4・28東京 沖縄と連帯し一日行動 法大先頭に〝共謀罪阻止〟
4・28東京
沖縄と連帯し一日行動
法大先頭に〝共謀罪阻止〟
全学連が呼びかけた4・28沖縄デー闘争は、昼に法政大学から防衛省へのデモ、午後に文部科学省への申し入れ、夕方には180人で労働者・学生集会をかちとり、大成功しました。
法大市ケ谷キャンパスでの昼休み集会とデモは、多くの法大生の注目と参加をかちとりました。事前に法大当局・田中優子総長が「正門封鎖」を告知していたにもかかわらず、それを阻止し、解放的雰囲気で始まりました。
法政大学の洞口朋子さんは、「私は法大で大学に声を上げて無期停学処分になりました。学生を弾圧し、軍事研究に加担する連中を大学からたたき出そう!」とアピール。沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長は、「学生がキャンパスから声を上げる。ここに本当の力がある。沖縄の怒りと連帯してともにデモに出よう!」と訴えました。
法大文化連盟の武田雄飛丸委員長は、「ブラックな大学とブラックな企業、これは一体の問題です。この目の前の大学のあり方こそ、今の社会のあり方の根本的な原因だ」と大学の弾圧体制を弾劾し、「信念を行動で示す時がきた。本日のデモから始めよう!」とアピールしました。
都庁議事堂レストランでの解雇撤回を闘う女性労働者も太鼓をもって駆けつけてくれました。彼女の怒りのアピールに多くの法大生、職員が足を止めて聴き入り、拍手やガッツポーズをする人も現れました。労働者と学生の固い連帯と訴えが、法大生の怒りを解き放った瞬間でした!
「朝鮮侵略戦争反対!」「ストライキで軍事研究とめよう!」とリズミカルなデモコールを響かせ、防衛省を直撃するデモが迫力と熱気に満ちてかちとられました。
文部科学省への申し入れ行動の後、夕方から牛込箪笥(たんす)区民ホール(新宿区)で労働者・学生集会を開催。基調提起を行った全学連の斎藤郁真委員長は、「急速に切迫する朝鮮半島での米日による核戦争の危機を止めるためにともに立ち上がろう」と強調し、「京大と法大を先頭に、大学の中から共謀罪と侵略戦争を粉砕する学生の力強い運動を巻き起こす!」と戦闘宣言を発しました。
京都大学同学会の作部羊平委員長は、「朝鮮戦争反対、共謀罪反対の立場を貫いてキャンパスで闘う。私への退学処分絶対阻止の5月2日のクスノキ前一日占拠行動を闘い、第2波ストへ攻め上る」と決意表明。さらに、赤嶺委員長が「全国から労働者・学生の大結集をかちとり、沖縄の怒りを解き放つ大闘争にしたい」と5・15沖縄現地闘争への決起を訴えました。
特別アピールでは、沖縄民権の会の座覇光子さんがすべての米軍基地の撤去を訴え、憲法と人権の日弁連をめざす会事務局長の武内更一弁護士が「新共謀罪の制定を必ず止める!」と決意を語りました。最後に東京西部ユニオンの北島邦彦副委員長が「東京都議選で小池・安倍打倒を!」と都議選決戦への決起を訴えました。
全学連は、5月沖縄闘争と沖大・京大自治会執行部選挙、そして5〜7月東京都議選の勝利へ全力で闘う決意です。韓国・民主労総の6月社会的ゼネストと固く連帯し、ゼネストをたぐり寄せる闘いを首都東京から巻き起こそう!
(全学連書記次長 森幸一郎)