沖縄の怒りの先頭で闘う 全学連副委員長 赤嶺知晃(沖縄大学)

週刊『前進』02頁(2832号01面03)(2017/03/30)


沖縄の怒りの先頭で闘う
 全学連副委員長 赤嶺知晃(沖縄大学)


 韓国の100万人のデモとストライキの闘いは、ついに3月、パククネ大統領を倒しました! 労働者民衆の闘いが社会を変える時代、私たち全学連と一緒に4・28沖縄デー闘争と5・15沖縄現地闘争に立ち上がりましょう!
 安倍首相とトランプ大統領のもとで日米安保同盟が核軍事同盟に大転換する中、沖縄の米軍基地は「朝鮮侵略戦争の最前線基地」として再編・強化されようとしています。3月1日から行われている過去最大規模の米韓合同軍事演習にも、沖縄の基地から陸軍特殊部隊が動員されています。
 昨年5月の米軍属による女性殺害事件や12月のオスプレイ墜落など、米軍・米兵による事件に、沖縄の怒りは限界をこえて燃え上がっています。「全基地撤去!」「戦争絶対反対!」が130万県民の声です。しかし、「日米安保を容認する」としてきた翁長県知事ら「オール沖縄」勢力は、真っ向から「戦争反対」と呼びかけることを避けています。
 韓国では、「挙国一致内閣」を主張し、パククネを倒すこと自体を否定する保守野党の制動をうち破り、労働者民衆が波状的ゼネストとデモを闘い、パククネ罷免の勝利をたぐり寄せました。数千数万の学生の決起が労働者民衆の闘いをけん引しました。労働者・学生が「社会を変える主人公は私たちだ!」と登場する時に、初めて巨大な闘いが生まれます!
 沖縄でも、1971年に「労働者は軍事基地がないと生きていけないということは絶対にない!」と、基地労働者と沖縄大生が先頭に立ち全島ゼネストを闘い、ベトナム戦争中に米軍基地機能を止め、侵略と虐殺のための米軍機を飛べなくしました。
 多くの学生が高い学費のためにいくつものアルバイトに追われ、自由な時間を奪われています。卒業しても非正規・低賃金を強いられ、長時間労働の上に多額の学費ローンがのしかかる現実。こんな大学と社会のあり方を根本から変革しよう。
 現在の沖大学生自治会執行部は、昨年5月の執行部選挙過程で米軍属による女性殺害事件が起こる中、「ゼネストですべての基地を撤去しよう!」と訴え、多くの沖大生の信任でうち立てられました。沖大当局=仲地博学長体制が休み時間中の討論すら禁止し、職員が暴力をふるい選挙を妨害する中、私たちとともに立ち上がった1人の沖大生が怒りの声をあげ、その訴えに多くの沖大生が共感し、100を超える投票への決起が生まれました! 1人の学生の怒りの声は多くの人の心を揺り動かし、次の決起を生みだします!
 4・28は東京で、5・15は沖縄で、全国学生の巨大なデモを実現しましょう! 5月15日には沖縄大学で学生集会をやります。ぜひ沖縄現地に集まってください。戦争阻止・全基地撤去のゼネストを切り開こう!
(沖縄大学学生自治会委員長)
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