共謀罪粉砕! 闘いはこれからだ 都議選決戦で新しい労働者の党を 戦争・改憲、民営化と対決する新たな国鉄闘争つくり出そう
共謀罪粉砕! 闘いはこれからだ
都議選決戦で新しい労働者の党を
戦争・改憲、民営化と対決する新たな国鉄闘争つくり出そう
政権の国家的犯罪が次々と暴かれ、追い詰められた安倍は、戦争・改憲と共謀罪に一切をかけています。これを粉砕し、今こそ安倍を打倒しよう! 闘う労働組合と全学連が先頭に立とう。すべての怒りを一つに束ね、6・11国鉄集会・共謀罪阻止銀座デモに大結集し、安倍・小池打倒の都議選決戦勝利へ突き進もう。
人民の怒りが安倍を包囲
5月23日、衆議院本会議で「共謀罪」法案が強行採決されました。しかし、国会内での与野党のなれ合いとは逆に、国会前では労働者人民の怒りが噴出し、「闘いはこれからだ!」という意欲があふれていました。
当日の朝日新聞夕刊に、国鉄分割・民営化反対など約50年にわたって労働組合で活動してきた山本弘行さんの声が掲載されました。山本さんは「ストライキをするにも事前に話し合いをして決議する。『共謀罪』は労働運動の封殺を最大のターゲットにしているのではないか」「(衆院を通過しても)反対運動が拡大していけば、何が起こるかわからない。法案が通ることは考えていない」と語っています。これこそが労働者階級の声です。
衆議院事務局には、共謀罪に対する意見書が二つの県議会決議を含む57地方自治体から殺到しました。反対の声が全社会に拡大する中、安倍政権は衆院採決強行へ向けてなりふり構わずあがきました。世論を天皇制で誘導しようと、1年も先の秋篠宮眞子の結婚を演出し大宣伝する一方、5月18日には闘う2人の仲間を不当逮捕し、23日に発表することで、必死になって共謀罪へのキャンペーンを張ったのです。
公安警察は2人に対して1971年11月の沖縄返還協定批准阻止闘争での「殺人罪」デッチあげを狙っています。5月12日の関西合同労組阪神支部への弾圧も含め、このすべてが一から十まで共謀罪5・23衆院採決強行のためのデッチあげです。絶対に許せない。必ず粉砕する!
衆議院本会議での強行採決に先立って、5月19日、衆院法務委員会で採決が強行されました。この日、国会前に集まった万余の労働者人民と、夕方に弁護士会館講堂(クレオ)集会に結集した710人の怒りの大きさ! ところで、強行採決の日に日本共産党は何をしていたのか?
5月20日の『しんぶん赤旗』は、「参議院は19日、創設70周年を迎えるのを記念して、国会内で祝賀会を開きました。......大島理森衆院議長、安倍晋三首相、寺田逸郎最高裁長官が祝辞を述べました。日本共産党からは政党代表として招待された志位和夫委員長をはじめ、多くの現・元参院議員が出席しました」と大得意になって報じています。「与野党対決」なんて全部ウソなのです。
共謀罪攻撃の最先端である5・18弾圧への最大の反撃は、獄中42年・無実の星野文昭同志の奪還です。まさに闘いはこれからです。6・11共謀罪粉砕銀座デモと国鉄集会に大結集し、共謀罪阻止の参院決戦に勝利しよう。
6・30韓国ゼネスト連帯を
安倍は現実に戦争をやるために共謀罪を急いでいます。ではそれは安倍の強さなのか? いやまったく違う。それは支配階級の腐敗と弱さの表れです。
すでに、アジアの帝国主義支配の一角をなす韓国で、パククネ大統領が民主労総を軸にした民衆ゼネストの力で弾劾・打倒されました。民主労総はさらに、政権交代だけでは何も変わらないと宣言し、6・30社会的ゼネストで全面的な社会変革への道を切り開こうとしています。
アメリカでも、トランプ政権の危機と支配階級の分裂が底なしに激化し、1972〜74年に当時のニクソン大統領が引き起こし打倒されるに至った米史上最大の疑獄事件「ウォーターゲート事件」のような政治危機が爆発しようとしています。このただ中で、11月労働者集会などで国際連帯を重ねてきた国際港湾倉庫労組(ILWU)やロサンゼルス統一教組(UTLA)がメーデーの闘いに立ち上がるなど、トランプ打倒と米社会の根底的変革に向けた新たな闘いの先頭に立っています。
安倍政権もまたパククネやトランプと同様、否、それ以上の存亡の危機に立たされています。「モリ(森友)の次はカケ(加計)」と数百億円もの加計学園疑獄が暴かれ、「総理の意向」を明記した文部科学省の文書も明るみに出、追い詰められています。
だからこそ安倍は今、米トランプと組んで労働者民衆の反乱=プロレタリア革命を抑えつけるために戦争準備を進めています。すでに朝鮮半島沖で展開している米原子力空母カール・ビンソンに加え、5月16日には横須賀港で大規模修理を終えた原子力空母ロナルド・レーガンが出港、2隻同時に日本海に集結・展開させて戦争に突入しようとしています。さらに「有事の際は最大5隻の米空母を投入する」としています。
北朝鮮・金正恩(キムジョンウン)政権も、これに対抗して反人民的な核・ミサイル開発と戦争挑発に走っています。韓国で始まった革命が北朝鮮の労働者や農民の決起をも呼び起こすことは不可避であり、キムジョンウンはそれにも恐怖し、延命に必死になっています。米帝や日帝はそれを絶好の餌食として戦争発動に突き進んでいるのです。
この全情勢と真っ向から対決し、6・30ゼネストへと進む民主労総と連帯し、戦争を阻止するゼネストの実現へ闘おう。
都議選で安倍・小池倒そう
戦争・改憲を阻む力は、国鉄分割・民営化と30年闘いぬいてきた国鉄闘争の新たな発展をかちとる中にあります。
3月、動労総連合を先頭に全国の職場で新たな挑戦が闘われました。JRの3・4ダイヤ改定に反対し、動労千葉の乗務員70人がストライキに入ったのを先頭に、全国で動労総連合が総決起しました。これが「被曝労働拒否」と「地域消滅への怒り」を解き放ち、かつてない闘いに発展しました。
国鉄・自治体・教労・郵政職場の闘いと一体で、合同・一般労働組合全国協議会の仲間たちの職場でのストライキが組織を拡大して実現しました。これと3・11〜12福島現地の闘いで原発事故避難者の怒りが爆発しました。
安倍政権とJR東日本は3月31日、4月1日をもって、賠償を伴う避難者5万8千人の半分以上の3万2千人を切り捨てようと、JR常磐線浪江延伸の攻撃をかけてきました。日本共産党をはじめ全政党が攻撃の推進者となりました。浪江は事故原発から8㌔の地点にあり、5月の山火事では消防士も入れませんでした。そんなところに帰れというのか!
動労水戸の4・1ストと浪江現地闘争がすべてのたくらみを暴き、打ち破りました。この闘いに、パククネを倒した韓国の闘いに続く労働者階級の決起の開始を見た安倍と小池がかけてきたのが、都庁議事堂レストラン解雇攻撃でした。
今日、ゼネスト情勢の最大の核心は、革共同50年の営々たる闘いを土壌に新しい階級のリーダーが次々に生まれていることです。3月国鉄決戦、5月沖縄闘争はそれを鮮烈に示しました。動労総連合青年部建設は階級の未来と希望です。
国会闘争に集まった多くの労働者人民が中核派と全学連の登場に感動しています。みな、「どうしたら戦争を止められるのか」と真剣に悩み、勝利の路線と本物の闘いの旗を求めています。革共同自身の飛躍も求めています。
北島邦彦さんを押し立てた6〜7月都議選決戦は、労働者人民のこの思いに真正面から応える決戦です。日本帝国主義の大拠点=首都東京に今こそプロレタリア革命の拠点を建設しよう。それを推し進める新しい労働者の政党を建設しよう。その軸は『前進』10万読者網の建設です。都議選決戦に総力決起し、絶対に勝利を切り開こう。
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共謀罪とめろ 銀座デモ
6月11日(日)午前10時30分 集合/10時50分 デモ出発
桜田公園(港区新橋3丁目16―15/JR新橋駅烏森口すぐ)
呼びかけ 国鉄闘争全国運動
国鉄分割・民営化から30年/戦争と民営化に反対する新たな闘いへ/国鉄1047名解雇撤回!
国鉄闘争全国運動6・11全国集会
6月11日(日)午後1時(正午開場)
江戸川区総合文化センター大ホール(中央4―14―1)
呼びかけ/国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動〔連絡先/国鉄闘争全国運動(千葉市中央区要町2―8 DC会館内)〕
東京連絡先/全国労組交流センター東京地方協議会(台東区元浅草2―4―10 五宝堂ビル5F)