団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2859号04面03)(2017/07/10)


団結ひろば 投稿コーナー

有休5日とってウグイスに
 関東 お結び みか子

 ウグイスの一人として、街宣隊の皆さんと一緒に都議選を楽しく闘いました。
 選挙応援で声を出すのはともかく、『前進』を街頭で配るなんて生まれて初めてでした。荻窪駅前で高校生2人が話しかけてきた時には「なんでこっちに来るの! あっちの人のほうが詳しいから!」と思いましたが、公明党の松葉多美子の息子と同じ高校とのことです。負けられません。一生懸命に話しました。
 全学連の皆さんが街頭演説中に通行者からたとえ批判的なことを言われても、ニコニコしながら北島候補の訴えを伝えよう、説得しようとしている姿に、とても感心しました。
 選挙期間中は有休を5日取り、往復5時間かけて杉並まで通いました。全国から来てくれた皆さん、おいしいミカンとお結びを差し入れてくれた皆さん、ありがとうございました。みんなで安倍を監獄へ送ろう!

駅前で急きょ北島応援演説
 広島 大野 歩

 6月25日、都議候補・北島邦彦氏の選挙ボランティアに参加しました。
 街宣活動で『前進』を配布した際、「こういう人も必要だね」「昨日演説を聞いた。頑張って」という声に励まされました。また「どこの政党?」と尋ねる人も数人いました。新自由主義に真っ向から立ち向かえる勢力だとより多くの人たちに理解してもらうためには、政党という形もやはり必要なのでしょう。
 この世界を良くしたいという思いを持って政治に関心を寄せる人ほど野党、特に共産党の実効性のなさに気づいているはずです。そういう人たちの受け皿としての機能を強化することが喫緊の課題と感じました。
 全国から集結している学生同志たちは主体性を持ってはつらつと働いていました。彼らはひるむことなくこの世界と向き合い、自分と世界とのかかわりがどういったものであるのかを考え抜いているのでしょう。
 西荻窪駅前での街宣活動中に、急きょ発言することになりました。「3・11の後の政府や東電の対応を見てこの世界に絶望したが、反原発の思いを捨てずにいたことで仲間に出会い、新自由主義と闘う道、自分の生きる道を見出すことができた。東京が変われば日本が変わるという思いで北島さんを応援している」と、個人的経験に終始する内容ではありましたが、応援演説の役目をいくらかでも果たせたでしょうか。
 都議選を通して、自分の活動の原点に立ち帰り、マルクス主義の重要性を実感しました。

動労東京が大井工場前行動
 多良川みやこ

 6月28日朝、JR東日本東京総合車両センター(大井工場)にあるJR下請けの交通機械サービスに対して、動労東京八潮支部による夜間勤務の改善を要求する門前行動が闘われました。都議選に立った北島邦彦候補に連帯しての行動です。
 雨の中、八潮支部、動労総連合、なんぶユニオンが続々と出勤する労働者に、ずさんな労働時間管理や36協定未締結のまま日勤と徹夜勤務を通しでやらせている実態を暴露しました。14時間10分の拘束時間中、仮眠時間は3時間。仮眠室もなく、詰め所で横になっていると発注元の東京臨海鉄道から電話が入り、直接「汚物処理」の業務指示が出る「偽装請負」の多発で睡眠時間を奪われています。
 八潮支部長が配るビラを労働者は傘をさしながら受け取りました。画期的だったのは、元国労闘争団で解雇撤回を闘ってきた小玉忠憲さんが国鉄1047名被解雇者として大井工場の労働者に訴えたことです。国の不当労働行為による解雇を撤回させるため30年闘い続けていること、国鉄分割・民営化の大破綻、安全破壊の外注化と非正規職化阻止の訴えが、JR下請け会社で非正規で働く多くの労働者に届きました。
 動労西日本の山田和広書記長も駆けつけ、第2の分割・民営化である全面外注化、総非正規職化と労働組合の団結で闘おうと呼びかけました。都議選の小池ファースト支配はプロレタリア世界革命の烽火(のろし)です。労働者人民の総決起で打倒しましょう!

京都市への国賠を共に闘う
 京都・ユニオン自立 山野 道

 6月19日、京都地裁第1民事部(三木昌之裁判長)で行われた「京都市議会実名記載国賠訴訟」の裁判をともに闘う者として傍聴した。この裁判は、崇仁(すうじん)のAさんと東三条のBさんが京都市を提訴したものだ。
 京都市は昨年の市議会で市営住宅からの追い出しに反対する二人を提訴することを議決。しかもその場で二人を「不法占有者」と決めつけ実名と住所を公表した。二人は「お上に盾ついたら悪いのか!」と国賠裁判を始めた。そしてこの日、意見陳述に立った。
 「京都市は住宅追い出しや市営風呂、診療所の廃止で更地化を進めている。実名公表はこれらに反対する私らを悪者にしてさらし者にすることが狙いなのか」「私たちを屈服させ、闘っても無駄とあきらめさせる意図がこの実名公表にある。私たちは負けない。この不正義を明らかにするために国賠裁判を始めた」
 二人の確信に満ちた戦闘宣言は京都市を圧倒した。
 2001年以降、市は「不法占有」「家賃滞納」などを口実に約400件の裁判を起こしているが、実名と住所の公表はその内5件だけ。絶対反対派を根絶する京都市の意図は明らかだ。共謀罪の先取りだ。
 意見陳述では、市への厳しい追及もなされた。「市は、崇仁診療所は休診中だと言っていたのに、その2カ月前には診療所解体工事の入札を公募していた。今度は崇仁保育所の移転・民営化だ。先日の保護者説明会では『小中校を廃校にして、保育所まで奪うのか。市は崇仁の名前を消したいのか』と怒りの声が保護者・住民から上がった」
 今年に入り、崇仁では更地化攻撃が激化し、地域住民の怒りの声が急速に広がっている。この動きが更地化による約300億円もの巨額の利権に群がる資本や行政・国家を震え上がらせている。

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