反撃の拠点を維持してきました。
だから安倍政権は今、UAゼンセン出身の逢見直人連合事務局長と手を組んで連合を乗っ取り、それを改憲勢力=産業報国会に完全に変えてしまう攻撃に手をつけてきたのです。7月13日に連合の神津里季生会長が安倍と会談し、「月100時間残業」にも「残業代ゼロ」法案にも賛成したことは、労働法改悪の問題を超え、連合が改憲推進に転じたことを意味します。
安倍の「働き方改革」は、ほとんどの労働者を非正規職に突き落としていく攻撃です。最低賃金で形だけは無期雇用という労働者が膨大に生み出されようとしています。そして、労働組合をこの攻撃に屈服させることを通して、労組を改憲勢力に変質させようとしているのです。
しかし、もうこんなことには我慢がならないという激しい怒りの声が、連合内外から噴き上がっています。労働組合をめぐる攻防は、改憲・戦争をめぐる攻防そのものです。
動労千葉・動労総連合を先頭に、国鉄分割・民営化反対の闘いの中で築いてきた闘う労働運動の拠点を、今こそ劇的に拡大するチャンスが来ました。職場で改憲・戦争への怒りを組織し、ゼネストで改憲をたたきつぶしましょう。
7月11日に施行された共謀罪は、労働組合を解体し、国家権力が改憲と戦争を強行するためのものです。8・15集会を契機につながり合い団結して国家権力に立ち向かいましょう。
アメリカのトランプ大統領もすさまじい危機に陥っています。その危機は、米日韓による朝鮮半島での戦争に向かわざるをえません。絶対に戦争を許してはなりません。
パククネ打倒のゼネストと民衆総決起を闘い抜き、新たな挑戦へ向かって進む韓国・民主労総ソウル本部の仲間が来日し、集会で報告を行います。国際連帯で戦争を阻止しましょう!