２０１７年日誌　５月３０日～６月５日
　米がパリ協定離脱を表明／米空母２隻と海・空自が初訓練

●米、ＩＣＢＭ迎撃実験「成功」　米国防省は大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）を想定した初の迎撃実験に成功したと発表した。北朝鮮による米本土を攻撃できるＩＣＢＭの開発をけん制する狙い。（30日）
●米がパリ協定離脱を表明　トランプ米大統領はホワイトハウスで演説し、地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」から米国が離脱すると発表した。（１日）
●米空母２隻と海・空自が初訓練　海上自衛隊と航空自衛隊は米海軍の原子力空母ロナルド・レーガンとカール・ビンソンを中心とする二つの空母打撃群（艦隊）との共同訓練を、北陸沖の日本海で開始した。二つの空母打撃群と同時に訓練を行うのは海、空自ともに初めて。（１日）
●小池知事が自民党に離党届　小池百合子・東京都知事が自民党に離党届を出し、地域政党「都民ファーストの会」の総決起大会で同会代表に就任した。（１日）
●連合の神津会長が退任へ　連合の神津里季生会長が、任期満了となる10月で退任する意向を固めた。連合会長は２期４年務めるのが慣例で、１期２年での退任は初めてとなる。後任は事務局長の逢見直人を軸に調整する。（１日）
●安保理が北朝鮮へ追加制裁決議　国連安全保障理事会は、弾道ミサイル発射を続ける北朝鮮を非難し、新たに朝鮮労働党幹部ら14人と４団体を海外資産凍結などの制裁対象に追加する決議案を全会一致で採択した。短・中距離ミサイル発射への対応としては初の制裁決議となった。（２日）
●退位法案が衆院通過　天皇の退位を実現するための特例法案が衆院本会議で採決され、自民、民進、公明、共産、日本維新の会、社民の６党の賛成で可決された。（２日）
●米国防長官、中国海洋進出を批判　マティス米国防長官はシンガポールで開催されたアジア安全保障会議で演説し、「国際社会の利害を侵害し、規制に基づいた秩序を壊す中国の行動を容認しない」と強く批判した。（３日）
●日米韓防衛相が対北朝鮮で連携　日米韓はシンガポールで防衛相会談を行い、北朝鮮の核・ミサイル開発を「地域と世界の安保にとって緊急の脅威」と位置付け、共同訓練実施や情報共有などで緊密な連携を続けていくことで一致した。（３日）
●対北朝鮮で貨物検査強化　岸田文雄外相は核・ミサイル開発を進める北朝鮮への制裁措置として貨物検査の強化策「キャッチオール規制」を早ければ月内に実施すると表明した。国連安保理の決議に基づくリストにない品目も検査する。（４日）
●サウジなど６カ国がカタールと断交　サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦、エジプトのアラブ４カ国と、イエメン暫定政権とモルディブの計６カ国は、カタール政府が過激主義を奨励しているため、などとしてカタールとの外交関係の断絶を発表した。（４〜５日）
●福島、３巡目でがん確定２人　東京電力福島第一原発事故に伴う福島県の「県民健康調査」検討委員会で、２０１６年度から始まった３巡目となる甲状腺検査の途中経過が公表され、２人ががんと確定し、ほかに２人ががんの疑いと診断された。３巡目のがん確定は初めて。（５日）