歴史の選択かけて闘う 動労千葉委員長 田中康宏さん
週刊『前進』02頁(2846号02面02)(2017/05/25)
歴史の選択かけて闘う
動労千葉委員長 田中康宏さん
僕らが絶対にあきらめさえしなければ、共謀罪を阻止できる。歴史の選択が問われているという決意で、共謀罪を粉砕するためにこの1カ月、すべての力を結集しましょう。
労働者は必ず立ち上がる。戦争法のときに何十万という怒りの声が国会を包囲した。マスコミや政府、それを体制の枠の中に抑えこもうというあらゆる勢力の枠を突き破ったら、もう一回その怒りの声は国会前に結集する。
国鉄分割・民営化は、戦後最大の労働運動解体、首切り攻撃でした。私たちはストライキで闘いました。もしその時に共謀罪ができていたら、その方針を決定した瞬間に国家権力が襲いかかったでしょう。
この時代に私たちは何をしなければならないのか。韓国・民主労総は昨年「社会的ゼネストは現行法からすれば『不法』だが、不法行為の限りを尽くすパククネ政権にそのレッテルを張る資格はない。私たちの行動こそが正義であり法だ」と宣言して闘いました。戦争が現実化したとき、私たちの戦争を止める行動こそが法であり正義だと訴えなければいけない。
安倍政権は共謀罪と、「働き方改革」と称する戦後労働法制の根本的解体、全労働者を非正規に突き落とす攻撃を一体でしかけている。これが戦争の正体です。労働組合の力をもう一度回復し、戦争を止める。6月11日に国鉄集会を開催しますが、その午前中に共謀罪阻止の銀座デモをやることを決定しました。ともに闘いましょう。