関空を戦争に使わせない 7・9関西空港反対全国闘争へ

発行日:

週刊『前進』04頁(2857号03面02)(2017/07/03)


関空を戦争に使わせない
 7・9関西空港反対全国闘争へ

(写真 昨年7月の関西空港反対闘争。関空への怒りのデモを貫徹)


 7月9日、泉佐野市末広公園で「朝鮮戦争反対! 安倍倒せ! 関空を戦争に使わせない!」を掲げて関西空港反対全国集会とデモが行われます。ともに立ち上がろう。

共謀罪粉砕しよう今こそ安倍打倒へ

 安倍をただちに監獄にぶち込まなければなりません! 私たちの安倍政権への怒りが沸騰しているからこそ、共謀罪法成立を焦り、委員会採決さえ飛ばして強行採決しました。
 「総理のご意向」「官邸の最高レベル」の指示で、友人が経営する加計学園に数百億円も補助して獣医学部新設を優遇したことは、安倍による権力犯罪だ。
 解雇撤回の申し入れをした関西合同労組の3組合員を「建造物侵入」をデッチあげて、5月12日に逮捕し起訴する組合弾圧が強行されました。全員が完全黙秘を貫いて奪還されましたが、これこそ共謀罪! 戦争反対の組合や団体をつぶそうとする攻撃です。
 今や安倍政権は、トランプと一緒になって、朝鮮への侵略戦争に参戦しようとしています。北朝鮮への先制攻撃に合意し、憲法9条改悪を絶叫しています。
 もはや国会内の野党のおしゃべりは無力です。パククネを監獄にたたき込んだ韓国・民主労総のように、私たちの手で、安倍をただちに打倒しよう!

関空は非正規職化と生活破壊の元凶

 7・9関空闘争は、戦争に向けた団結破壊攻撃を労働組合の力で粉砕する闘いです。
 関空建設は、1980年代、国鉄分割・民営化と一体で進められてきた新自由主義攻撃です。命より金もうけ----団結破壊の新自由主義の破綻の典型です。国営であった国際空港を民営化して、ゼネコン、銀行、大企業のもうけのために巨額の税金を投入して国、財界、地元自治体が一体で推進してきました。
 大阪府も泉佐野市も、関空のために巨額の赤字をかかえ、財政破綻しました。府や市は、赤字を労働者住民に押しつけ、激しい賃金カット、労組破壊、民営化・非正規職化推進、公共料金値上げをし、関空赤字を埋めるために税金を投入してきました。
 関空島は1万5千人の労働者の大半が非正規職(団結破壊)で、昼も夜もない強労働。航空会社もLCC(格安航空)は非正規で、パイロットに機内清掃までさせています。
 地元泉佐野市職員の賃金は府下最低。千代松市長は、市有地を次々売却し、公共施設や市役所の窓口を次々民営化、りんくう総合医療センターの土地まで売却、こども園給食まで民営化しています。
 もうがまんできません。非正規だって労働者だ! 団結すれば闘える! 関空労働者は、関西合同労組に入って闘おう! 闘う労働組合をよみがえらせよう!

国際連帯・ゼネストで戦争阻止しよう

 今年1月、国際NGOが「世界で最も富裕な8人が最も貧しい36億人(=地球人口の半分)に匹敵する資産を持っている」と発表しました。日本では「上位40人の金融資産は下位6千万人(=日本人口の半分)のそれに匹敵する」そうです。こんな社会は絶対におかしい。
 国鉄分割・民営化、組合つぶしと闘い続けてきた動労総連合は、JRの分社化・総非正規職化を阻止する闘いにストライキで立ち上がっています。動労千葉と国際連帯を進めてきた民主労総はゼネストで闘い、パククネを打倒し、朝鮮半島での戦争を止めています。
 この社会を動かしているのは労働者です。労働者が団結すれば1%の資本家などいなくても社会を回すことはできます。自治体労働者こそ戦争反対の主体です。労働組合が戦争協力を拒否し、ストライキで闘えば戦争は止められます。
 7・9関空闘争をともに闘おう! 安倍を打倒し、朝鮮戦争を始まる前に止めよう!

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朝鮮戦争反対! 安倍倒せ! 関空を戦争に使わせない!
関西空港反対全国集会
 7月9日(日)午後1時集合 1時30分開会
 泉佐野市末広公園コミュニティひろば(南海本線羽倉崎駅から徒歩7分)
    集会後りんくうタウンまでデモ
 主催 関西新空港絶対反対泉州住民の会、関西労働組合交流センター

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