東京北部 国鉄決戦軸に春闘集会 地区全員が飛躍かけ闘いとる
週刊『前進』04頁(2831号02面04)(2017/03/27)
東京北部
国鉄決戦軸に春闘集会
地区全員が飛躍かけ闘いとる
(写真 動労水戸の照沼さんを招き、国鉄決戦を軸とした闘う春闘集会を開催した【3月3日 練馬区】)
3月3日、練馬駅前の「ココネリ」の研修室で、「戦争反対・安倍倒せ! 大幅賃上げ! 外注化反対・非正規職撤廃」をスローガンに北部春闘集会が行われ、会場満杯の57人の結集で大成功しました。
集会の基調提起は北区職で働く自治体労働者です。「『こんなくそみたいな社会、絶対に変えてやる!』という青年労働者の怒りを体現する運動をつくり出そう。今の社会の矛盾した現実はすべて国鉄分割・民営化30年の大破産の現実であり、安倍政権と財界は1%の利益のために戦争と非正規職化を進め、徹底的に労働者の闘いを圧殺しようとしている。しかし絶対反対と団結で闘うことが勝利の鍵。北部地区でも動労総連合建設をやろう!」と、鮮明に闘う路線を提起した圧巻のアピールでした。
この北部春闘集会の要だったのは、動労総連合の仲間たちの登壇です。動労水戸の照沼靖功さんは「3・11が自分の原点」と、JR総連と決別して動労水戸に結集してからの5年半の闘いを語り、4月1日の常磐線の小高―浪江間運転再開に対してストライキで闘うと宣言しました。「何かを変える時は、自分が変わらないといけない」という訴えが心に響きました。続いて、動労東京の青年が職場丸ごとで決起した仲間たちを紹介しました。管理職に「お前たちの代わりなんて何人でもいるんだ」と言われ、怒りをもって組合を立ち上げた労働者の「ストだってやってやる」の怒りと団結が資本を徹底的に追いつめています。国鉄闘争を軸とした、闘う春闘集会となりました。
また、「日の丸・君が代」強制反対を闘う練馬の教育労働者は、子どもに教育勅語を暗唱させる森友学園の教育を、戦争動員のためのものだと弾劾。さらに、浮間舟渡地域で鈴木コンクリート工業分会とともに解雇撤回・非正規職撤廃を闘う東京北部ユニオンの組合員、郵政、介護、タクシーなどの労働者の発言が続きました。練馬区で高江ヘリパッド建設反対を訴える方の飛び入りアピールがあり、動労東京の青年の団結ガンバローで締めくくりました。
全員が、「明日からやれる!」「絶対に春闘をかちとるぞ!」と決意しました。集会後の交流会は北部地区の家族と仲間が準備してくれました。
3・3北部春闘集会は、動労東京建設を軸に北部地区と東京各地区の仲間との団結で、本当に新しい形での集会をかちとりました。参加した方の「今までの春闘集会で一番良かった。動労総連合と一体の集会となった」「途中から涙が止まらなかった」という感想にもあるように、北部地区の仲間一人ひとりが「自分の職場から一人を組織する」と飛躍をかけて闘ったことで、動労総連合の闘いとも結びつき、今後の北部地区の拠点建設の基礎を築く闘いの第一歩となりました。
私も集会の司会は初めてで飛躍を求められましたが、集会を終えた時は本当にすがすがしい気持ちでいっぱいになりました。まさに、「労働者の自己解放を見た!」と。この集会を終えて、心から「誠を貫く」ことの大切さを学び、そこから不抜の団結が生まれることに確信を持ちました。
動労総連合青年部建設へ! 戦争・民営化絶対反対、非正規職撤廃の本格的な春闘へ邁進(まいしん)していきます!
(一陽会労働組合委員長・坪井静)