被曝労働拒否貫き４・１常磐線延伸式典粉砕を
　戦争と不正・腐敗の稲田=安倍=極右・日本会議を打倒しよう
　「現代の治安維持法」=共謀罪粉砕へ

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　３月の激闘は「ロシア革命１００年」の現在に革命をよみがえらせています。パククネ打倒で帝国主義戦後体制の重要部分が崩落しました。これを実現したのは民主労総の職場闘争の積み重ねです。３〜４月の闘いも歴史を動かす位置をもっています。３・３〜５ＪＲダイヤ改定阻止・動労総連合統一スト、３・11〜12反原発福島行動、米韓日合同軍事演習下の３・19国際連帯・共同行動沖縄結成総会の勝利に続き、３・22共謀罪粉砕集会、３・26三里塚全国集会、京大・法大を先頭とする新歓闘争が決定的です。『前進』を武器に安倍・小池への怒りを組織し、都労連―都議選決戦に立ち上がりましょう。

パク打倒し労働者権力へ

　３月10日、韓国・民主労総ゼネストを軸にした１３４日間、のべ１6００万人の民衆決起が、ついに韓国の憲法裁判所をして全員一致でのパククネ罷免を決定させました。大統領の座から引きずり降ろされたパククネは、不訴追特権を失い、検察の強制捜査の対象になりました。闘いは次の段階に入っています。
　パククネ打倒は１９１７年２月のツァ―リ（ロシア皇帝）打倒に準ずる世界史的事件です。
　韓国はカナダに次ぎロシアと並ぶ経済規模をもっています。もともと帝国主義とスターリン主義が朝鮮半島を南北に分断してつくった軍事基地国家であり、世界革命を封じる拠点をなしてきました。
　その韓国で労働者階級のゼネストで反動政権を倒し、21世紀プロレタリア革命の扉を開けました。労働者民衆が労働組合のもとに団結する時、労働者民衆自身を変え、腐りきった社会を変えて、歴史を前に進めることができることを全世界に示したのです。
　韓国の闘いは、１９１７年ロシア二月革命と同じく分岐点を迎えています。ロシア・ケレンスキー政権のように旧野党による反革命と戦争を許すのか、それとも労働者階級が権力を握り、戦争を止め、新たな社会をつくるのかということです。
　ロシア革命がそうであったように、韓国の革命もプロレタリア世界革命としてのみ決着がつきます。そして現に世界革命がダイナミックに始まっています。
　民主労総は３月７日の臨時代議員大会で２０１７年運動方針の柱に６月社会的ゼネストを決め、９月、11月大ゼネスト方針を確認しました。５月９日は大統領選です。すべては組織拡大を土台に現場の階級的力関係を変えることで決まります。この革命に震え上がり、戦争を起こすことで革命を鎮圧しようとしているのが米日韓と北朝鮮の支配階級です。

革命圧殺の核戦争阻止を

　３月１日に始まった史上最大（韓国軍約30万人、米軍約１万７千人）の米韓合同軍事演習「フォール・イーグル」「キー・リゾルブ」は、２月10日の日米共同声明＝核使用宣言の実行です。
　３月15日には原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする空母打撃群艦艇が韓国・釜山港に入港。２０１１年にオサマ・ビンラディンを暗殺した米海軍特殊部隊シールズも乗艦しています。さらに米韓軍は４月から北朝鮮の核心施設への精密打撃を想定し、大規模上陸訓練と一体で空軍による総合空中訓練「マックスサンダー」を行うと発表しました。「斬首作戦」（金正恩の暗殺作戦）を実行する特殊部隊として前述のシールズのほかに陸軍特殊部隊のデルタフォース、グリーンベレーも参加。戦略爆撃機Ｂ52、超音速爆撃機Ｂ１Ｂ、ステルス爆撃機Ｂ２も投入されます。
　４月の大規模上陸作戦演習の軸になるのは佐世保（長崎県）を母港とする米海軍強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」。陸からの特殊作戦の演習には沖縄のグリーンベレー部隊が参加します。これらの輸送を横田基地（東京）の米軍輸送機Ｃ１３０が担い、三沢基地（青森県）のＥＡ18電子戦機とＦ16戦闘機が作戦全体をおおう「敵レーダー探知・破壊」訓練をしています。
　また３月７〜10日に海上自衛隊が同時に二つの日米共同演習を強行しました。「カール・ビンソン」が所属する米海軍第３艦隊の２隻と海上自衛隊の「さざなみ」「むらさめ」（ともに広島県呉）「いかづち」「はたかぜ」（ともに神奈川県横須賀）が横須賀を母港とする米第７艦隊の５隻と対潜・対空・対水上の訓練を実施したのです。また同時期に在沖米軍のオスプレイが陸上自衛隊の相馬原演習場（群馬県）、関山演習場（新潟県）で共同降下訓練を行いました。オスプレイ搭載可能の「いずも」（横須賀）を南中国海に出すことも発表されました。　まさに自衛隊の参戦を想定した朝鮮戦争が準備されているのです。そうした中で、成田空港の第３滑走路計画が軍事空港化の狙いをもって進められています。市東孝雄さんの農地を守る労働者階級の闘いは、この戦争を阻止する闘いです。
　この中で３月10日、国家安全保障会議（ＮＳＣ）が南スーダンＰＫＯ（国連平和維持活動）に派遣されている陸自施設部隊の５月末撤収を決めました。
　森友・加計事件でボロボロの稲田朋美防衛相と内戦下の南スーダン派兵は安倍政権の命とりになりかねず、このままでは自衛隊が朝鮮戦争に突入することは到底できないのです。支配階級は戦争と治安弾圧にしか延命の道を見いだせず、追いつめられています。

国鉄決戦勝利が未来開く

　人間は自分と相手を含む自然に働きかけ、自分と他人を再生産し、共同性を育ててきました。「人間は共同性から形成された意識、精神の継承と発展において類的世界の発展を切り開いてきた。人間の意識や精神の世界は物質的生産の発展とともにあった。生産力の巨大な発展は、その私的独占から人間の全的自由への解放を不可避としている」（本紙２８２１号大原武史論文）
　現下の戦争の危機は同時にプロレタリア革命の時代の到来を意味します。このことをはっきりさせて闘いましょう。
　安倍政権が戦争体制をつくるために、もう一つの柱にしているのが労働法制の改悪攻撃です。その核心は外注化・非正規職化攻撃です。そうして労働者も労働もバラバラにし、労働者から誇りと団結、時間と金も全部奪っていく攻撃です。
　本土復帰前の沖縄で、米軍基地強化と一体でかけられたのが、基地労働者への「４種」（民間請負会社での雇用）攻撃でした。この分断攻撃と闘い抜いたからこそ沖縄闘争が爆発し、71年５月と11月に全島ゼネストが実現されたのです。
　これは、現在の沖縄振興策すべてが非正規職化攻撃であることとして一貫しています。だからこそ、沖縄ＩＪＢＳ（日本ＩＢＭビジネスサービス）労組の闘いは、この構造全部を打ち破り戦争を阻止する闘いです。
　最先端の攻防はＪＲの第２の分割・民営化（外注化・分社化・転籍）攻撃との闘いです。３月４日の動労千葉乗務員70人のストライキ、動労水戸の被曝労働拒否闘争は、戦争を止め非正規職をなくす闘いとして、青年労働者に希望を与えています。他方、ＪＲ当局がカクマルとの結託をやめたことで、ＪＲ総連カクマルが崩壊と解体の危機に陥っています。大量の青年労働者が動労総連合に結集する機運が生まれました。
　この情勢に驚き慌てたＪＲは、動労水戸の辻川慎一副委員長のエルダー配備を巡り、組合執行部の不当配転という明白な不当労働行為に出てきました。どうしてこんなことが許せるでしょうか！
　辻川副委員長不当配転攻撃は、福島圧殺の４・１常磐線浪江延伸攻撃とともに階級攻防の一大焦点になりました。徹底的に闘い、動労総連合の組織拡大、青年部結成のばねに転じましょう。
　71年11月、沖縄全島ゼネストと連帯して闘い、無実で42年の獄中闘争を闘う星野文昭同志を今年こそ徳島刑務所から取り戻しましょう。
　アメリカ労働者階級がトランプ打倒の闘いに決起しています。世界中で労働者階級が立ち上がっています。４・28―５・15沖縄闘争を朝鮮戦争阻止の国際連帯闘争として闘いましょう。