共謀罪と天皇制粉砕を 9条改憲、民営化、労働大改悪の安倍・小池をゼネストで倒そう 国鉄決戦=都議選決戦で反撃を
共謀罪と天皇制粉砕を
9条改憲、民営化、労働大改悪の安倍・小池をゼネストで倒そう
国鉄決戦=都議選決戦で反撃を
5・13〜15沖縄闘争では、朝鮮侵略戦争の急切迫下で「非正規の島」「基地の島」に対する根底的な怒りが爆発した。その先頭には青年労働者・学生のリーダーが立ち、韓国から民主労総も参加しともに闘いぬいた。ゼネストと国際連帯こそ、戦争と共謀罪を止める唯一の道だ。沖縄闘争の爆発を引き継ぎ都議選決戦に立ち上がろう。都庁レストラン解雇撤回闘争を突破口に安倍・小池と民営化の正体を全面的に暴き、首都東京にゼネスト―革命の拠点をつくり出そう。共謀罪絶対阻止の5月国会闘争の爆発から6・11国鉄集会をうちぬき、戦争と労働運動つぶしの共謀罪を絶対に阻止しよう。
安倍を監獄にぶち込もう
安倍政権はいま絶体絶命の危機に追いつめられている。国会の3分の2が改憲勢力であるにもかかわらず改憲攻撃が思うように進まないことに、焦りといらだちを募らせている。
それどころか、「第2の森友事件」といわれる加計(かけ)学園事件に関し、文部科学省の記録文書がマスコミによって暴露された。加計学園が運営する岡山理科大学獣医学部に対する学校用地の無償譲渡や校舎建設費用の半額援助などが、「国家戦略特区」をも使った安倍の指示・意向で行われたことが隠しようもなく明らかになったのだ。
加計学園グループの加計孝太郎理事長は、安倍自身が「40年来の仲で腹心の友」と公言する人物だ。森友事件を含め、一切の主犯は安倍なのだ。これが「アベノミクス」の腐りきった正体であり、韓国・パククネとまったく同じだ! 極右・日本会議と結託して公教育や公的事業を私物化し、利権あさりに走ってきた安倍こそが第一級の国家犯罪者であり、ただちに監獄にたたき込むべきだ。
だからこそ安倍はこうした危機をのりきり、ごまかすために、5月3日付読売新聞紙上でのインタビューや日本会議系の集会で「2020年に新憲法施行」「9条に自衛隊明記」などと、自民党内ですら議論されていない改憲案をぶち上げた。これと抱き合わせで日本維新の会とともににわかに言い出した「教育無償化」も、その中身は戦争教育とそのための公教育の民営化・私物化だ。共謀罪も今国会での強行採決・成立を必死に狙っている。天皇制攻撃もこれと一体だ。すべては米帝・トランプとともに朝鮮への侵略戦争・核戦争に突入するためだ。
関西合同労組の春闘行動への弾圧も、共謀罪の先取り攻撃であり、国際連帯の前進に対する弾圧だ。動労千葉・動労水戸―動労総連合をはじめとする階級的労働組合をめぐる攻防がいま最先端で火を噴いている。この攻防に絶対に勝ちぬこう。
動労総連合こそが結集軸
日本の労働者は絶対に安倍を打倒できる。その力はどこにあるのか?
韓国でパククネを打倒し監獄にぶち込んだ力は民主労総のゼネストだ。民主労総はいま政権交替だけでは何も変わらないと宣言し、6・30社会的ゼネストへ新たな前進を開始している。民主労総のハンサンギュン委員長はパククネ罷免(ひめん)後、全面的な社会変革に向かって進むことを訴え、獄中から以下のようなメッセージを発している。
「未組織・非正規職労働者と、『ヘル(地獄)朝鮮』を蹴って街頭に出てきた青年世代がその道を開かなければならないと思います。民主労総はろうそく革命が完遂されるその日まで、正義が貫かれた平等な世の中、人間らしく生きられる世の中のために、ろうそくの芯のように苦難を甘受し、世の中を照らすことを宿命のようになし遂げます」(3月に行われた韓国・拘束労働者後援会総会へのメッセージ)
都議選で私たちが挑戦しようとしていることは、民主労総が6・30社会的ゼネストに向かって直面している課題とまったく同じだ。すべての怒りを束ねて一つにし、安倍と小池の打倒へとまっすぐに進むために必要なのは、無数の「ろうそくの芯」、つまりゼネストの拠点だ。戦後最大の労働組合破壊攻撃であった1987年の国鉄分割・民営化と30年にわたって闘いぬいて団結を守り、勝利してきた動労千葉・動労水戸―動労総連合の存在と闘いこそ、この最高の結集軸だ。
動労総連合は一方で、JR資本による外注化攻撃と対決し「雇用と安全、社会そのものを破壊する外注化反対・非正規職撤廃!」の路線と闘いを生み出した。他方で3・11東日本大震災・福島原発大事故という新自由主義の大破綻に立ち向かう中から、「被曝労働拒否! 住民を被曝させるな!」の不退転の闘いを生み出した。すべての人びと、とりわけ非正規職労働者・青年労働者・原発労働者を獲得し、ゼネストをうちぬく力がここにある。
一つひとつの小さな怒りと闘いを大きな一つの闘い、安倍・小池の打倒へとまとめ上げる「新たな労働者党建設」への挑戦を、都議選決戦で開始しよう!
労働者は革命を選択する
「会話するのも大変な職場でなぜビラを渡し署名を集めたのか。新聞もニュースも見られない毎日の労働、メディアもほとんど報道しない福島の現実。......3・11をなかったことにしてお前ら死ねと平気で言う。それが安倍と小池じゃないですか。本当のことを知って、みんなで声を上げ、韓国のように闘う労働組合つくってこんな社会ぶっ倒しましょう!」(都庁レストラン解雇撤回闘争当該の女性労働者、本紙2843号より)
結局、ウソとデマ・ペテンだけが安倍や小池をはじめとする資本主義社会の支配階級・ブルジョアジーが生き延びるすべなのだ。これに対して労働者階級は、自らの団結した闘いをもって真実を全面的に明らかにし、すべての民衆を立ち上がらせる。
「民営化と競争で社会はよくなる」「福島第一原発はコントロールされている」「国民を守る戦争」「オリンピックで日本が生まれ変わる」----すべてがウソだ。国鉄分割・民営化以来30年の国鉄闘争。軍事空港建設のための農地強奪と50年闘い続けてきた三里塚闘争。獄中42年の星野文昭さんの存在と闘い。原発事故から6年あまりを経てますます積み重なるフクシマの怒り。基地と非正規の島からわき上がる「復帰」45年の沖縄の怒り。こうした闘いの中にこそ社会の真実の姿がある。
資本主義の歴史的生命力はもう尽き果て、破産しきっている。労働者人民の命と生活を日々奪い続け、戦争という絶望的破壊にすら突き進んでいる。すべてを根底からひっくり返すときが来ているのだ。
連綿と続く日本の労働者人民の闘い、とりわけ国鉄闘争がつくり出した地平の一切を受け継ぐ新たなリーダーが次々と生まれている。自らが直面する生活や解雇や職場の問題とこの社会全体の根底的変革を一つに結びつけ、革命に向かってまっすぐに立ち上がるリーダーだ。
彼ら彼女らとともに、1千万労働者人民は必ず革命を選択する。このことに腹の底からの確信をもって、自らの変革をもかけて時代に真っ向から飛び込んでいくのが「新たな労働者の党」だ。
1917年、レーニンとボルシェビキはこうした革命家・革命組織に生まれ変わり、ロシア革命をなし遂げた。この人類史的偉業を引き継いで、新自由主義を打倒する労働者の階級的団結・人間的共同性をつくり上げよう。
6・11の共謀罪絶対反対の銀座デモと国鉄集会への大結集、そして都議選決戦への総決起こそ、その闘いの始まりだ。全職場・全地域からの大結集を呼びかけます。
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国鉄分割・民営化から30年/戦争と民営化に反対する新たな闘いへ/国鉄1047名解雇撤回!
国鉄闘争全国運動6・11全国集会
6月11日(日)午後1時(正午開場)
江戸川区総合文化センター大ホール(中央4―14―1)
呼びかけ/国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動〔連絡先/国鉄闘争全国運動(千葉市中央区要町2―8 DC会館内)〕
東京連絡先/全国労組交流センター東京地方協議会(台東区元浅草2―4―10 五宝堂ビル5F)