団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2845号04面05)(2017/05/22)


団結ひろば 投稿コーナー

ジェコー本社前で解雇弾劾
 埼玉労組交流センター共同代表 堀江淳一

 4月28日、JAM神奈川ジェコー労働組合の主催で、2009年の期間工全員解雇から8年、ジェコー弾劾闘争が行われた。ジェコー闘争は、トヨタ自動車の下請け会社ジェコー資本の派遣労働・非正規雇用を廃止しようと04年から派遣労働者を組織した闘いだ。07年に直接雇用をかちとったものの、08年のリーマン・ショックを契機とした大恐慌の突入の中で、09年に会社は期間従業員を全員解雇した。これに対する解雇撤回・非正規職撤廃闘争として闘われている。
 今年もジェコー本社前にJAM神奈川ジェコー労組そして行田支部の2人の解雇当該を先頭に、40人の闘う労働組合と支援が各地から結集して、不当解雇を許さないと弾劾行動を闘い抜いた。
 行田本社門前で「解雇を撤回するぞ!」のシュプレヒコールで開始された弾劾集会は、仙台の地から支援に駆け付けた全金本山労組からの力強い発言を皮切りに、ス労自主、日本機械工業労働組合など、次々と闘う仲間からの連帯のあいさつと会社弾劾の発言が続いた。地元埼玉からは、動労連帯高崎、さいたまユニオン、NAZEN埼玉などが発言。午後6時45分から参加者全員で行田本社を1周する弾劾デモを貫徹。デモ終了後、JAM神奈川ジェコー労組の野澤慎平委員長が「組織拡大で解雇撤回をかちとり、非正規職をなくすまで闘う」とあらためて派遣法・非正規職撤廃の激烈な決意をジェコー資本にたたきつけ、3時間の抗議行動を終えた。
 集会と並行して行った退勤、出勤するジェコーで働く労働者へのビラまきでは、09年の時と同じようにどんどんビラが受け取られた。ジェコー本社では、09年の全員解雇時以上の120人の派遣労働者を雇い入れ、2交代制でありながら派遣労働者のシフト勤務を労働者ごとにずらしながら、実質24時間フル稼働をしている。派遣労働、非正規職の現実は何も変わっていない。
 解雇撤回、非正規職撤廃のスローガンこそが労働者の魂を打つのだ。
 埼玉労組交流センターは、解雇撤回と非正規職の撤廃に向け、最後の勝利の日までジェコー闘争をともに闘っていきます。

ビラ配りは革命運動の実践
 三里塚現闘 岸本海人

 革命情勢と朝鮮侵略戦争突入情勢下で、ビラ配りが今日ほど重要な時代はない。だからこそ毎日―毎週の日常活動にしよう。
 現在、三里塚闘争は市東さんの農地収用決戦の真っただ中にあって、農地強奪反対署名とビラ配布は新しい三里塚闘争陣形の構築であり、同時に党の3大方針の貫徹としてもある。革共同が主流派として情勢を主導し、革命運動を推進していく絶好のチャンスが到来していると思います。
 日常活動におけるビラ配り、労組オルグは革命運動の基本だと思いますが、日常の中にそれが定着するまでには至っていない。しかし、ビラ配りや労組オルグの妙味を味わうと忘れがたい気持ちが残り、革命運動の活動拠点を再発見する自分を感じます。だからこそ僕は、71歳からのすべての人生を賭けて、自分自身の分身=ともに革命運動に生きる一人の共産主義者を獲得するために、今後は全力を尽くして労働組合への訪問・オルグをやっていきたいと決意しています。
 現在、すべての党員・支持者が実行している労働組合へのビラ配り、労組オルグを通じて、拠点建設を強力に推進することが可能になった。その行為の中に自分自身の身を置くことによって、革命運動の何たるかをつかむことができるし、実践することも可能になると僕は思う。それを実践する闘いに自分をつくり、これからの人生を楽しく生きていこうと思っています。

牧港補給地区で『前進』配布
 東京 山本 聡

 5月15日早朝、沖縄労組交流センターは浦添市の米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)城間ゲート前に登場し、「『復帰』45年5・15アピール」を掲載した『前進』第2842号を配布した。自動車で出勤してくる基地労働者が次々と窓から手を出して受け取り、用意した『前進』がすぐになくなった。
 牧港補給地区は極東最大の兵站(へいたん)基地と呼ばれ、「トイレットペーパーからミサイルまで」あらゆる軍事物資を備蓄する沖縄米軍の要衝だ。また70年闘争当時には全軍労(全沖縄軍労働組合)の最大支部が存在し、「解雇撤回・基地撤去」を掲げる牧港支部青年部(略称・牧青)の白ヘル部隊が71年全島ゼネストの最先頭で活躍、基地機能を停止させる空前の基地内決起を実現したことで知られる。
 その闘いの息吹と階級性は、今日の階級的労働運動の中に脈々と継承されている。朝鮮侵略戦争の切迫下で基地労働者の新たな決起は不可避だ。

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