団結ひろば 投稿コーナー
団結ひろば 投稿コーナー
帰還強制・常磐線開通「おかしい」と言おう
介護労働者 S・Y
3月11日に福島の集会に参加しました。
素直に感じたことは、まだまだ原発事故は収束していない、復興なんかしていないということです。避難している人たちを放射能汚染された場所に強制的に帰還させようしていること、汚染された場所に常磐線を開通させようとしていること、常磐線が開通すれば汚染された電車が上野に来ることになりますよ、など。おかしなことが起きようとしています。
そんな中、私たちは何事もなかったかのように生活できています。私自身、常に福島のことを考えてはいませんが、何かできないか考えさせられます。
弱い立場の人がさらに追い込まれ、その犠牲の上に成り立つ社会が今の現実です。自分たちに直接関係ない、遠いところで起きてるから大丈夫と思うかもしれませんが、おかしいことを素直におかしいと言える社会にならないかと思います。
集会には、1千人ぐらいが参加していました。これを多いと思うか少ないと思うかは人それぞれかと思いますが、私は少ないと思いました。自身に直接かかわらないから、どうにかなっているから大丈夫とふたをしてしまわず、おかしいことにおかしいと声をあげていきましょう!
福島の現実を知って政府に腹が立ちます
東京 介護労働者 チョコまま
3・11福島の集会に参加してきました。
原発が原因で甲状腺がんが大人にも子どもにも出ているという現実があることにびっくりしました。
実際に甲状腺の手術をした方のお話を聞きました。後遺症があり声が出にくく、コーラス隊に入っていたが、歌が歌いづらいそうです。
また牛を飼っていて、この牛を残して避難しないで、最後まで見届けたいという方がいました。その方は、牛を残して避難することもできたのに、そうはせずいまだに牛の面倒を見ているそうです。私も動物を飼っているからわかる気がします。
原発事故はまだまだ終わってないのに、政府は避難指示を解除し、避難のための補助金の打ち切りをして帰るようにと促しています。
まだ6年しか経っていないのに、チェルノブイリでさえ人はまだ帰っていないのに、政府は何を考えているんだと腹が立ちます。福島の実情をもっとみんなに知ってほしいと思いました。
セブン―イレブンの降格・減給に宣戦布告
地域合同労組千曲ユニオン委員長 坂本泰信
3月8日、セブン―イレブン・ジャパン資本はOFC(「担当店舗責任者」の職務)として働く千曲ユニオンの河野正史組合員に降格・減給攻撃を行ってきた。
病気がちであることが理由だが職務は果たしており、本人同意のない労働条件の不利益変更だ。河野組合員が本部の店舗いじめを批判したことを嫌った不当労働行為だ。
セブン―イレブン・ジャパンは2015年のブラック企業大賞になったほど、本部に一方的に有利なフランチャイズ契約、24時間営業の過酷な就労状態、加盟店オーナーの自殺、過酷なノルマが指摘されてきた。本部正社員は加盟店に過酷なノルマと一方的な統制を加える立場におかれ、長時間労働と異様な緊張状態を強いられていた。資本は、彼らをOFCとAFC(「応援型店舗担当」の職務)に分け格差をつけて分断し、競争させて支配していた。
河野組合員は今回の攻撃に対して24日の団体交渉を申し込み、闘いを宣言。話を聞いた加盟店のオーナーやアルバイト、パート労働者から「本部のやり方はおかしい」「店舗のことを考えてくれた河野さんを降格させるなんて許せない」と怒りの声が上がっている。
河野組合員の闘いは、加盟店舗オーナーや店舗従業員、製造工場や配送など、関連する非正規労働者すべての生活を守る闘いだ。すべてのコンビニで働く皆さん。働く者が誇りをもって生きられる社会をつくろう。
やまゆり園元職員のインタビュー読んで
相模原 大山 始
昨年7月26日、重度障害者19人が刺殺され、27人が重軽傷を負う悲惨な事件が起きました。『序局』14号に載った元職員・太田顕さんの、労働組合の中でこそ人間の共同性がつくられるという提起は本質をとらえ、解決の方向性を示したと思います。
私は地元で起こった大事件を知るために、8月から合同労組の見解文書を持ち、合同労組の仲間と動労千葉物販の要請で小・中・高・養護学校100カ所を回りました。
やまゆり園近くの小学校の先生は「この事件は今後20年も30年も背負っていかなければならないものです」と言い、やまゆり園との結びつきの強さを感じました。ある高校の先生は04年にやまゆり園が指定管理者制度になる前には反対闘争の応援に行っていたと言っていました。
A市のやまゆり園でも組合はつぶされ、事件への見解を聞いたら「そんなことは言えない。帰らなければ警察を呼ぶぞ」という始末でした。N市のやまゆり園は今も県立県営で県職労に入っていますが、役員は「外部の者には言えませんよ」と管理者と同じ立場でした。太田さんの考え方とはまったく違います。
障害者施設で太田さんの話も聞きましたが、そこでの話も障害者との格闘がにじみ出る素晴らしいものでした。