共謀罪・改憲・戦争に突き進む腐敗・利権の安倍・小池倒そう 北島邦彦さん都議選勝利へ総決起を
共謀罪・改憲・戦争に突き進む腐敗・利権の安倍・小池倒そう
北島邦彦さん都議選勝利へ総決起を
「大坂正明さんは無実だ」「公安警察によるデッチあげ弾圧、政治弾圧を許すな!」の声が高まっている。この声と一体で、森友事件や加計学園事件として明るみに出た安倍の国家犯罪への怒りの声が、街頭で職場で、あらゆるところから噴き出している。絶体絶命の危機に追いつめられた安倍は、今や国会審議の形式すら投げ捨て、共謀罪の強行に一切をかけて突っ走っている。全労働者人民の総決起でこれを粉砕し、戦争・改憲と民営化に突き進む日帝・安倍=小池を倒そう。共謀罪絶対阻止!弾圧粉砕・公安警察解体を掲げ、全国から首都東京に結集し、6月13日から連日の国会闘争に立とう。その先頭で闘う北島くにひこ氏とともに安倍・小池打倒の都議選決戦の歴史的勝利へ総力をあげて突き進み、ゼネスト―革命への道を切り開こう。
労働運動変える国鉄決戦
2017年は日本階級闘争の画期的転換の年となろうとしている。韓国では労働者民衆が実力でパククネ政権を打倒した。その先頭に立つ民主労総は、さらに社会全体の全面的変革を求めて6・30ゼネストへと突き進んでいる。これに心底から連帯し応える闘いが日本階級闘争を根底から突き動かしている。
6・10動労総連合青年部の結成、6・11国鉄闘争全国運動集会の大成功は、その大きな跳躍台だ。これを準備し、その成功をたぐり寄せた3~4月の闘いの画期的な前進と勝利性を圧倒的に確認しよう。
国鉄1047名解雇撤回闘争の根底からの破壊=政治決着による幕引きを狙った2010年の4・9反革命から7年、2011年の3・11東日本大震災・福島原発大事故から6年、この密集した反動・反革命を真っ向から打ち破ったのが3~4月の闘いだった。それは、国鉄闘争を最先端・最基軸に日本労働運動と階級闘争の歴史を根底から塗り替える新たな闘いの始まりを告げるものだった。
4・9反革命に際して動労千葉は「国鉄分割・民営化攻撃との闘いは何ひとつ終わっていない。今、JRの職場では、鉄道業務のほとんどすべてを丸投げ的に外注化し、JRを数百の子会社・孫会社に分割して労働者を強制出向にかりたて、あるいは非正規職に突き落とす究極の合理化攻撃がかけられている。それがもたらすのは第二の尼崎事故だ」と訴えた。
国鉄分割・民営化攻撃は戦後最大の労働組合破壊攻撃だった。分割・民営化攻撃が始まった1981年、国鉄労働組合(国労)は24万人だった。それが分割・民営化時の87年には4万人。わずか6年間で20万人が脱退か退職に追い込まれたのだ。総評は2年後に解散。社会党も95年に解散する。だが動労千葉は「闘う以外選択肢はない。このままなめられていいのか」と、全組合員・家族が一丸となって2波のストライキを総力で打ち抜いた。この誇りある闘いの歴史を今、JRはもとより全産別、全職場でよみがえらせて闘おう。
動労東京が都庁解雇弾劾
6月に入って二つの大きな勝利がかちとられた。6月3日の動労東京第2回大会の成功であり、6月6日の「都庁ふくしま署名解雇を許さない会」結成集会の成功である。この闘いは二つにして一つであり、動労千葉・動労水戸―動労総連合を先頭とする全国の労働者の闘いの前進を最先頭で体現している。
都庁レストラン解雇を弾劾した動労東京の声明は訴えている。「この解雇通告は、『3・11原発事故は収束した』『放射能汚染はアンダー・コントロールされている』なる安倍政権と小池都知事らによる、ウソとデマの下で強制された『帰還』と『被曝』に反対して立ち上がった都庁で働く非正規女性労働者に対する弾圧であり、首切り攻撃だ。私たちは満腔(まんこう)の怒りを込めてこの不当解雇を徹底弾劾する」
動労東京の吉野元久委員長はさらに、都庁レストラン解雇との闘いを「都庁における1047名闘争」として爆発させようと熱烈に訴えた。それは、安倍と小池を引きずり降ろす闘いを都庁で働く全労働者の闘いにすることだ。そして国鉄分割・民営化を強行した中曽根に続いて、今再び安倍が「2020年新憲法施行」を叫んでいるこの情勢で、安倍と小池を倒し、連合を打ち破って階級的労働運動を東京に打ち立てる闘いにすることだ。
東京都労働組合連合会(都労連)の傘下には3万6千人の労働者がいる。この都労連傘下の労働者と東京23区で働く労働者こそ、国鉄1047名解雇撤回闘争を支え、全金本山闘争をはじめとする戦後日本の労働運動を根底で支えてきた輝かしい歴史を持っている。今回の解雇の現場=都庁議事堂レストランは2005年3月、石原都政下、全金本山闘争勝利東京報告集会が200人を超える仲間を集めて盛大に開催された場所だ。今この闘いの歴史がすべての労働者のものとなるときがきた。
新しい労働者政党作る時
都議選決戦は、選挙闘争の場を真っ向からの革命的な宣伝・扇動と闘いの場に変えて、それをとおして首都東京に階級的労働運動の拠点を無数につくりだす闘いである。そしてこの闘う労働組合と一体となって、資本家階級による支配の転覆=革命のために闘う本物の労働者の政党をつくりだす闘いだ。
2013年の都議選、14年12月の衆院選、昨年7月の参院選が示したものは、そうした新しい労働者政党の登場をすべての労働者が心から求めているということだった。それは今日ますます切実になっている。
小池百合子・都知事は共謀罪推進の公明党と手を組んだ。日本共産党は原発再稼働と天皇制に賛成し、東京都の予算を「自分たちの要求を小池知事が実現した」と絶賛して賛成するに至った。民進党は解体寸前だ。すべての政党、会派がその姿を労働者人民の前に隠しようもなくさらけ出している。
小池は極右・改憲団体 「日本会議」の国会議員懇談会の前副会長であり、核武装を公言してきた。「国際金融都市・東京」を「東京大改革」の中軸にすえ、世界の富を独占する1%にも満たない金持ちのための東京にしようとしている。都心超低空飛行と都営交通の民営化、24時間運行の強行を本気で狙っている。
しかし築地問題での小池が繰り返すごまかしに、市場で働く労働者、場内・場外市場を生活の場とし「食の安全」を守り抜いてきた多くの人びとの根底からの怒りが爆発しつつある。安倍の加計学園問題でのふざけきった対応や共謀罪審議でのでたらめな答弁で労働者人民の怒りは頂点に達している。
動労東京の闘いを総力で進め、都庁議事堂レストラン解雇弾劾闘争の巨大な爆発を闘いとろう。この都庁闘争と動労東京の闘いを路線的基軸として、都議選決戦をゼネストをめざす革命的選挙闘争へと大きく飛躍させよう。職場での闘いとしてこの選挙闘争をすえて闘うことが決定的だ。また、それが十分可能な主客の情勢が完全に煮つまっている。
朝鮮侵略戦争が切迫する中で「国際連帯とゼネストで戦争をとめよう! 新しい労働者の政党をつくろう! 労働者が主人公となる社会をつくろう!」という訴えは必ず職場の仲間の心をとらえる。この先頭に北島くにひこ氏が立ち、そのもとですべての闘う労働者が団結を固めて全力をあげて闘うとき、東京の労働運動を根底から塗り替えることが可能になる。6・11国鉄集会の大成功の地平に立ち、6~7月、共謀罪を粉砕し、新しい労働者の政党をつくる都議選決戦に総決起しよう。