安倍を監獄へ!18年改憲阻止しゼネスト―革命を実現しよう! 7・30国際連帯、8・6広島―8・9長崎へ
安倍を監獄へ!18年改憲阻止しゼネスト―革命を実現しよう!
7・30国際連帯、8・6広島―8・9長崎へ
7・2東京都議会議員選挙は安倍・自民党に鉄槌(てっつい)を下した。労働者階級人民の安倍政権への深い怒りが底の底からほとばしった。北島邦彦候補が掲げた「安倍を監獄へ」のスローガンは、7・1秋葉原での安倍弾劾コールが示したように、全労働者民衆の共同スローガンとなった。パククネを打倒し逮捕・投獄まで追い込んだ韓国と同じ闘いが、日本の地でついに始まった。改憲・戦争阻止の大決戦へ、ゼネスト--革命へ突き進もう。その扉は開かれた。
中核派支持の2496票
革共同は今回の都議選を杉並区で北島候補を先頭に全力で闘い、2496票をかちとった。
われわれは「安倍を監獄へ」「小池を倒せ」を掲げて懸命に闘いぬいた。労働者人民の安倍への激しい怒りと弾劾の最先頭に立ち、ゼネスト--革命を真っ向から訴えた。都議選という政治の大舞台に中核派として堂々と登場し、全政党を相手に大党派闘争を展開して支持を得て、明確な「党派選択」としての2496票を獲得した。
この2496票は、資本主義・新自由主義社会の根底的転覆を求める熱烈な思いの結晶であり、労働者階級の革命に向けてともに決起する本気の団結の表現である。この地平を胸を張ってしっかりと確認しよう。
都議選決戦は第一に、安倍政権を崩壊のふちにたたき込んだ。都議選の結果、自民党は23議席(57議席から6割減)と大惨敗した。安倍は選挙最終日、たった1度の街頭演説に秋葉原駅頭に引きずり出され、ただちに労働者大衆の「帰れ!」「やめろ!」の声に包囲された。安倍は立ち往生し、恐怖で逆ギレし、ボロボロになって逃げ帰った。その先頭には、北島陣営の作った「安倍を監獄へ」のボードが大衆自身の手によって掲げられた。
また小池・都民ファーストの「大勝」は、安倍に対する人民の怒りの大きさが彼らを浮上させたにすぎない。この怒りが次には小池と都民ファーストへの怒りに変わることに恐怖して、彼らはすでにぐらぐらになっている。
安倍は労働者大衆の怒りにふるえあがっている。森友学園事件、加計学園事件は、安倍と昭恵、菅義偉、下村博文、萩生田光一ら全員が主犯だ。彼らはみな極右・日本会議の中心であり、金まみれの国家犯罪者である。安倍は、うそとペテン、すりかえと恫喝のかぎりをつくし、証拠を隠滅し居直ってきたが、今やそのすべてが破綻している。この腐敗集団に鉄槌が下され、7・2都議選での自民党大惨敗となったのだ。政権中枢はもはや火だるまだ。
安倍とともに、小池もさらなる危機に追い込まれている。築地市場の水産仲卸業者でつくる東京魚市場卸協同組合は、小池の「豊洲移転、築地再開発」は受け入れていないと表明、全組合員550業者の前で説明しろ、と求めた。数万人の築地労働者・関係労働者の怒りはこれから爆発する。
また小池は、都営地下鉄の民営化への動きを加速している。小池の「東京大改革」の核心は都丸ごと民営化だ。安倍打倒・小池打倒への全労働者人民の決起は不可避である。
都議選決戦は第二に、今夏・秋から2018〜20年に至る改憲阻止の大決戦への巨大な扉を押し開いた。
改憲阻止の大決戦
安倍は次の臨時国会中に衆参の憲法審査会に自民党改憲案を提出し、18年の通常国会で改憲発議を強行し、国民投票に持ち込むというプランを打ち出した。都議選の惨敗を受けて安倍は徹底的に追いつめられている。18年末に衆議院議員の任期切れを控える中で、改憲を強行するには今しかなく、それ以外に自らの延命の道もないと絶望的に凶暴化しているのだ。だがそれは、大衆のより巨大な怒りを必ず呼び起こす。
この17年から18年が全労働者人民の命運のかかった改憲・戦争阻止の一大決戦となった。それは同時に、18年の労働法制改悪・大量解雇・非正規職化攻撃との決戦=国鉄決戦と完全に重なっている。また、都議選決戦から衆院解散・総選挙、さらに19年の統一地方選挙へと向かう革命的選挙闘争の発展と一体だ。この過程をゼネストから革命へと向かう階級決戦として闘おう。
権力中枢=公安警察を圧倒
都議選決戦は第三に、無実の大坂正明同志への「殺人罪」デッチあげという大弾圧を許さず、逆に日帝権力中枢への大衆的な怒りの大反撃を組織する闘いとしてうちぬかれた。
大坂同志への起訴は、司法史上かつてないデタラメなものだ。物的証拠は何ひとつない。大坂同志の無実は、星野文昭さんの再審を求める闘いの中で完全に証明されている。墓穴を掘ったのは国家権力の側だ。
「大坂同志は無実だ」の闘いは共謀罪粉砕の闘いとひとつになり、「監獄にたたき込むべきは安倍だ!」「公安警察を解体しろ」という労働者人民の圧倒的な声を生みだした。大坂同志の46年間のデッチあげ攻撃との闘いは敵権力を圧倒している。同志の高潔で深く澄み切った人格とそこに体現される人間的共同性が、労働者階級人民の魂をつかみ、新たな団結を続々と生みだしている。その対極には安倍と公安権力中枢の不正義、非人間性がある。この対決の勝利性の中に革命の現実性が宿っている。
この闘いはまた、70年安保・沖縄決戦の正義性と国鉄闘争・階級的労働運動を生み出した日本労働者階級の歴史と誇りをよみがえらせている。「今の時代に必要なのは中核派のような闘いだ」----こうした声が青年・学生をはじめ全世代の中からわき起こっている。
首都で労組拠点建設進む
都議選決戦は第四に、この選挙戦を通して首都東京にゼネスト―革命を実現する階級的労働運動の拠点建設をめざして闘われた。そしてその本格的な突破口を切り開いた。
都庁議事堂レストランでのふくしま署名解雇撤回闘争をはじめとして、動労東京・八潮支部の闘い、そして東交・都労連での闘いが、小池打倒の闘いとして結合し、一体化した。さらにその全体が国鉄決戦と一体となり、被曝労働拒否闘争として発展をとげている。民進党と連合の崩壊下で大流動する東京の労働運動を根底から塗り替える出発点が築かれた。さらに教労、郵政、医療、金属、民間交運など多くの職場・産別で、闘う労働組合の拠点をつくる展望を切り開いている。
重要なのは、この労組=職場拠点の建設と一体で、地区ソビエト建設をめざした地域拠点をつくりあげる出発点が築かれたことである。労組拠点―職場細胞建設と地域拠点―居住細胞建設への第一歩がしるされた。その団結づくり、組織づくりの力こそ機関紙であることを、都議選の中であらためてつかみとった。「2496票」にはこの可能性が満ちあふれている。
総じて都議選は、30年間の闘いで分割・民営化―新自由主義の破綻を突き出した国鉄決戦、不屈の階級的労働運動をしっかりと土台に据えて闘われた。革共同東京都委員会の新たな出発点をつくった。全学連の若き学生、青年をはじめ東京と全国の同志、労働者がふるい立ち、この選挙を清々しく胸を張って総括している。足りないものは労働者民衆の中にさらに分け入ってともに創り出す、その意欲に満ちている。
世界大恐慌と3・11東日本大震災・福島第一原発大事故で完全にボロボロとなった日本帝国主義・資本が自ら滅びる危機におびえて、戦争と民営化の強行突破を続けた第2次安倍内閣の5年、ここに終止符を打つ時が来た。「新しい労働者の党」の芽は職場・学園・地域の中に満ちている。資本主義を終わらせよう。この国には革命が必要だ。
最後に、機関紙読者の倍増、夏期カンパ闘争への圧倒的なご協力を心から訴えます。ともに闘おう。