3・1ビキニデー 核戦争許さず全原発なくす 福島と団結し150人が集会
3・1ビキニデー
核戦争許さず全原発なくす
福島と団結し150人が集会
3・1ビキニデー集会が3月1日、東京・杉並の「座・高円寺2」で開催され、150人の結集で大成功しました。
トランプと安倍は2月10日の共同声明で、核兵器の先制使用を宣言しました。到底許すことはできません。1954年3月1日に米帝が太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験への怒りで、杉並から始まった反核の闘いは全世界に広がりました。「3・1ビキニデー」こそ核戦争を二度と許さない闘いの日です。集会は、福島と固く団結して核戦争を阻止し、全原発をなくす決意を新たにする場となりました。
冒頭、ふくしま共同診療所の「被曝と帰還の強制反対署名」提出行動と、NAZENの中央防波堤見学の2本のDVDが上映されました。提出行動での、甲状腺がん手術をした被曝者の怒りの弾劾。中央防波堤の8千〜10万ベクレルともいわれる放射性廃棄物の「仮置き場」の現実。
DVDが映し出す衝撃の中、NAZEN東京代表の佐藤賢一さんが基調を提起しました。3・1ビキニデーと朝鮮半島での核戦争の危機を語り、400筆余りの「被曝と帰還の強制反対署名」を福島県に提出したと報告。安倍の進める東京オリンピックが恐るべき被曝労働の強制であることを徹底的に弾劾し、被曝労働拒否闘争を東京で断固推進すると宣言しました。
〝怒りのしゃべり場〟では、まず福島からの避難者が報告しました。6年前の記憶がまったく褪(あ)せることなく語られ、聴く者の胸に突き刺さります。補償金についての中傷に対し「補償金は自分の土地を削って食べてるんだ!」と弾劾しました。小池都政には避難者が発する住宅確保への切実な声に向き合う姿はありません。この過酷な辛さ、この怒りと悔しさをともにしましょう。
さらに多くの参加者が報告や意見を述べました。仕事の合間に5分しか話せないけれど懸命に福島署名を集めているという飲食業の労働者。3・11当時高校生だった目黒区の青年からの「加害者である国や資本の姿が見えなくなる中で、その可視化の方策を考えている」というメッセージも紹介されました。アパレルの青年労働者は「責任をあいまいにしていることこそ元凶だ。それによって利益をあげているやつらがいることを明らかにしよう」と発言。
基調提起と討論で、あらためて福島と怒りを共有することの大切さ、福島と団結して闘うことこそビキニデー闘争を継承し発展させる道であることが鮮明になりました。
私、北島邦彦も発言に立ち、「今日はビキニデーであると同時に3・1独立運動―朝鮮人民の朝鮮人民解放闘争の出発点の日、国際連帯こそ核戦争を止める道です。小池都政による『自主避難者』への住宅補助の打ち切りを許すな」とアピールしました。行動方針の提起を織田陽介・NAZEN事務局長が行い、3・11反原発福島行動への大結集を呼びかけました。
(東京西部ユニオン副委員長・北島邦彦)
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いのちを守れ! フクシマを忘れない
さようなら原発全国集会
3月20日(月)午後1時30分 出店は午前11時から
代々木公園
主催 「さようなら原発」一千万署名 市民の会