弁護団が記者会見 〝無罪とる〟怒り込め決意

週刊『前進』04頁(2857号01面02)(2017/07/03)


弁護団が記者会見
 〝無罪とる〟怒り込め決意

(写真 新聞社やテレビ局など20社以上が注目する中、弁護団が大坂さんへの起訴を徹底弾劾し、裁判闘争勝利への決意を表明【6月28日 東京・弁護士会館】)

 28日午後6時30分から大坂同志の弁護団が弁護士会館で記者会見を行った。新聞社やテレビ局など20社以上が詰めかける中、鈴木達夫弁護士が司会を務め、西村正治弁護士、萱野一樹弁護士、藤田城治弁護士がそれぞれ今回の起訴を徹底的に弾劾した。
 「怒りに震えている」――西村弁護士はそう切り出し、起訴の不当性を説明した。「大坂さんは完全に無実。物的証拠は一切ない。事件当時現場にいたかどうかも立証できない。公安警察は渋谷暴動闘争の参加者から聴取して証言を得たというが、46年も前の事件について信用性のある証言などできない。立証として成り立たないのは明白だ。裁判で絶対に無罪をとる」
 続いて萱野弁護士は、26日に「不起訴処分を求める申入書」を担当検事・森中尚志に提出した経緯を踏まえ、「検事が出す書証をすべて不同意にして徹底的に無罪を争う」と宣言した。
 さらに藤田弁護士と鈴木弁護士が、朝日新聞などの一部マスコミの報道姿勢を「著しく公平性を失する」と厳しく批判した。とりわけ、警察・検察の主張をうのみにして大坂同志を「暴動の『指揮役』だった」などと報じた26日付朝日新聞デジタル版について、「すでに星野裁判で星野さん自身が、自分がデモ隊のリーダーだったと認めている。それなのになぜ大坂さんがデモ隊の『指揮役』なのか。早くも検察側の主張が矛盾を呈してきた」と指摘。あらためて「大坂さんの無罪、星野さんの再審無罪へ全力で闘う」と断固たる決意を語った。
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