闘いは進む 青年の職場から 万余の青年の隊列をつくり出そう 自治体 大阪 志川隆一

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週刊『前進』04頁(2855号02面04)(2017/06/26)


闘いは進む 青年の職場から
 万余の青年の隊列をつくり出そう
 自治体 大阪 志川隆一


 5月28日に開催した関西青年労働者集会は、拠点労組のすべてに青年労働者が指導部として立ち、青年の労働運動の潮流を登場させた画期的な集会として成功しました。
 集会は、毎月開催された実行委員会の団結の結晶です。2・26舞鶴大集会の前には舞鶴で交流会を行い、奈良市従の下水道民間委託の攻防が激しくなれば奈良で実行委員会を開きました。職場を越えて苦闘を共有し、職場に駆けつけあってともに拠点建設の前進をかちとってきました。
 重要だったのは、「誰の問題意識を聞いて、何を議論するか」をあらかじめ打ち合わせして毎回の実行委員会に臨むという意識性でした。集会発言には二つのテーマを設定しました。「労働組合が地域の結集軸になる」「労働組合の力で職場をまわし戦争をとめる」です。この二つこそ、毎回の実行委員会で繰り返し議論してきたことです。
 2018年決戦へ向かう中で、拠点職場での攻防をソビエト建設として闘うことが必要であり、可能になっています。われわれの闘いは、目の前の体制内執行部や資本とどうやりあうか、というだけの小さなものではありません。例えば京都府職労舞鶴支部は昨年11月の訪韓闘争でつかんだ確信から、「1万人集会」という一見不可能にも見える構想で決起を開始し、「原発の地元からは反対運動は起きない」という常識をくつがえして地域全体の結集軸となり2月26日の反原発集会を打ちぬきました。拠点職場が時代認識と「労働の奪還」論をすえて闘いに踏み出せば、地域全体から決起が始まります。
 また、集会で港合同の青年労働者は、自分が葛藤しながら執行部として組合全体を牽引(けんいん)してきた春闘を報告しました。「自主生産で職場を守ってきた」「戦争に反対し、賃下げや解雇と闘い、会社の倒産・破産には労働組合が自らの力で職場を守っていく。こういう労働組合が存在している限り、戦争はとめられる」とつかんだ確信を語りました。一つの職場における春闘攻防それ自体は地道な格闘の連続でも、産別・地域を超えた団結の中で闘うことで自らの闘いの大きさをつかめるということです。
 連合支配のもと、あらゆる労組で「青年部」の廃止が進んでいます。しかし「絶対反対」の拠点の旗が結集軸となり、関西をはじめ全国で、新たな青年部運動の登場と言える流動が始まっています。なによりも、あらゆる反動と組織破壊攻撃をのりこえてついに動労総連合青年部が結成されました。今こそ、革命の主人公となる青年の万余の隊列をつくり出そう!

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