〝朝鮮戦争やめろ〟 横須賀など各地で一斉行動
〝朝鮮戦争やめろ〟
横須賀など各地で一斉行動
4月15日、横須賀市で神奈川労組交流センターが呼びかける「朝鮮戦争阻止!全国統一行動」が行われた。全学連や婦人民主クラブ全国協、さらに横須賀をはじめ県内から50人が集まり、戦争絶対阻止を街頭宣伝とデモで訴えた。いじめや自死が相次ぎ、極限的な状態に置かれている自衛官やその家族にも、ともに立ち上がろうと訴えた。
午後5時半、「ストライキで戦争を止めよう」の横断幕を先頭に横須賀中央駅前から出発したデモ隊は、多くの注目を集めた。若者や外国人がスマートフォンを向け、青年たちが手を振る。
米軍基地正面ゲート前に着いたデモ隊は、ありったけの声を振りしぼって「朝鮮侵略戦争を絶対に阻止するぞ!」「日米韓労働者の団結で戦争を止めるぞ!」と訴えた。警察は何の妨害もできず、ゲートを守るのに必死だ。沿道からは「戦争をやるより、税金を下げろ」と安倍への怒りを激しく訴える労働者がデモに合流してきた。
デモに先立つ街頭宣伝では、婦民全国協の仲間や横須賀の教育労働者がアピールに立った。何より、全学連の斎藤郁真委員長のアピールは街頭を一変させた。
米第7艦隊の司令部や海上自衛隊地方総監部が存在する横須賀は、ものすごい緊張状態だ。「戦争を止めよう」の訴えに、ビラを握ってガッツポーズで応えていく人びとがいる一方で、「いい加減、戦争をやって北朝鮮をつぶせ」と吐き捨てていく者もいる。何よりも自衛官たちの表情はものすごく固い。
しかし、この戦争がうそと利権にまみれた侵略戦争だと徹底的に暴き、非正規職化や貧困と一体の問題であることを鮮明にさせたアピールは、労働者の戦争へのストレートな怒りをかき立てた。
最後に、沖縄と並ぶ朝鮮侵略戦争の最大の出撃基地・横須賀で労働者と学生が緊急行動を闘いぬいた意義を踏まえ、この日の闘いを第1波行動とし、戦争阻止まで徹底的に闘うことを確認した。(神奈川 F)
全国でデモ・街宣
15、16日は全国各地で朝鮮戦争絶対阻止の行動が闘われた。東京・杉並区では、15日阿佐谷、16日高円寺駅前で北島邦彦・東京西部ユニオン副委員長を先頭に街頭宣伝が行われた。全学連は15日、秋葉原駅前で街宣。このほか、15日に広島でデモ、16日に名古屋、福岡、沖縄・北谷町など各地で街宣が行われた。