闘いは進む 青年の職場から 「働き方改革」の先取り攻撃に現場から怒り 合同・一般 宮城 郷田晃一

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週刊『前進』04頁(2835号02面05)(2017/04/10)


闘いは進む 青年の職場から
 「働き方改革」の先取り攻撃に現場から怒り
 合同・一般 宮城 郷田晃一


 私は物流センターで5年ほど働いています。現在、契約社員で低賃金です。私の部署には10人ほどの仲間がいて、私以外はアルバイトです。
 労働者全員が上司から常に焦らされながら仕事をしてきて、急いですることがクセになっています。
●職場がピリピリ
 職場では正社員を目指しているアルバイトの1人が、上司から職場支配の道具としてこき使われています。何かにつけてルールを作り、壁に貼って支店長や会社に良い評価をもらおうとアピールばかりしています。しかし、自分の作ったルールを自分で平気で破ることもあり、注意しても「自分はミスをしないから大丈夫です」とか、残業になった場合には「少しの残業はボランティアと思った方がいいですよ」などと言ってきます。
 それによって職場環境や人間関係、雰囲気は最悪です。みんながピリピリ感じています。
 全国の支店で事故などの話も報告されますが、私も最近フォークリフトで物損事故を起こしました。事故報告書を書けと言われ、なぜミスや事故を起こしたのかと責任追及され、管理者が満足するまで何度も書き直しをさせられます。
 もういい加減こんな職場やってられるか! という思いです。
 いやになって辞めていく人がいても、会社は新たに労働者を雇わず、多能工化だとか言って一人の労働者に何でもかんでも仕事を押しつけます。
 また、ミスをした時に振り返るためといって、監視カメラで作業を24時間録画されています。私たち労働者を犯罪者同然に扱っています。
 みなさんの職場はどうでしょうか? 同じじゃないですか? おかしいと思いませんか? 私は絶対間違っていると思います!
●みんなで声を上げる
 職場では安倍政権の「働き方改革」を先取りした攻撃がかけられています。4月から労働時間を8時間から7・5時間に短縮。そして契約社員の雇用期間がこれまでの1年契約から半年契約に短縮されました。
 会社は「家族の団らんとゆとりのある暮らし、コミュニケーションが大切」などと響きのいい言葉ばかり並べていますが、現場では「これ以上給料下がったらマジで生活成り立たない」「給料減らして何がゆとりだ、ふざけるな!」という当然の怒りが巻き起こっています。私の部署以外の全職場でも、同じ攻撃が労働者に襲いかかろうとしています。
 最近ではみんなおかしいと思ったことに対して、少しずつ声を上げるようになってきました。私は職場の仲間たちと仕事の後に夕食に行って、職場の不満や怒りを共有しています。そしていざ、おかしいと黙っていられない状況に直面したら、なるべく一人ではなく、みんなで声を上げるようにしています。そうして少しでも多くの仲間を労働組合に組織してともに闘い、職場や社会を変えていけるよう頑張りたいと思います。

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