都庁レストラン解雇を許さない 共謀罪粉砕!戦争と改憲の安倍・小池をぶっ飛ばせ! 東京西部ユニオン副委員長 北島邦彦さんの訴え

週刊『前進』02頁(2846号01面01)(2017/05/25)


都庁レストラン解雇を許さない
 共謀罪粉砕!戦争と改憲の安倍・小池をぶっ飛ばせ!
 東京西部ユニオン副委員長 北島邦彦さんの訴え

北島くにひこさん
元杉並区議会議員。一般合同労働組合東京西部ユニオン副委員長。都政を革新する会事務局長。1959年、山口県岩国市生まれ

 6月23日の都議会議員選挙の告示まで1カ月を切りました(7月2日投開票)。戦争・改憲、共謀罪を粉砕し、新しい労働者の政党をつくる決戦です。先頭で闘う北島邦彦さんの訴えを紹介します。ともに闘い勝利しよう。(編集局)

都議選で必ず勝利する

 5月19日、衆議院の法務委員会で共謀罪法案が強行採決されました。本当に許せません。共謀罪は戦争と改憲のための「現代の治安維持法」です。労働者民衆が団結することを恐れ、これを「共謀」罪とみなして労働組合や大衆運動団体の解体を狙う攻撃です。
 でも、安倍政権に対する労働者民衆の怒りはかつてなく高まっています。私も19日の国会行動に参加しましたが、追い詰められているのは安倍政権だと強く思いました。暴かれた加計学園の不正は、森友学園の比ではありません。愛媛県今治市の37億円相当の市有地を「総理の御意向」という安倍の一声で無償で譲渡させた上、県民・市民の税金96億円を支出させようとしています。安倍は自分が指示した事実を必死にもみ消そうとしています。官房長官の菅は、暴露された役所の文書を「怪文書だ」と言って開き直りました。こんな腐りきった連中をのさばらせておいていいのか。こういう連中を一掃し、共謀罪と戦争・改憲の攻撃を何がなんでも粉砕しなければなりません。都議選はそのための重大な決戦です。
 そのためにも、小池都知事による、女性労働者への解雇攻撃を許してはなりません。小池知事は4月初め、議事堂レストランで働いていた非正規の女性労働者の首を切りました。彼女は福島原発事故の避難者の命を守ろうと、職場の仲間に福島の真実を伝え、被曝と帰還の強制に反対する署名を集めていました。ところが、3月末で自主避難者への住宅支援を打ち切った小池都知事は、彼女の闘いを恐れて、「はなまる」資本を使って首を切ったのです。本当に許せません。小池知事は安倍政権と一体となって福島の怒りを圧殺し、動労水戸や自治体労働者の被曝労働拒否闘争を圧殺し、オリンピックを強行しようとしているのです。
 同時にこれは、東京交通労組をはじめ都の労働組合を解体する攻撃と一体です。この攻撃を許さずに闘うことが、小池都政による都労連解体、非正規職化攻撃を根本からうち破る道です。今回の都議選でこの闘いを訴えて、絶対に勝利したい。

新しい労働者の政党を

 小池都知事は安倍首相とまったく同じ日本会議のメンバーで、戦争と改憲、核武装を主張する極右政治家です。戦争と民営化を進める小池都知事を批判する勢力が都議会にまったくいない中で、私はこれを絶対に許してはいけないと思い、立候補を決意しました。
 築地市場の豊洲移転、待機児童対策といわれる保育園の問題、オリンピック、都営交通の改革、これら全部を貫いているものは外注化・民営化の攻撃です。小池知事は、「政府は改革の動きが遅い、鈍い」と批判して、非正規化と貧困と社会保障解体を進める新自由主義政策を先頭で進めようとしているのです。だから、小池都知事は自民党と対決するようなことを言っていますが、やろうとしていることは安倍政権とまったく同じなのです。
 小池都政の大きな柱は「働き方改革」です。これは民営化・外注化で膨大な非正規労働者を生み出し、労働者からなお一層搾り取る体制をつくることです。このことを徹底的に暴いて、多くの労働者の怒りと結びつくことが、都議選の課題だと思います。
 小池都政の反人民的正体を暴いて、都で働く労働者の闘う団結をともにかちとりたい。ストライキで闘う労働組合をつくりたい。そのために都議選を全力で闘いたいと思います。
 都議選は国政レベルの闘いです。大きく構えて、安倍政権をぶっ飛ばす闘いをやりましょう。安倍と小池を倒せば、一気に労働者人民の怒りが爆発して、韓国の人民が闘っているように、日本の社会を根底から変革するきっかけになります。そのためには、力ある政治勢力、新しい労働者の政党が絶対に必要です。
 安倍政権も小池都政も危機を深めています。公明党や共産党などは、人民の味方のふりをしながら戦争・改憲に人民を屈服させる勢力です。こういう勢力の化けの皮をはがす絶好のチャンスです。新しい労働者の政党をつくりあげるために全力で闘いましょう。私はその先頭で闘います。

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