２０１７年日誌　３月２１日～２７日
　「共謀罪」法案を閣議決定／パククネの逮捕状請求

●「共謀罪」法案閣議決定　政府は、犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法の改定案を閣議決定した。（21日）
●パククネ、検察聴取へ出頭　韓国の大統領を罷免（ひめん）されたパククネがソウル中央地検に出頭した。チェスンシルらと共謀し、サムスン電子副会長らから総額４３３億ウォンの賄賂を受け取ったり、機密文書を流出させたりしたなどの疑いについて、検察が事情聴取を始めた。（21日）
●県外「自主避難」継続８割　東京電力福島第一原発の事故後、政府の避難指示区域外から避難した「自主避難者」のうち、福島県外に避難した世帯の８割が、住宅の無償提供が打ち切られる３月末以降も避難を続ける意向であることが福島県の調査で明らかになった。（22日）
●姫路のこども園、労基法違反の疑い　定員の約１・５倍の園児を受け入れていた私立認定こども園「わんずまざー保育園」（兵庫県姫路市）で、複数の保育士が「遅刻に罰金を科せられる」などと姫路市に訴えていたことがわかった。（22日）
●東電再建、再稼働が前提　東京電力ホールディングスと原子力損害賠償・廃炉等支援機構が東電の新再建計画の骨子を発表した。福島第一原発の事故対応費を賄うため、柏崎刈羽原発の再稼働を大きな柱として送配電事業の効率化や業界再編で東電を「稼ぐ」会社に変えるとしている。（22日）
●セウォル号引き揚げ始まる　２０１４年に韓国南西部・珍島（チンド）沖で起きた旅客船セウォル号の沈没事故で、韓国海洋水産省は本格的な引き揚げ作業を開始した。（22日）
●森友学園理事長を証人喚問　学校法人「森友学園」（大阪市）学園理事長の籠池泰典に対する証人喚問が衆参両院の予算委員会で行われた。「国有地の借り受けについて２０１５年10月に昭恵夫人の携帯に電話をした」と証言し、前月の９月には昭恵が「『安倍晋三からです』と封筒に入った１００万円をくださった」とも述べた。（23日）
●福島第一原発１号機、ロボット調査で核燃料確認できず　東京電力は、福島第一原発１号機の原子炉格納容器でのロボット調査を終えたと発表した。溶け落ちた核燃料の確認が最大の目標だったが、実現しなかった。（23日）
●辺野古埋め立て阻止へ、キャンプ・シュワブ前での県民集会に３５００人　沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で新基地建設に反対する県民集会が開催された。翁長雄志知事は、前知事の行った埋め立て承認を撤回すると述べた。（25日）
●香港長官に林鄭氏　香港政府のトップを決める選挙委員による行政長官選挙が投開票され、親中派の前政務長官林鄭月娥氏が当選した。（26日）
●モスクワで反政権デモ　モスクワ中心部のプーシキン広場でプーチン政権を批判するデモがあり、周辺も含め１万人以上が集まった。（26日）
●パククネの逮捕状請求　韓国検察は、パククネ前大統領の逮捕状を請求したと発表した。（27日）